大学の合唱サークル・合唱団に入るとき。初心者でも楽しめるポイント
「大学に入ったら、合唱サークルに入ってみたい。でも、歌ったことがほとんどない」 「楽譜も読めないし、初心者でもついていけるのかな」
大学の合唱サークルが気になっていても、こんなふうに思って、一歩をふみ出せない方は多いと思います。高校まで合唱部だった人が多いのでは、と心配になることもありますよね。
わたしは息子といっしょに、たくさんのコンクールに出てきました。
この記事では、大学の合唱サークルや合唱団に、初心者で入ろうか迷っている方にむけて、サークルのさがし方、見学で見ておきたいこと、入ってからの楽しみ方、そして勉強やアルバイトとの両立についてお話しします。大学の合唱サークルは、初心者から始める人も多い場です。まずは、どんな場所なのかを知るところから始めてみましょう。
大学の合唱サークル・合唱団とは
いろいろな形がある
大学の合唱の集まりには、いろいろな形があります。
- 大学の中の、学生だけのサークル
- いくつかの大学の学生がいっしょに歌う、大学をこえた合唱団
- 混声(男女いっしょ)、女声だけ、男声だけの合唱団
- コンクールをめざす合唱団、楽しく歌うことを大切にする合唱団
同じ「合唱サークル」でも、ふんいきや練習の量は、まったくちがうことがあります。
初心者から始める人も多い
大学の合唱サークルには、高校まで合唱部だった人もいますが、大学から合唱を始める人も少なくありません。サークルによっては、新しく入る人の多くが初心者ということもあります。そのため、はじめの数か月は、発声や楽譜の読み方を、先輩がていねいに教えてくれるところも多いようです。
大学の合唱サークルのよいところ
- たくさんの人と、声を合わせる楽しさを味わえる
- 学部や学年をこえた友だちができる
- 演奏会や合宿など、みんなで目標に向かう体験ができる
- 卒業したあとも、歌を続けるきっかけになる
合唱サークルのさがし方
新入生むけの案内を見る
春になると、多くの大学で、サークルの紹介があります。ちらしをもらったり、説明会に行ったりして、合唱サークルを見つけてみましょう。
- 大学のサークル紹介の冊子やホームページ
- 春の勧誘の時期の、サークルのブース
- サークルのSNSやホームページ
- 新入生むけの説明会や、ミニ演奏会
演奏を聞いてみる
春には、新入生むけのミニ演奏会をひらくサークルもあります。演奏を聞くと、そのサークルのふんいきや、どんな曲を歌っているのかが分かります。
いくつか見てからえらぶ
大学によっては、合唱の集まりがいくつもあることがあります。すぐに1つに決めず、2つか3つを見てから決めるのもよい方法です。
見学・体験で見ておきたいこと
ふんいき
練習を見学すると、そのサークルのふんいきがよく分かります。
- 先輩たちが、新しく来た人に声をかけてくれるか
- 練習中に、笑い声や話しやすい空気があるか
- 初心者の人が、ほかにもいるか
- 質問しやすいか
練習の回数と時間
大学の合唱サークルは、練習の回数がサークルによってちがいます。週に1回のところもあれば、週に何回も集まるところもあります。演奏会の前は、練習がふえることも多いです。
- ふだんは週に何回、何時間くらいか
- 演奏会や合宿の前は、どのくらい練習がふえるか
- 休むときの連絡はどうするか
年間の予定
1年の中で、どんな行事があるかも聞いておきましょう。定期演奏会、合宿、コンクール、ほかの大学との合同演奏会など、サークルによってちがいます。
お金のこと
部費や合宿の費用、楽譜代、演奏会の衣装など、お金がかかることもあります。どのくらいかかるかは、サークルによってちがうので、見学のときに先輩に聞いておくと安心です。
指導してくれる人
先生(指揮者やボイストレーナー)がいて、教えてくれるサークルもあれば、学生だけで練習をすすめるサークルもあります。どちらにもよさがあります。
初心者でも楽しめるポイント
楽譜が読めなくても大丈夫
「楽譜が読めないから」と心配する方は多いですが、はじめから読める必要はありません。多くのサークルでは、パートごとに音を教えてもらったり、音源を聞いたりしながら、少しずつおぼえていきます。
楽譜は、歌っているうちに、だんだん見方が分かってきます。音の高さよりも先に、「ここで息をすう」「ここは大きく」などのしるしから、分かるようになっていく人も多いです。自分のパートの音を早くおぼえるコツは、こちらの記事にもまとめています。合唱の音取りのやり方。自分のパートを早くおぼえる練習のコツ
