コンクールの前に送る応援メッセージの例文。家族・祖父母・友だちからのことば
「もうすぐ、孫が歌のコンクールに出るらしい。何か、ひとこと送りたい」 「友だちが本番をむかえるけれど、どんなことばをかけたらいいのかな」
コンクールの前に応援メッセージを送りたいと思っても、いざ書こうとすると、ことばにまよってしまうことがあります。「がんばって」だけだとそっけない気がするし、長く書きすぎても、相手の負担にならないか心配になりますよね。
わたしは息子といっしょに、たくさんのコンクールに出てきました。
この記事では、コンクールの応援メッセージの例文を、送る人ごとにまとめました。お父様・お母様、おじいさま・おばあさま、友だち、習い事のなかま、そして大人の方へ送るときの例文です。あわせて、プレッシャーにならない書き方や、送るタイミングについてもお話しします。
例文は、そのまま使ってもよいですし、相手に合わせてことばをかえてもかまいません。ひとことでも、気持ちのこもったメッセージは、本番の前の大きな力になります。
応援メッセージを書く前に、知っておきたいこと
「結果」より「これまで」と「楽しんで」
応援メッセージで大切にしたいのは、結果のことより、これまでがんばってきたことをみとめることばです。「入賞してね」「1番になってね」ということばは、うれしい反面、プレッシャーになることもあります。
- これまでの練習をみとめる
- 本番を楽しんでほしいと伝える
- どんな結果でも、応援していると伝える
この3つを入れると、相手の気持ちが軽くなるメッセージになりやすいです。
短くてもだいじょうぶ
本番の前は、相手も準備でいそがしいことがあります。長い手紙より、さっと読めるひとことのほうが、うれしいこともあります。読んで、ふっと笑顔になれるくらいの長さを目安にしてみてください。
相手の名前を入れる
メッセージのはじめに、相手の名前を入れるだけで、「自分のために書いてくれた」という気持ちが伝わります。小さなお子様には、よびなれた呼び方で書いてあげるとよいでしょう。
お父様・お母様から、お子様への例文
毎日いちばん近くで見ているからこそ、伝えられることばがあります。カードにして、楽譜のあいだや、カバンの中にそっと入れておくのもすてきです。
小さなお子様へ
- 「はるちゃん、毎日おうたの練習、がんばったね。あしたは、たのしくうたってきてね。ママとパパは、いちばん前でおうえんしているよ」
- 「そうくんのうた、だいすきだよ。いつもみたいに、にこにこでうたってね」
小学生のお子様へ
- 「ゆいへ。ここまで、毎日コツコツ練習してきたね。その時間は、ちゃんと声にのこっているよ。あしたは、ゆいの歌を楽しんできてね」
- 「けんたへ。緊張しても、だいじょうぶ。むねをはって、いつもの歌を聞かせてね。どんな日になっても、ずっと応援しているよ」
中学生・高校生のお子様へ
大きくなったお子様には、少しおとなに近いことばで伝えるのもよいと思います。
- 「本番、いよいよだね。むずかしいところを何回も練習していたの、ちゃんと見ていたよ。自分を信じて、思いきり歌ってきてね」
- 「ここまで来たこと自体が、すごいことだと思う。あしたは、歌うことそのものを楽しんでね」
おじいさま・おばあさまから、お孫さんへの例文
はなれてくらしていても、おじいさま・おばあさまからのメッセージは、お孫さんにとって心強いものです。電話やビデオ通話、手紙、メッセージアプリなど、つたえ方はいろいろあります。
- 「みおちゃんへ。コンクールに出ると聞いて、おばあちゃんはとてもうれしいです。みおちゃんのやさしい歌声を、遠くから応援しています」
- 「たいちくんへ。毎日練習しているって、ママから聞いたよ。それだけで、じいじはほこらしい気持ちです。あしたは、楽しんでおいで」
- 「あきちゃんへ。むかし、いっしょに歌ったことを思い出しています。あきちゃんの歌が、たくさんの人に届きますように。おうちから応援しているね」
書くときのちょっとした工夫
- お子様が読みやすいように、ひらがなを多めにする
- 小さなお子様には、絵やシールをそえる
- 「会場に行けなくても、応援しているよ」と伝える
会場に行けないときも、「見ているよ」「応援しているよ」と伝わるだけで、お子様は安心することがあります。
友だちから送る例文
子ども同士で送るとき
お子様が友だちにメッセージを書くときは、むずかしく考えなくてだいじょうぶです。お子様の気持ちを、そのままことばにできるように、そっと手つだってあげてください。
