オープンマイクとは?はじめて歌いに行くときの流れとマナー
「オープンマイクって、よく聞くけれど、どんなもの?」 「初めてでも、歌いに行っていいのかな」
人前で歌ってみたい。でも、いきなりライブに出たり、コンクールに申しこんだりするのは、少しハードルが高い。そんな方にとって、オープンマイクは、気軽に歌える場のひとつです。
わたしは息子といっしょに、たくさんのコンクールに出てきました。
この記事では、オープンマイクとは何か、初めて歌いに行くときの流れや持ち物、まわりの人へのマナーまでをまとめます。人前で歌うのがはじめての方にも、わかりやすくお話しします。
オープンマイクとは?
だれでも出られる、ひらかれたステージ
オープンマイクとは、お店やイベント会場が用意したステージで、参加した人が順番に歌ったり、演奏したりできるイベントのことです。「マイクがひらかれている」、つまり、だれでもマイクの前に立てるという意味から、この名前でよばれています。
プロをめざしている人だけでなく、趣味で歌っている人、ひさしぶりに人前で歌う人など、いろいろな人が参加します。
どんなところで開かれている?
オープンマイクは、たとえばこんな場所で開かれていることが多いです。
- カフェやバー
- 小さなライブハウス
- 音楽スタジオ
- 地域のイベントスペース
平日の夜に開かれることが多いですが、週末の昼に開かれるものもあります。開く日や時間は、お店によってちがいます。
ライブやカラオケとのちがい
ライブは、出る人があらかじめ決まっていて、お客さんはそれを聞きに来ます。カラオケは、仲間うちで楽しむことが多いものです。
オープンマイクは、その中間のようなものです。出る人が当日に集まり、出る人どうしがおたがいの歌を聞き合います。歌う人も、聞く人も、同じ場所にいる仲間という空気があるのが特徴です。
弾き語りが多い?アカペラや音源は?
オープンマイクでは、ギターやピアノの弾き語りをする人が多いです。お店によっては、ピアノやギターを貸してくれるところもあります。
アカペラ(伴奏なし)で歌える場合や、スマホなどの音源を流して歌える場合もありますが、できるかどうかはお店によってちがいます。初めて行く前に、かならずたしかめておきましょう。
はじめてのオープンマイク。さがし方とえらび方
情報をあつめる
オープンマイクの情報は、お店のホームページやSNSにのっていることが多いです。「オープンマイク」と地域の名前をいっしょに調べると、近くで開かれているものが見つかることがあります。
たしかめておきたいこと
- 開く日と時間、受付の時間
- 参加費や、飲みものの注文が必要かどうか
- 1人が歌える時間や曲数
- 伴奏の方法(弾き語りのみか、アカペラや音源もよいか)
- 楽器の貸し出しがあるか
- 予約が必要か、当日受付か
参加費のあるなしや金額は、お店によってちがいます。わからないことは、お店に問い合わせてもだいじょうぶです。
初めてなら、まず見に行くのもひとつ
いきなり歌うのが不安なら、まずは聞く人として行ってみるのもおすすめです。ふんいきや流れがわかると、次に歌いに行くときの安心感がまったくちがいます。お店によっては、見るだけでも参加費がかかることがあるので、そこもたしかめておきましょう。
当日の流れ
お店によってちがいますが、多くのオープンマイクは、次のような流れで進みます。
1. 受付をする
お店についたら、まず受付をします。名前(ステージで呼ばれる名前)と、歌う曲数などを伝えることが多いです。本名でなくても、ニックネームでよいところもあります。
2. 順番が決まる
受付した順や、くじ引きなどで、歌う順番が決まります。順番は、受付のときに教えてもらえることが多いです。
3. ほかの人の歌を聞く
自分の番が来るまでは、ほかの人の歌を聞いてすごします。ここも、オープンマイクの大切な時間です。
4. 自分の番が来たら、ステージへ
名前を呼ばれたら、ステージに上がります。マイクの高さを合わせたり、楽器の準備をしたりするあいだ、少し時間がかかってもあせらなくてだいじょうぶです。
