忘年会・新年会のカラオケ。人前で楽しく歌うコツとマナー、歌えないときの考え方
「忘年会の二次会はカラオケらしい。何を歌えばいいんだろう」 「会社の人の前で歌うのは、はずかしくて歌えない」
年末が近づくと、忘年会や新年会の予定が入ってきます。食事のあとにカラオケへ、という流れになることも少なくありません。歌が好きな方には楽しみな時間でも、人前で歌うのがにがてな方にとっては、少し気が重い時間かもしれません。
わたしは、息子といっしょに、たくさんの歌のコンクールに出てきました。そのなかで感じているのは、人前で歌うときに大切なのは、上手さよりも「その場を楽しもうとする気持ち」だということです。
この記事では、忘年会・新年会のカラオケについて、人前で楽しく歌うコツとマナーをまとめます。会社のカラオケで歌えないとなやんでいる方に向けて、歌わずに楽しむ方法や、ことわり方の考え方にもふれます。
忘年会のカラオケは「発表会」ではない
上手さより、場があたたまることが大切
忘年会や新年会のカラオケは、歌の上手さをきそう場ではありません。1年のおつかれさまの気持ちをこめて、みんなで楽しい時間をすごすための場です。
上手に歌える人がいれば、もちろん場はもりあがります。でも、少し音がはずれても、一生けんめいに歌う人や、楽しそうに歌う人がいると、まわりもあたたかい気持ちになるものです。
聞いている人も、じつはあまり気にしていない
自分が歌うときは、「へたと思われたらどうしよう」と気になりますよね。でも、聞いている人の多くは、つぎに自分が歌う曲をさがしていたり、となりの人と話していたりと、思っているほど一人ひとりの歌をじっくり聞いていないことが多いです。
そう考えると、少し気持ちが楽になるかもしれません。
前もってできる準備
「自分が歌いやすい曲」を2〜3曲きめておく
その場で曲をさがそうとすると、あせってしまい、むずかしい曲をえらんでしまうことがあります。前もって、歌えそうな曲を2〜3曲きめておくと安心です。
えらぶときは、次のような曲がおすすめです。
- 歌詞やメロディーを、よく知っている曲
- 高すぎず、低すぎず、らくに歌える高さの曲
- 1曲が長すぎない曲
- サビ(いちばんもりあがるところ)がわかりやすい曲
参加する人の年代を思いうかべる
会社の忘年会では、いろいろな年代の方が集まります。自分の好きな曲だけでなく、「この場にいる人たちが知っていそうな曲」を1曲入れておくと、場がまとまりやすくなります。
ただ、むりに上の世代の曲に合わせる必要はありません。自分が気持ちよく歌える曲を、まず大切にしてください。
ひとりカラオケや家で、1回歌っておく
きめた曲を、一度声に出して歌っておくと、本番でぐっと楽になります。家でスマホの音楽に合わせて口ずさむだけでもかまいません。歌える高さがわかれば、カラオケのキー(音の高さ)を上げ下げするときの目安にもなります。
カラオケで上手に聞こえる、すぐにできるコツは、こちらの記事にまとめています。カラオケで今日からすぐできる、上手に聞こえるコツ
その場で楽しく歌うコツ
キーを合わせることを、えんりょしない
カラオケには、曲の高さを上げたり下げたりする機能があります。原曲の高さが自分に合わないときは、キーをかえることをえんりょしなくてだいじょうぶです。らくに出る高さで歌ったほうが、声ものびやかに聞こえます。
マイクは口に向けて、ふつうの声で
マイクの先を口に向けて、こぶし1つ分くらいはなして持つと、声がひろわれやすくなります。マイクがあるので、大きな声を出す必要はありません。ふつうに話すくらいの声で、ことばをはっきり歌うことを心がけましょう。
歌のあいだの表情も大切
前奏や間奏のときに、画面をじっと見つめているより、少しまわりを見て、にこっとするだけで、場のふんいきがやわらかくなります。手拍子をしてくれた人がいたら、軽く手をあげてこたえるのもよいですね。
まちがえても、笑ってつづける
歌詞をまちがえたり、音がはずれたりしても、そのまま笑って歌いつづければだいじょうぶです。とちゅうでやめてしまうより、さいごまで楽しそうに歌うほうが、まわりもあたたかく見守ってくれます。
忘年会のカラオケのマナー
曲を入れすぎない
歌が好きな方ほど、つい何曲も入れたくなります。でも、みんなが同じくらい歌えるように、順番を意識しましょう。自分の曲が何曲か先まで入っているときは、ほかの人にゆずる心づかいがあると、場の空気がよくなります。
長すぎる曲は、気をつけて
