歌の習い事・教室えらび

大学の合唱サークル・合唱団に入るとき。初心者でも楽しめるポイント

更新日:2026年11月7日 ・ 書いた人:うみ

「大学に入ったら、合唱サークルに入ってみたい。でも、歌ったことがほとんどない」 「楽譜も読めないし、初心者でもついていけるのかな」

大学の合唱サークルが気になっていても、こんなふうに思って、一歩をふみ出せない方は多いと思います。高校まで合唱部だった人が多いのでは、と心配になることもありますよね。

わたしは息子といっしょに、たくさんのコンクールに出てきました。

この記事では、大学の合唱サークルや合唱団に、初心者で入ろうか迷っている方にむけて、サークルのさがし方、見学で見ておきたいこと、入ってからの楽しみ方、そして勉強やアルバイトとの両立についてお話しします。大学の合唱サークルは、初心者から始める人も多い場です。まずは、どんな場所なのかを知るところから始めてみましょう。

大学の合唱サークル・合唱団とは

いろいろな形がある

大学の合唱の集まりには、いろいろな形があります。

  • 大学の中の、学生だけのサークル
  • いくつかの大学の学生がいっしょに歌う、大学をこえた合唱団
  • 混声(男女いっしょ)、女声だけ、男声だけの合唱団
  • コンクールをめざす合唱団、楽しく歌うことを大切にする合唱団

同じ「合唱サークル」でも、ふんいきや練習の量は、まったくちがうことがあります。

初心者から始める人も多い

大学の合唱サークルには、高校まで合唱部だった人もいますが、大学から合唱を始める人も少なくありません。サークルによっては、新しく入る人の多くが初心者ということもあります。そのため、はじめの数か月は、発声や楽譜の読み方を、先輩がていねいに教えてくれるところも多いようです。

大学の合唱サークルのよいところ

  • たくさんの人と、声を合わせる楽しさを味わえる
  • 学部や学年をこえた友だちができる
  • 演奏会や合宿など、みんなで目標に向かう体験ができる
  • 卒業したあとも、歌を続けるきっかけになる

合唱サークルのさがし方

新入生むけの案内を見る

春になると、多くの大学で、サークルの紹介があります。ちらしをもらったり、説明会に行ったりして、合唱サークルを見つけてみましょう。

  • 大学のサークル紹介の冊子やホームページ
  • 春の勧誘の時期の、サークルのブース
  • サークルのSNSやホームページ
  • 新入生むけの説明会や、ミニ演奏会

演奏を聞いてみる

春には、新入生むけのミニ演奏会をひらくサークルもあります。演奏を聞くと、そのサークルのふんいきや、どんな曲を歌っているのかが分かります。

いくつか見てからえらぶ

大学によっては、合唱の集まりがいくつもあることがあります。すぐに1つに決めず、2つか3つを見てから決めるのもよい方法です。

見学・体験で見ておきたいこと

ふんいき

練習を見学すると、そのサークルのふんいきがよく分かります。

  • 先輩たちが、新しく来た人に声をかけてくれるか
  • 練習中に、笑い声や話しやすい空気があるか
  • 初心者の人が、ほかにもいるか
  • 質問しやすいか

練習の回数と時間

大学の合唱サークルは、練習の回数がサークルによってちがいます。週に1回のところもあれば、週に何回も集まるところもあります。演奏会の前は、練習がふえることも多いです。

  • ふだんは週に何回、何時間くらいか
  • 演奏会や合宿の前は、どのくらい練習がふえるか
  • 休むときの連絡はどうするか

年間の予定

1年の中で、どんな行事があるかも聞いておきましょう。定期演奏会、合宿、コンクール、ほかの大学との合同演奏会など、サークルによってちがいます。

お金のこと

部費や合宿の費用、楽譜代、演奏会の衣装など、お金がかかることもあります。どのくらいかかるかは、サークルによってちがうので、見学のときに先輩に聞いておくと安心です。

指導してくれる人

先生(指揮者やボイストレーナー)がいて、教えてくれるサークルもあれば、学生だけで練習をすすめるサークルもあります。どちらにもよさがあります。

初心者でも楽しめるポイント

楽譜が読めなくても大丈夫

「楽譜が読めないから」と心配する方は多いですが、はじめから読める必要はありません。多くのサークルでは、パートごとに音を教えてもらったり、音源を聞いたりしながら、少しずつおぼえていきます。

