制服で歌のコンクール・発表会に出るとき。きちんと見せる整え方
「歌のコンクール、制服で出てもいいのかな」 「発表会に制服で出るなら、どこを整えればきちんと見えるの?」
小学生や中学生、高校生のお子様の中には、歌のコンクールや発表会に、学校の制服で出る方も多いと思います。制服は、学生にとってきちんとした服とされることが多く、衣装をあらたに用意しなくてよいのも、うれしいところです。
ただ、ふだん学校に着ていく服だからこそ、しわやよごれ、サイズのずれなどに、なかなか気づきにくいものです。少し手をかけて整えるだけで、ステージでも動画でも、ぐっときちんとした印象になります。
わたしは息子といっしょに、たくさんのコンクールに出てきました。
この記事では、制服で歌のコンクールや発表会に出るときの整え方にしぼってお話しします。ドレスやスーツなど、衣装のえらび方については、別の記事にまとめています。
制服で出る前に、たしかめておきたいこと
コンクールや発表会の決まりを読む
まずは、コンクールの要項や、発表会のお知らせを読んでみましょう。服装について、とくに決まりがないことも多いですが、なかには服装の考え方が書かれていることもあります。
- 服装について、何か書かれているか
- 学校名がわかる服装について、ことわりがあるか
- 動画審査の場合、映し方について決まりがあるか
わからないことがあれば、主催者に問い合わせておくと安心です。
学校の決まりもたしかめる
学校によっては、学校の行事以外で制服を着ることについて、考え方が決まっていることもあります。気になるときは、担任の先生などに聞いておくと安心です。
夏服か冬服かを決める
本番の季節によって、夏服にするか冬服にするかを決めておきましょう。季節の変わり目は、どちらを着るか迷うこともあります。会場がどのくらいの温度かわからないときは、上着をぬいだり着たりできるようにしておくと、調整しやすくなります。
前の日までにしておく準備
サイズが合っているか、着てみる
お子様は、成長がはやいものです。入学のときに買った制服が、いつのまにか小さくなっていることもあります。本番の数日前には、いちど全部着てみて、サイズをたしかめておきましょう。
- そでが短くなっていないか
- スカートやズボンの丈が、短くなりすぎていないか
- 上着のボタンをとめたとき、胸のまわりがきつくないか
- えりまわりが、くるしくないか
とくに、胸やおなかまわりがきつい服は、息をすいにくくなり、歌いにくさにつながります。歌うポーズをとって、息を大きくすってみると、きつさに気づきやすくなります。
しわをのばす
制服は、毎日着ている分、しわがつきやすい服です。
- シャツやブラウスは、アイロンでえりやそでのしわをのばす
- スカートのプリーツ(ひだ)は、線をそろえて整える
- ズボンは、折り目をまっすぐにする
- 上着は、ハンガーにかけて形を整えておく
アイロンのかけ方は、服についている洗たく表示をたしかめてから行いましょう。プリーツやズボンの折り目は、きちんとそろっていると、それだけで見た目がひきしまります。
よごれや毛玉をとる
ふだん学校で着ていると、えりのよごれや、そで口の黒ずみ、毛玉などがついていることがあります。ステージの照明や動画では、思っている以上に目立つことがあるので、前もって手入れしておきましょう。上着についたほこりや毛は、ブラシでとっておくときれいです。
ボタンや小物をたしかめる
- とれかけているボタンはないか
- リボンやネクタイが、よれていないか
- 校章やバッジが、ゆがんでついていないか
- 名札をつけたままにしてよいか
名札は、つけるかどうか迷ったら、外しておくと安心です。とくに動画審査では、名前が映らないように気をつけましょう。
くつとくつしたを用意する
足もとは、意外と目に入るところです。
- 学校指定のくつ、または黒や茶色など落ちついた色のくつ
- よごれをふき、革のくつならみがいておく
- くつしたは、制服に合った色で、毛玉のないもの
上ばきのような、はきなれたくつで出る場合も、よごれを落として白くしておくと、さっぱりした印象になります。
歌いやすさも大切に
上着のボタンをとめたまま歌えるか
ブレザーや学生服の上着は、ボタンをとめるときちんと見えますが、歌うときにおなかや胸まわりがきつく感じることもあります。家で上着を着たまま1曲歌ってみて、息がしやすいかどうかをたしかめておきましょう。きついと感じるときは、上着をぬいでシャツやブラウス、ベストで歌うのもひとつの方法です。