自分のパートを知る
合唱では、声の高さによってパートに分かれます。女声ならソプラノとアルト、男声ならテノールとバスなどです。入部したあとに、先輩や先生が声を聞いて、パートを決めてくれることが多いです。パートのちがいについては、こちらの記事でくわしく書いています。合唱のパートのちがい。ソプラノ・アルト・テノール・バスと、自分に合うパートの見つけ方
「まわりの声を聞く」ことを楽しむ
合唱のおもしろさは、自分の声と、まわりの声が合わさることです。はじめは自分のパートの音を追うだけでせいいっぱいかもしれません。少しなれてきたら、となりの人の声や、ほかのパートの声にも耳をかたむけてみてください。和音がきれいに重なったとき、合唱ならではのよろこびを感じられると思います。
分からないことは、すぐ聞く
初心者のうちは、分からないことがあって当たり前です。「ここの音が分からない」「このことばの意味は」など、えんりょせず、先輩や同じパートの人に聞いてみましょう。聞いてくれる新入生は、先輩にとってもうれしいものです。
同じ学年の仲間をつくる
同じ学年で入った仲間は、いっしょに練習をがんばる心強い存在です。練習のあとに少し話したり、分からないところを教え合ったりすると、サークルがもっと楽しくなります。
家でできる、かんたんな練習
音源を聞く
練習で歌っている曲の音源を、通学の時間などに聞いてみましょう。曲の流れが頭に入るだけでも、練習のときの歌いやすさがちがってきます。
声を出せないときは、ハミングで
家で大きな声を出しにくいときは、口をとじて「んー」とハミングするだけでも、音の高さをたしかめる練習になります。
歌詞を読んでみる
外国語の曲を歌うことも多いので、歌詞のことばを声に出して読んでみるのもおすすめです。意味を調べておくと、どんな気持ちで歌えばいいのかが分かりやすくなります。
勉強やアルバイトとの両立
はじめに予定を書き出す
大学では、授業やアルバイト、ほかの活動など、いそがしいことがたくさんあります。入部する前に、1週間の予定を書き出してみて、練習に出られそうかを考えておきましょう。
演奏会前のいそがしさを知っておく
演奏会や合宿の前は、練習がふえることが多いです。テストの時期と重なることもあるので、先に予定を知っておくと、あわてずにすみます。
むりをしすぎない
休むときは、早めに連絡をすることが大切です。かけもちをしている人や、アルバイトをしている人もたくさんいます。自分のペースで続けられる形を見つけてください。
はじめての演奏会にむけて
本番は、みんなで立つから心強い
入部してしばらくすると、はじめての演奏会がやってきます。ステージに立つのは緊張するかもしれませんが、合唱は、ひとりではなく、みんなで立つステージです。となりに同じパートの仲間がいると思うと、少し気持ちが楽になります。
本番までにしておきたいこと
- 自分のパートの音を、音源でくり返し聞いておく
- 息をすう場所を、楽譜にしるしておく
- 立ち方や、ステージへの出入りの順番をおぼえる
- 前の日は早めにねて、のどと体を休める
本番のあとは、ふりかえる
演奏会が終わったら、よかったところと、次にがんばりたいところを、同じ学年の仲間と話してみましょう。ひとつの本番をこえるたびに、合唱がもっと楽しくなっていくと思います。
のどを守るために
合唱では、長い時間歌うことがあります。とくに合宿や演奏会の前は、のどがつかれやすくなります。
- 練習の前には、体と声をかるくほぐす
- 水をこまめに飲む
- 練習のあとは、大きな声で話しすぎない
- かぜをひいたときは、むりに歌わない
のどの痛みやかすれが何日も続くときは、むりをせず、耳鼻科などのお医者さんに相談してください。
まとめ
- 大学の合唱サークルには、初心者から始める人も多い
- 春のサークル紹介やミニ演奏会で、いくつか見てからえらぶ
- 見学では、ふんいき、練習の回数、年間の予定、お金のことを聞いておく
- 楽譜が読めなくても大丈夫。分からないことは、すぐに聞く
- 予定を書き出して、勉強やアルバイトと両立できるか考えておく
- のどの痛みやかすれが続くときは、お医者さんに相談する
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