楽譜は、歌っているうちに、だんだん見方が分かってきます。音の高さよりも先に、「ここで息をすう」「ここは大きく」などのしるしから、分かるようになっていく人も多いです。自分のパートの音を早くおぼえるコツは、こちらの記事にもまとめています。合唱の音取りのやり方。自分のパートを早くおぼえる練習のコツ

自分のパートを知る

合唱では、声の高さによってパートに分かれます。女声ならソプラノとアルト、男声ならテノールとバスなどです。入部したあとに、先輩や先生が声を聞いて、パートを決めてくれることが多いです。パートのちがいについては、こちらの記事でくわしく書いています。合唱のパートのちがい。ソプラノ・アルト・テノール・バスと、自分に合うパートの見つけ方

「まわりの声を聞く」ことを楽しむ

合唱のおもしろさは、自分の声と、まわりの声が合わさることです。はじめは自分のパートの音を追うだけでせいいっぱいかもしれません。少しなれてきたら、となりの人の声や、ほかのパートの声にも耳をかたむけてみてください。和音がきれいに重なったとき、合唱ならではのよろこびを感じられると思います。

分からないことは、すぐ聞く

初心者のうちは、分からないことがあって当たり前です。「ここの音が分からない」「このことばの意味は」など、えんりょせず、先輩や同じパートの人に聞いてみましょう。聞いてくれる新入生は、先輩にとってもうれしいものです。

同じ学年の仲間をつくる

同じ学年で入った仲間は、いっしょに練習をがんばる心強い存在です。練習のあとに少し話したり、分からないところを教え合ったりすると、サークルがもっと楽しくなります。

家でできる、かんたんな練習

音源を聞く

練習で歌っている曲の音源を、通学の時間などに聞いてみましょう。曲の流れが頭に入るだけでも、練習のときの歌いやすさがちがってきます。

声を出せないときは、ハミングで

家で大きな声を出しにくいときは、口をとじて「んー」とハミングするだけでも、音の高さをたしかめる練習になります。

歌詞を読んでみる

外国語の曲を歌うことも多いので、歌詞のことばを声に出して読んでみるのもおすすめです。意味を調べておくと、どんな気持ちで歌えばいいのかが分かりやすくなります。

勉強やアルバイトとの両立

はじめに予定を書き出す

大学では、授業やアルバイト、ほかの活動など、いそがしいことがたくさんあります。入部する前に、1週間の予定を書き出してみて、練習に出られそうかを考えておきましょう。

演奏会前のいそがしさを知っておく

演奏会や合宿の前は、練習がふえることが多いです。テストの時期と重なることもあるので、先に予定を知っておくと、あわてずにすみます。

むりをしすぎない

休むときは、早めに連絡をすることが大切です。かけもちをしている人や、アルバイトをしている人もたくさんいます。自分のペースで続けられる形を見つけてください。

はじめての演奏会にむけて

本番は、みんなで立つから心強い

入部してしばらくすると、はじめての演奏会がやってきます。ステージに立つのは緊張するかもしれませんが、合唱は、ひとりではなく、みんなで立つステージです。となりに同じパートの仲間がいると思うと、少し気持ちが楽になります。

本番までにしておきたいこと

  • 自分のパートの音を、音源でくり返し聞いておく
  • 息をすう場所を、楽譜にしるしておく
  • 立ち方や、ステージへの出入りの順番をおぼえる
  • 前の日は早めにねて、のどと体を休める

本番のあとは、ふりかえる

演奏会が終わったら、よかったところと、次にがんばりたいところを、同じ学年の仲間と話してみましょう。ひとつの本番をこえるたびに、合唱がもっと楽しくなっていくと思います。

のどを守るために

合唱では、長い時間歌うことがあります。とくに合宿や演奏会の前は、のどがつかれやすくなります。

  • 練習の前には、体と声をかるくほぐす
  • 水をこまめに飲む
  • 練習のあとは、大きな声で話しすぎない
  • かぜをひいたときは、むりに歌わない

のどの痛みやかすれが何日も続くときは、むりをせず、耳鼻科などのお医者さんに相談してください。

まとめ

  • 大学の合唱サークルには、初心者から始める人も多い
  • 春のサークル紹介やミニ演奏会で、いくつか見てからえらぶ
  • 見学では、ふんいき、練習の回数、年間の予定、お金のことを聞いておく
  • 楽譜が読めなくても大丈夫。分からないことは、すぐに聞く
  • 予定を書き出して、勉強やアルバイトと両立できるか考えておく
  • のどの痛みやかすれが続くときは、お医者さんに相談する

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