1曲がとても長い曲や、ゆっくりした曲がつづくと、場のテンポがゆるんでしまうことがあります。もりあがってきた時間帯には、テンポのよい曲をえらぶなど、まわりのようすを見ることも大切です。
人が歌っているときは、聞く姿勢を
ほかの人が歌っているときに、ずっとスマホを見ていたり、大きな声で話していたりすると、歌っている人はさびしい気持ちになります。手拍子をする、サビでいっしょに口ずさむ、歌い終わったら拍手をする。これだけで、歌う人はとても安心できます。
歌いたくない人に、むりにすすめない
自分が楽しいからといって、歌いたくなさそうな人にマイクをわたしつづけるのはひかえましょう。歌わずに楽しみたい人もいる、ということを、みんなで大切にしたいですね。
飲みものと体調にも気をくばる
カラオケの部屋は空気がかわきやすく、大きな声で話したり歌ったりすると、のどがつかれやすくなります。お水やお茶をこまめにのんで、のどをうるおしましょう。お酒はほどほどにして、自分の体調を大切にしてください。
会社のカラオケで歌えないときは
歌わなくても、場を楽しむことはできる
人前で歌うのがどうしてもにがて、という方もいると思います。それは、はずかしいことではありません。歌わなくても、カラオケの場を楽しむ方法はたくさんあります。
- 手拍子やタンバリンで、歌っている人をもりあげる
- 曲を入れる係や、飲みものの注文の係をする
- 歌い終わった人に、「よかったです」と声をかける
- みんなで歌うような曲のときだけ、いっしょに口ずさむ
聞き手として場をあたためてくれる人は、カラオケではとてもありがたい存在です。
角を立てない、ことわり方
「1曲歌って」とすすめられたときに、どうことわればいいかなやむこともありますよね。たとえば、こんな言い方があります。
- 「今日は聞く係でおねがいします」
- 「のどの調子があまりよくなくて、今日は応援にまわります」
- 「つぎの機会までに、1曲練習しておきますね」
明るい表情で伝えると、相手もいやな気持ちになりにくいと思います。
デュエットや、みんなで歌う曲から入る
ひとりで歌うのはこわくても、だれかといっしょなら歌える、という方もいます。仲のよい同僚とデュエットをする、みんなが知っている曲でいっしょに歌う、などから入ってみると、少しずつなれていけるかもしれません。
人前で歌うはずかしさと、少しずつなれていく方法については、こちらの記事にもまとめています。人前で歌うのがはずかしい大人へ。少しずつなれていく方法
次の年のために、少し練習してみるのも
「1曲だけ、自信をもって歌える曲」をつくる
毎年、忘年会のカラオケでなやんでしまう方は、「この曲なら歌える」という1曲を、ゆっくり練習してみるのもおすすめです。1曲あるだけで、気持ちにずいぶんよゆうが生まれます。
歌の教室で、短いあいだだけ習う方法もある
歌の教室やボイトレ教室では、カラオケで歌いたい曲を練習したい、という大人の生徒さんも多いです。声の出し方の基本を少し知るだけでも、歌いやすさがかわることがあります。短い期間だけ通える教室や、オンラインで受けられるレッスンもあるので、気になる方はさがしてみてください。
のどを守ることも忘れずに
年末は、かぜがはやる時期でもあります。カラオケで長い時間歌ったあとに、のどが痛い、声がかすれるといったことが続くときは、むりをせず、耳鼻科などのお医者さんに相談してください。つぎの日に仕事がある方は、とくに、のどを休める時間をつくってあげましょう。
まとめ
- 忘年会・新年会のカラオケは、上手さより場を楽しむことが大切
- 歌いやすい曲を2〜3曲、前もってきめておく
- キーを合わせる、マイクを口に向ける、まちがえても笑ってつづける
- 曲を入れすぎない、人の歌を聞く、歌いたくない人にむりにすすめない
- 歌えないときは、聞き手や応援の役で楽しむこともできる
- ことわるときは、明るい表情でやわらかく伝える
- のどの痛みやかすれが続くときは、お医者さんに相談する
カラオケの時間が少しでも楽しくなると、年末の集まりがまたひとつ楽しみになります。歌い方をしっかり習ってみたくなったら、近くの教室やオンラインのレッスンをさがしてみてください。歌の教室さがし練習した歌をだれかに聞いてもらいたくなったときは、こどもの歌声グランプリもあります。オンラインの動画審査だけで出られて、幼児からシニア(65歳以上)までの8部門があり、ジャンルは自由です。講評とデジタル賞状がとどくので、自分の歌のよいところを知るきっかけになると思います。こどもの歌声グランプリ