歌の習い事・教室えらび

歌の先生に質問しにくいときは?ボイトレや習い事の先生への聞き方のコツと、聞いておきたいこと

更新日:2026年11月7日 ・ 書いた人:うみ

「レッスン中、わからないことがあったのに、聞けなかった」 「先生がいそがしそうで、なかなか質問しにくい」

歌の習い事やボイトレに通いはじめると、こんなふうに感じることがあると思います。体験レッスンのときは、いろいろ聞けたのに、通いはじめてからのほうが、かえって聞きにくくなった、という方も少なくありません。

わたしは息子といっしょに、たくさんのコンクールに出てきました。

先生に質問することは、わがままでも、失礼なことでもありません。わからないことを聞けると、レッスンの内容がぐっと身につきやすくなります。

この記事では、習い事の先生に質問しにくいと感じたときに、どんなふうに聞けばよいのか、通いはじめてからのレッスンにしぼってお話しします。お子様が習っている場合と、大人の方がボイトレの先生に聞く場合、どちらにもつかえるコツと、聞いておきたいことをまとめました。

どうして先生に質問しにくいの?

よくある理由

先生に質問しにくいと感じる理由は、人それぞれです。

  • 「こんなことを聞いたら、はずかしい」と思ってしまう
  • レッスンの時間を、質問でへらしたくない
  • 先生がいそがしそうに見える
  • 前にも言われたことを、また聞くのが気まずい
  • 何がわからないのか、自分でもうまく言えない

どれも、とても自然な気持ちです。とくに歌は、目に見えない声をあつかうので、「なんとなくわからない」という感じになりやすいのです。

先生は質問をいやがっていないことが多い

多くの先生は、生徒さんがどこでつまずいているのかを知りたいと思っています。声は人によってちがうので、先生も、生徒さんからのことばがあると、教え方を合わせやすくなります。

もちろん、先生や教室によって、ふんいきはちがいます。それでも、ていねいに聞けば、きちんとこたえてくれる先生がほとんどです。

質問するタイミング

レッスンのはじめ

レッスンのはじめは、質問しやすいタイミングの1つです。

  • 「前回の練習で、ここがわからなくなりました」
  • 「家で歌っていたら、この部分でのどがつかれました」

はじめに伝えておくと、先生がその日のレッスンの中で、とり入れてくれることがあります。

練習のとちゅう

言われたことがよくわからなかったときは、その場で聞くのがいちばんです。時間がたつと、何がわからなかったのか、忘れてしまうからです。

「いまの、もう一度やってみてもいいですか」「どこがちがっていましたか」のように、短く聞くと、レッスンの流れをとめずにすみます。

レッスンの終わり

終わりの時間に、まとめて聞くのもよい方法です。ただし、つぎの生徒さんが待っていることもあるので、長くならないように気をつけましょう。聞ききれなかったことは、つぎのレッスンのはじめに聞いてもかまいません。

教室の連絡の方法で聞く

教室によっては、メールや連絡アプリなどで、質問を受けつけているところもあります。レッスン外の連絡をしてよいかどうかは、教室のきまりや先生の考えによってちがいます。気になるときは、まず「質問があるとき、どうしたらいいですか」と聞いておくと安心です。

聞き方のコツ

質問をメモしておく

レッスンの前に、聞きたいことをメモしておきましょう。スマホのメモでも、紙でもかまいません。

  • 家で練習していて、わからなかったところ
  • 先生に言われて、意味がわからなかったことば
  • 歌っていて、気になった体の感じ

メモがあると、レッスンの中で「何だったかな」とあせることがなくなります。楽譜にしるしをつけておくのも、わかりやすい方法です。楽譜への書きこみ方は、こちらの記事でもまとめています。楽譜への書きこみ方。息つぎ・強弱・先生のアドバイスのメモ

「どこが」「どう」を入れる

「よくわかりません」だけだと、先生も、どこから説明すればよいか迷ってしまいます。

  • 「サビの高いところで、声がひっくり返ってしまいます」
  • 「息つぎのあと、声の出だしがおくれます」
  • 「口を大きくあけると言われたのですが、どのくらいあければいいですか」