- 「りなちゃん、コンクールがんばってね。りなちゃんの歌、だいすきだよ」
- 「ゆうとくん、あしたの本番、おうえんしているよ。おわったら、またいっしょにあそぼうね」
大人の友だちへ送るとき
大人の方がコンクールに出るときも、友だちからのメッセージはうれしいものです。
- 「いよいよ本番だね。いそがしい中で練習をつづけてきたこと、本当にすごいと思う。あしたは、自分のための時間を楽しんできてね」
- 「ステージに立つと決めた勇気を、心から応援しています。終わったら、ゆっくり話を聞かせてね」
家族から、コンクールに出る大人の方への例文
歌のコンクールには、大人やシニアの方が出ることもあります。家族からのひとことは、照れくさくても、きっと心に残ります。
- 夫・妻から:「仕事のあとに練習していたの、ちゃんと知っているよ。あしたは、思いきり歌ってきてね」
- お子様から、お父様・お母様へ:「ママ、がんばってね。ママの歌、だいすきだよ」
- 大きくなったお子様から、シニアのご両親へ:「いくつになっても新しいことにちょうせんする姿を、ほこりに思っています。楽しんできてね」
習い事のなかま・合唱のなかまから送る例文
同じ教室や合唱団のなかまからのことばは、いっしょに練習してきたからこそ、心にひびくことがあります。
- 「いつもレッスンで、きれいな声だなと思って聞いていました。あしたは、のびのび歌ってきてくださいね」
- 「同じ教室のなかまとして、応援しています。練習のときの、あの明るい歌声を楽しみにしています」
- 「出番がちかくなったら、こっそり心の中で応援しています。おたがいに、楽しもうね」
同じコンクールに出るなかま同士なら、「おたがいに楽しもうね」と伝えあうと、気持ちが軽くなることもあります。
送るタイミングと、つたえ方
前の日か、当日の朝がおすすめ
応援メッセージは、本番の前の日か、当日の朝に届くようにするのがよいと思います。あまり早すぎると忘れてしまうこともありますし、本番の直前だと、相手がメッセージを見るよゆうがないこともあります。
当日の朝は、受付や準備でばたばたすることもあります。返事をいそがせないよう、「お返事はいらないよ」とひとことそえると、相手も気が楽です。
手紙・カード・メッセージアプリ
- 手紙やカード:前もって渡しておくと、本番の前に読み返せる
- メッセージアプリ:はなれていても、すぐに届けられる
- 電話・ビデオ通話:声を聞くと、安心するお子様もいる
- 動画のメッセージ:おじいさま・おばあさまの笑顔を、何回も見返せる
本番を見に行く家族のマナーや、会場での応援のしかたについては、こちらの記事にまとめています。お子様の歌の本番を見に行くときの、家族のマナーと応援のしかた
書くときに気をつけたいこと
さけたいことば
よかれと思ったことばが、相手の負担になってしまうこともあります。
- 「ぜったい入賞してね」「1位をとってね」
- 「まちがえないようにね」「失敗しないでね」
- 「となりのクラスの子よりうまく歌ってね」のような、ほかの人とくらべることば
- 「お金をかけたんだから」「これだけやったんだから」
とくに「まちがえないでね」は、まちがえることを、かえって意識させてしまうことがあります。「楽しんでね」「いつもどおりでいいよ」と言いかえてみてください。
相手の気持ちに合わせる
本番の前は、そっとしておいてほしい人もいます。メッセージは短めにして、返事をもとめないようにすると、相手も気が楽です。緊張しやすいお子様へのことばのかけ方は、こちらの記事も参考にしてください。本番で緊張する子へのことば。歌のコンクール前に親ができること
まとめ
- 応援メッセージは「これまで」をみとめて、「楽しんで」と伝える
- 短くても、名前を入れると気持ちが伝わる
- 家族、祖父母、友だち、なかまで、ことばを少しずつかえる
- 送るのは前の日か、当日の朝がおすすめ。返事はもとめない
- 「入賞してね」「まちがえないでね」は、プレッシャーになることもある
あたたかいことばは、本番のステージに立つ人の、大きなお守りになります。家族みんなでお子様の歌を応援する場として、こんなコンクールもあります。こどもの歌声グランプリは、オンラインの動画審査だけで出られる歌のコンクールです。幼児からシニア(65歳以上)までの8部門があり、ジャンルは自由です。出た方には、講評とデジタル賞状がとどきます。こどもの歌声グランプリ