本番の準備(動画・衣装・持ち物)

発表会・コンサートのプログラムの作り方。曲名・作曲者・出演者の書き方と、見やすくするコツ

更新日:2026年11月7日 ・ 書いた人:うみ

「発表会のプログラムを作ることになったけれど、何をどう書けばいいの?」 「コンサートのプログラムって、曲名や作曲者の書き方にきまりはあるのかな」

歌の発表会や小さなコンサートの準備をしていると、こんなふうにまようことがあると思います。プログラムは、会場に来た方がさいしょに手にとるものです。見やすく、まちがいのないプログラムがあると、聞く方も安心して歌を楽しめます。

わたしは息子といっしょに、たくさんのコンクールに出てきました。

この記事では、発表会・コンサートのプログラムの作り方にしぼって、のせる内容、曲名や作曲者の書き方、出演者の書き方、ならべ方、そして印刷する前のチェックまでをまとめます。むずかしいデザインの道具がなくても、ポイントをおさえれば、きちんとしたプログラムは作れます。

プログラムの役わりを知っておこう

聞く方の「道しるべ」になる

プログラムは、いま何番目の曲なのか、だれが歌っているのか、あとどれくらいで終わるのかを知るための道しるべです。とくに出演者が多い発表会では、ご家族が「うちの子は何番目かな」とプログラムを見ながら待っています。

思い出として残る

発表会のプログラムは、あとから見返す方も多いものです。お子様の名前と曲名がのったプログラムを、記念にとっておくご家族もいます。だからこそ、名前や曲名のまちがいがないように、ていねいに作りたいですね。

プログラムにのせる内容

まずは、何をのせるかを決めましょう。発表会でもコンサートでも、のせることが多いのは次のような内容です。

表紙にのせること

  • 会の名前(たとえば「春のうたの発表会」)
  • 日にちと、開場・開演の時間
  • 会場の名前
  • 主催する教室や団体の名前

表紙は、すっきりさせるのがおすすめです。イラストや写真を入れる場合も、文字が読みにくくならないように気をつけましょう。

中にのせること

  • 曲順(何番目に、だれが、何を歌うか)
  • 曲名と、作曲者・作詞者
  • 出演者の名前
  • 伴奏者の名前
  • 休けいの時間
  • あいさつのことば(入れる場合)

うらに入れることが多いもの

  • 会場でのお願い(写真・動画のこと、携帯電話の音のことなど)
  • 次の発表会やコンサートのお知らせ
  • 教室や団体の連絡先

写真や動画をとってもよいかどうかは、会によってちがいます。決まりがある場合は、プログラムにはっきり書いておくと、当日の声かけが少なくてすみます。

曲名・作曲者・作詞者の書き方

プログラムでいちばんまよいやすいのが、ここだと思います。絶対のきまりがあるわけではありませんが、よく使われる書き方を知っておくと安心です。

日本の歌の書き方

日本の歌は、曲名のあとに作詞者と作曲者を書く形がよく使われます。曲名をかぎかっこ「」でかこむ書き方もあります。

  • 花(作詞:武島羽衣 作曲:滝廉太郎)
  • からたちの花(作詞:北原白秋 作曲:山田耕筰)

「作詞」「作曲」を先に書いて、名前をあとにする形が多いです。作詞と作曲の順番は、どちらでもかまいませんが、プログラム全体でそろえることが大切です。

外国の歌の書き方

外国の歌は、曲名をカタカナや日本語の訳で書き、そのあとに原語の曲名を書く形がよく使われます。

  • アマリッリ(Amarilli, mia bella) 作曲:G.カッチーニ

作曲者の名前は、カタカナで書くことが多いです。名前の頭文字だけを入れる書き方と、フルネームを書く書き方がありますが、これもプログラム全体でそろえましょう。原語のつづりは、楽譜の表紙などを見て、1文字ずつたしかめてください。

編曲がある場合

合唱やアレンジした伴奏で歌う場合は、「編曲:」として編曲した方の名前も入れます。だれの楽譜で歌うのかは、先生に聞いておくとまちがいがありません。

わからないときは楽譜を見る

作詞者・作曲者の名前は、楽譜にのっていることがほとんどです。ネットの情報だけで書くと、字がちがっていることもあるので、できるだけ楽譜でたしかめましょう。コンクールの申込書でも、同じように曲名や作曲者を書くことがあります。書き方は、こちらの記事でもくわしくまとめています。歌のコンクールの申込書の書き方。曲名・作曲者・プロフィールと、出す前のチェック