えりまわりがくるしくないか
シャツのいちばん上のボタンや、ネクタイをきつくしめると、首まわりがくるしくなり、声が出しにくく感じることがあります。きちんと見せながらも、首とえりのあいだに少しゆとりをもたせると、楽に歌いやすくなります。
歌うときの動きをためす
歌うときは、息をすったり、ときには少し体を動かしたりします。家で、本番と同じように立って歌ってみて、服がひっぱられたり、すそがめくれたりしないかをたしかめましょう。立ち方や手の置き方もあわせて見ておくと、当日あわてずにすみます。
髪型と身だしなみ
顔がよく見える髪型にする
歌っている顔や表情が見えるように、前髪や横の髪が顔にかからないよう整えましょう。長い髪は、学校の決まりに合わせて、ひとつにまとめるなど、すっきりした形にするのがおすすめです。髪どめやゴムは、制服に合う落ちついた色をえらびます。
手やつめも整える
マイクを持つときや、手を前で組むときに、手もとが目に入ります。つめを短く切りそろえておくと、清潔な印象になります。
動画審査で制服を着るときのポイント
背景とのバランスを見る
制服は、紺や黒、グレーなど、こい色のものが多いです。背景もこい色だと、体の形がぼんやりして見えることがあります。明るい色のかべの前でとると、すがたがはっきり映りやすくなります。
明るさをととのえる
こい色の制服は、部屋が暗いと、ひとつのかたまりのように見えてしまうことがあります。顔と上半身に光が当たるように、窓の光や照明の位置を工夫してみてください。
学校名や名前が映らないように
校章やバッジ、名札、カバンなど、学校名や名前がわかるものが映りこんでいないかを、とる前にたしかめましょう。決まりがある場合は、それにしたがってください。
とる前に全身をチェック
カメラの画面で、えりが立っていないか、リボンやネクタイが曲がっていないか、シャツが出ていないかを見てから、とりはじめましょう。とり終わったあとに気づくと、とりなおしになってしまいます。
何回かとるときは、そのつど整える
動画は、納得できるまで何回かとりなおすこともあります。歌っているうちに、シャツが少しずつ出てきたり、リボンがずれたりすることもあるので、とりなおすたびに、お父様やお母様がさっと見てあげると安心です。
当日の会場で気をつけたいこと
移動中のしわに気をつける
会場まで制服を着て行く場合、電車や車にすわっているうちに、スカートやズボンにしわがつくことがあります。上着は、会場に着くまでハンガーにかけて持って行くなど、できる範囲で工夫してみましょう。会場で着がえる場合は、たたまずに持ち運べるカバーがあると便利です。
出番の前に最終チェック
出番の前に、鏡の前で、ご家族といっしょにさいごのチェックをしましょう。
- えりやリボン・ネクタイは整っているか
- シャツやブラウスがきちんと入っているか
- ボタンはすべてとまっているか
- 髪が顔にかかっていないか
- くつがよごれていないか
当日の持ち物は、こちらのチェックリストも参考にしてください。歌のコンクール当日の持ち物チェックリスト。忘れ物をしないために
ステージでのふるまいも、身だしなみのひとつ
服がきちんと整っていても、入場やおじぎがあわただしいと、印象がかわってしまいます。ゆっくり歩いて、ていねいにおじぎをするだけで、制服のきちんとした感じがいっそう伝わります。ステージでのマナーは、こちらの記事でくわしくお話ししています。ステージでのおじぎ・入場・退場のマナー。子どものはじめての本番に
まとめ
- 制服で出る前に、コンクールや発表会の決まり、学校の決まりをたしかめる
- 本番の数日前に、いちど全部着て、サイズや息のしやすさをたしかめる
- しわをのばし、よごれや毛玉をとり、ボタンや小物を整える
- くつとくつしたも、よごれを落として整える
- 上着やえりまわりがきついときは、歌いやすさを大切にする
- 動画審査では、背景や明るさ、学校名が映らないかに気をつける
- 当日は、出番の前にご家族といっしょに最終チェックをする
制服は、少し手をかけるだけで、ステージでも動画でも、とてもきちんと見える服です。整えた制服で、のびのびと歌ってほしいと思います。動画で歌を届けてみたいお子様は、こどもの歌声グランプリにも挑戦してみてください。オンラインの動画審査だけで出られて、幼児からシニア(65歳以上)までの8部門があり、ジャンルは自由です。講評とデジタル賞状がとどくので、歌のよいところを知るきっかけになると思います。こどもの歌声グランプリ