かんたんに自己紹介をしたり、曲名を伝えたりしてから歌い始める人が多いです。「初めてです」とひとこと言うと、あたたかく見守ってもらえることもあります。
5. 歌いおわったら、あいさつをして下りる
歌いおわったら、「ありがとうございました」とあいさつをして、ステージを下ります。次の人がすぐに準備できるよう、自分の荷物は手早くかたづけましょう。
曲えらびのコツ
歌いなれた曲を
初めてのオープンマイクでは、いちばん歌いなれた曲をえらぶのがおすすめです。本番は、思っているより緊張します。むずかしい曲より、安心して歌える曲のほうが、自分らしく歌えます。
時間内におさまる曲を
1人が歌える時間は、お店によって決まっています。長い曲をえらぶと、時間をこえてしまうこともあります。家で一度、時間をはかって歌ってみましょう。
1曲目は、気持ちが落ちつく曲を
2曲歌えるときは、1曲目にテンポがおだやかで歌いやすい曲、2曲目に自分がいちばん聞いてほしい曲を持ってくると、気持ちを落ち着けながら歌えます。
持ち物
- 歌詞や楽譜(暗記していても、念のため)
- 楽器(弾き語りをする場合)
- 楽器用のケーブルやチューナーなど
- 音源(流せるお店の場合)
- 水やお茶
- のどあめなど、自分が落ち着けるもの
音源を流す場合は、どんな機器につなぐのか、事前にお店にたしかめておくと安心です。
マイクの使い方になれていない方は、こちらの記事も参考にしてみてください。大人のマイクの使い方。歌うときの持ち方と口との距離、ハウリングをふせぐコツ
オープンマイクのマナー
ほかの人の歌をしっかり聞く
オープンマイクでいちばん大切なマナーは、ほかの人の歌をきちんと聞くことです。
- 歌っているあいだは、大きな声でおしゃべりをしない
- 歌いおわったら、拍手をする
- スマホの音は消しておく
自分が歌うときにも、まわりの人が聞いてくれます。おたがいに気持ちよくすごせるよう、聞く時間も大切にしましょう。
時間を守る
決められた時間や曲数を守ることも、大切なマナーです。たくさんの人が歌いたくて集まっているので、1人が長く歌うと、ほかの人の時間が少なくなってしまいます。
撮影や録音は、たしかめてから
自分の歌を記録したいときも、ほかの人をうつしたり、録音したりしないよう気をつけましょう。撮影や録音ができるかどうかは、お店によってちがうので、先にたしかめてください。
お店へのあいさつ
オープンマイクは、お店の好意で開かれていることも多いです。帰るときに、お店の人に「ありがとうございました」と伝えると、また来やすくなります。飲みものの注文がきまりになっている場合は、それも守りましょう。
ステージでのふるまい方は、こちらの記事にもまとめています。ステージでのおじぎ・入場・退場のマナー。子どものはじめての本番に
緊張したときの考え方
初めてのオープンマイクでは、手がふるえたり、声がうわずったりすることもあると思います。でも、それはほとんどの人が経験することです。
- 歌う前に、ゆっくり息をはく
- 肩や首をまわして、体の力をぬく
- 「上手に歌う」より「最後まで歌う」を目標にする
- まちがえても、止まらずに歌い続ける
オープンマイクの会場には、同じように緊張しながら歌っている人がたくさんいます。うまくいかなかったと思っても、「歌いに行けた」こと自体が、大きな一歩です。
のどの調子がよくないときは、むりをして歌わず、お休みしてください。痛みやかすれが続くときは、耳鼻科などのお医者さんに相談しましょう。
まとめ
- オープンマイクとは、だれでも順番に歌や演奏ができる、ひらかれたイベントのこと
- 弾き語りが多いが、アカペラや音源ができるかはお店によってちがう
- 初めてなら、日時・参加費・時間・伴奏の方法を先にたしかめる
- 当日は、受付、順番決め、ほかの人の歌を聞く、自分の出番という流れが多い
- 曲は、歌いなれていて、時間内におさまるものを
- ほかの人の歌をしっかり聞くことが、いちばんのマナー
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