このように、どこで、どうなるのかを入れて聞くと、先生も答えやすくなります。

同じことを聞いてもいい

前にも聞いたことを、また聞くのは気まずいと感じるかもしれません。でも、歌は、頭でわかっていても、体でできるまでに時間がかかるものです。

「前にも教えていただいたのですが、もう一度だけ見ていただけますか」とひとことそえれば、先生も気持ちよく見てくれることが多いです。

やってみせてもらう

声の出し方は、ことばだけではわかりにくいことがあります。そんなときは、「先生の声を聞かせていただけますか」「まねしてみるので、ちがっていたら教えてください」とたのんでみましょう。耳で聞いて、まねすることで、わかることもたくさんあります。

聞いておきたいこと

通いはじめてから、先生に聞いておくとよいことをまとめました。

練習のこと

  • 家では、何をどのくらい練習すればいいか
  • 今の曲で、とくに気をつけたいところはどこか
  • 練習のときに、やらないほうがいいことはあるか

声と体のこと

  • 自分の声の、よいところはどこか
  • いま、いちばん直したいところはどこか
  • のどがつかれたとき、どうすればいいか

のどの痛みやかすれが何日もつづくときは、先生に伝えるとともに、耳鼻科などのお医者さんに相談してください。

これからのこと

  • つぎに、どんな曲にとりくむとよいか
  • 発表会やコンクールに出るなら、いつごろから準備するか
  • 3か月後、半年後に、どんなことができていたらよいか

これからの目標を先生と話しておくと、毎回のレッスンで何をがんばるのかが、はっきりしてきます。

お子様が先生に質問しにくいとき

お子様は「わからない」を言いにくい

お子様は、先生の前だと緊張して、わからないことがあっても「はい」と言ってしまうことがあります。とくに通いはじめのころは、先生になれていないので、なおさらです。

おうちで聞いて、いっしょにメモする

レッスンのあとに、「今日はどんなことをしたの」「むずかしかったところはある」と、やさしく聞いてみてください。お子様がうまく話せなくても、だいじょうぶです。

お子様が言ったことを、お父様・お母様がメモしておいて、つぎのレッスンでお子様といっしょに伝えるのもよい方法です。

お子様が自分で聞けるようにする

少しずつ、お子様が自分で質問できるようにしていくことも大切です。

  • 聞きたいことを1つだけ決めて、レッスンに行く
  • 「先生、ここがむずかしいです」という言い方を、家で練習しておく
  • 聞けた日は、「ちゃんと聞けたね」とほめる

自分で質問できるようになると、レッスンへの気持ちが、もっと前向きになることがあります。

お父様・お母様が聞くときの気づかい

お父様・お母様が先生に質問するときは、お子様の前で、できないところばかりを話さないように気をつけましょう。お子様が「自分はできない子なんだ」と感じてしまうことがあるからです。おうちでのようすや、こまっていることを伝えるときは、お子様がいないところで、短く話すのもよいと思います。

大人の方がボイトレの先生に質問しにくいとき

「初心者だから」と遠慮しなくていい

大人の方は、「こんな初歩的なことを聞いていいのかな」と遠慮してしまうことがあります。でも、ボイトレの先生は、はじめての方にも、ずっと歌ってきた方にも教えています。初心者だからこそ、わからないことを聞いてよいのです。

自分の目標を伝えておく

大人のボイトレでは、目標によって、練習の内容がかわります。

  • カラオケで、気持ちよく歌いたい
  • 話し声をととのえたい
  • 合唱やバンドで歌いたい

目標を伝えておくと、先生も、どんなことを教えればよいかがわかりやすくなり、質問もしやすくなります。

どうしても合わないと感じたら

何度か質問してみても、こたえてもらえない、話しにくいと感じることがつづくなら、先生との相性が合っていないのかもしれません。そのときは、ほかの先生や教室も考えてみてよいと思います。近くの教室は、こちらからさがせます。歌の教室さがし

まとめ

  • 先生に質問しにくいと感じるのは、自然なこと
  • 質問は、レッスンのはじめ、とちゅう、終わりなど、タイミングを見て聞く
  • 聞きたいことをメモしておき、「どこが」「どう」を入れて聞く
  • 同じことをもう一度聞いても、だいじょうぶ
  • 練習のこと、声と体のこと、これからのことを聞いておく
  • お子様には、おうちで話を聞いて、いっしょにメモする
  • 大人の方も、初心者だからと遠慮しなくてよい

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