出演者の名前の書き方

名前の書き方をそろえる

出演者の名前は、書き方をそろえると、ぐっと見やすくなります。

  • 漢字で書くか、ひらがなで書くか
  • 名字と名前のあいだを空けるか
  • 学年や年れいを入れるか
  • 「さん」「くん」をつけるか、つけないか

小さなお子様の発表会では、名前をひらがなで書いたり、ふりがなをつけたりすることもあります。どうするかは、先に教室で決めておきましょう。

名前をのせてよいか、たしかめる

いまは、名前をプログラムにのせることを気にされるご家族もいます。フルネームをのせるのか、名前だけにするのか、ふりがなを入れるのか、前もってお父様・お母様に聞いておくと安心です。とくに、プログラムを写真にとってSNSにのせる方がいるかもしれない場合は、ていねいにたしかめておきましょう。

伴奏者の名前も忘れずに

歌の発表会では、伴奏者もいっしょに舞台に立つ大切な出演者です。「ピアノ:」「伴奏:」として、名前をのせましょう。全員を同じ先生が伴奏する場合は、プログラムの最後にまとめて書く形もあります。

曲順のならべ方と、見やすい形

曲順の決め方

曲順は、会の流れを考えて決めます。よくある決め方には、次のようなものがあります。

  • 年れいや学年の小さい順にならべる
  • はじめて出る方を前のほうにする
  • ソロのあとに、合唱やアンサンブルを入れる
  • 休けいの前後に、もりあがる曲をおく

小さなお子様は、長く待つとつかれてしまうことがあります。前半に出番をつくってあげると、本人もご家族も楽になります。

表のような形にすると見やすい

曲順は、表のような形にすると、ひと目でわかります。たとえば、次のような形です。

  • 1 花(作詞:武島羽衣 作曲:滝廉太郎)  さとう はな(小学2年)
  • 2 からたちの花(作詞:北原白秋 作曲:山田耕筰)  たなか ゆい(小学5年)
  • 休けい(10分)
  • 3 アマリッリ 作曲:G.カッチーニ  すずき あおい(中学1年)

番号、曲名、作者、出演者の順にならべ、行ごとに同じ位置で文字がそろうようにすると、すっきり見えます。

第1部・第2部に分ける

出演者が多いときや、ソロと合唱がまざるときは、「第1部」「第2部」と分けると見やすくなります。それぞれの部に小さな見出しをつけると、聞く方も流れがつかみやすくなります。

見やすいプログラムにするコツ

文字の大きさと書体

  • 曲名や名前は、少し大きめの文字にする
  • 作詞者・作曲者は、曲名より少し小さくしてもよい
  • 書体は、読みやすいものを1つか2つにしぼる
  • シニアの方が多い会では、文字をさらに大きめにする

いろいろな書体や色を使うと、にぎやかになりすぎることがあります。迷ったときは、黒い文字を中心に、色は1色だけ足すくらいがおすすめです。

紙の大きさと折り方

プログラムは、A4の紙を半分に折る形や、A4を1まいのままにする形がよく使われます。出演者が多いときは、A3を半分に折って4ページにすることもあります。手に持ちやすく、ひざの上で広げられる大きさだと、会場でも見やすいです。

曲の紹介を入れる場合

コンサートのプログラムでは、曲の紹介を短く入れることもあります。そのときは、1曲につき2〜3行くらいにすると読みやすいです。歌詞をそのままのせることは、著作権の面で気をつけたいことがあるので、紹介は自分のことばで書くようにしましょう。

出演者のプロフィールを入れる場合

大人のコンサートでは、出演者のプロフィールを入れることがあります。長くなりすぎないよう、1人あたりの文字数をそろえると、全体のバランスがよくなります。

印刷する前のチェック

チェックしたいこと

プログラムは、印刷してしまうと直すのが大変です。印刷する前に、次のことをたしかめましょう。

  • 出演者の名前の字は合っているか
  • 曲名・作曲者・作詞者の字は合っているか
  • 曲順は最新のものか
  • 日にち・時間・会場名は正しいか
  • 書き方(かっこ、「作詞:」など)がそろっているか

ほかの人にも見てもらう

自分で何度も見ていると、まちがいに気づきにくくなります。先生や、ほかの保護者の方など、もう1人に見てもらうのがおすすめです。出演者本人やご家族に、名前と曲名だけでもたしかめてもらうと、安心です。

部数はよゆうをもって

部数は、来る方の人数より少し多めにしておくと安心です。出演者に記念として配ることもあるので、その分もふくめて考えておきましょう。

当日の司会やあいさつとあわせて考える

プログラムの曲順と、当日の司会の流れが同じになっているか、さいごにたしかめましょう。司会のことばやあいさつは、こちらの記事でまとめています。発表会のあいさつと司会の例文。短く伝わる話し方のコツ

まとめ

  • プログラムは、聞く方の道しるべであり、思い出にも残るもの
  • 表紙、中、うらに何をのせるかを、先に決めておく
  • 曲名・作曲者・作詞者・出演者の書き方は、全体でそろえる
  • 作者の名前や原語の曲名は、楽譜でたしかめる
  • 名前をのせてよいか、前もってご家族にたしかめる
  • 印刷前に、ほかの人にもチェックしてもらう

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