大人の音楽の習い事。歌・合唱・楽器、社会人がはじめやすいもののえらび方
「仕事以外に、何か楽しみを見つけたい」 「音楽の習い事をしてみたいけれど、大人からでもはじめられるのかな」
大人になってから、音楽の習い事に興味をもつ方は少なくありません。子どものころに習っていたことをもう一度はじめたい方もいれば、まったくはじめての方もいます。
わたしは息子といっしょに、たくさんのコンクールに出てきました。音楽は、何歳からでもはじめられる習い事です。
この記事では、大人の音楽の習い事について、どんな種類があるのか、社会人がはじめやすいのはどれか、そして自分に合うもののえらび方をまとめます。
大人の音楽の習い事、どんな種類がある?
大人が習える音楽の習い事は、大きく分けると次のようなものがあります。
- 歌(ボイトレ・声楽・カラオケ教室)
- 合唱・コーラス
- けんばんの楽器(ピアノ・キーボードなど)
- 弦の楽器(ギター・ウクレレ・バイオリンなど)
- 息でふく楽器(フルート・サックスなど)
- たたく楽器(ドラム・打楽器など)
- 日本の楽器(こと・三味線・尺八など)
どれも大人向けのクラスや、社会人が通いやすい時間帯のレッスンを用意している教室があります。ただ、時間や形は教室によってちがいます。
社会人がはじめやすい音楽の習い事
歌(ボイトレ・声楽)
歌は、楽器を買わなくてもはじめられるので、大人の音楽の習い事の中でも、はじめやすい種類のひとつです。
- 自分の声が楽器なので、持ち物が少ない
- 好きな曲を目標にしやすい
- オンラインのレッスンも見つけやすい
ボイトレは、ポップスなどいろいろなジャンルの歌をつかうことが多く、声楽はクラシックの歌い方を学びます。カラオケ教室では、カラオケで歌う曲を楽しく練習することが多いです。
大人のボイトレのはじめ方は、こちらの記事でくわしくまとめています。30代・40代・50代から歌を習いたい方へ。大人のボイトレのはじめ方と、つづけるコツ
合唱・コーラス
合唱は、なかまといっしょに声を合わせる習い事です。
- 月謝が個人レッスンより低めになることが多い
- 楽譜が読めなくても入れる会もある
- 演奏会などの目標があり、つづけやすい
仕事以外の人とのつながりができるのも、大人の合唱のよさです。週末や平日の夜に練習する団体もあります。
ピアノ・キーボード
ピアノは、大人になってから「子どものころ習いたかった」とはじめる方も多い楽器です。
- 好きな曲をひけるようになる楽しさがある
- 楽譜を読む力がつき、ほかの音楽にもつながる
- 家に楽器があると、すきま時間に練習しやすい
おうちに置く楽器は、電子ピアノやキーボードからはじめる方もいます。夜でもヘッドホンで練習できるのは、社会人にはうれしい点です。
ギター・ウクレレ
ギターやウクレレは、持ち運びがしやすく、歌いながらひけるのが楽しい楽器です。
- ウクレレは弦が4本で、さいしょのコードをおぼえやすい
- ギターは、いろいろなジャンルの曲を楽しめる
- 好きな歌のひき語りを目標にしやすい
指先がなれるまでは、少し痛く感じることもあります。むりをせず、短い時間から練習するのがおすすめです。
サックス・フルートなどの管楽器
管楽器は、息をつかって音を出すので、歌とも通じるところがあります。音が大きい楽器もあるので、家での練習がむずかしい場合は、教室の練習室やカラオケボックスなどをつかう方もいます。
自分に合う音楽の習い事のえらび方
「何をしたいか」から考える
まずは、音楽の習い事で何をしたいかを考えてみましょう。
- 好きな歌を気持ちよく歌いたい → ボイトレ、カラオケ教室
- クラシックの歌に興味がある → 声楽
- なかまといっしょに楽しみたい → 合唱、アンサンブル
- ひとりでじっくり楽しみたい → ピアノ、ギター
- 歌いながらひきたい → ギター、ウクレレ、ピアノ
はっきりしていなくても、「こんな時間がほしい」というイメージがあれば、えらびやすくなります。
通える時間と回数で考える
社会人の習い事で、いちばんの壁になりやすいのが時間です。
- 平日の夜か、休みの日か
- 月に何回なら、むりなく通えるか
- 仕事がいそがしい時期に、お休みやふりかえができるか
決まった日に通う形が合う方もいれば、毎回予約する形が合う方もいます。レッスンのしくみは教室によってちがうので、体験のときにたしかめておきましょう。
家での練習のしやすさで考える
家で練習できるかどうかも、大切なポイントです。
- 楽器を置く場所があるか
- 音を出せる時間帯はあるか
- 練習しなくても通えるクラスがあるか
家で音を出しにくい場合は、歌のハミングやヘッドホンをつかえる電子楽器など、工夫できることもあります。
個人レッスンか、グループか
- 個人レッスン 自分のペースで進めやすい。先生に質問しやすい
- グループレッスン なかまができやすい。月謝が低めになることが多い
人前で歌ったりひいたりするのがはずかしい方は、さいしょは個人レッスンからはじめると安心かもしれません。
オンラインか、教室に通うか
オンラインのレッスンは、移動の時間がいらないので、いそがしい社会人にも通いやすい形です。いっぽうで、教室に通うと、先生に近くで見てもらえたり、気分を切りかえやすかったりします。両方をえらべる教室もあります。
費用について考えておきたいこと
大人の音楽の習い事は、月謝のほかにも、いくつか費用がかかることがあります。
- 入会金や年会費
- 楽器や楽譜、教材の費用
- 発表会や演奏会の参加費、衣装
- 楽器のお手入れや、弦などの消耗品
金額は、教室や習う種類によってちがいます。歌や合唱は楽器の費用がかからない分、はじめやすいと感じる方も多いです。楽器は、さいしょはレンタルからはじめられる教室もあります。
はじめる前に、毎月の月謝だけでなく、1年でどのくらいかかりそうかを、ざっくり考えておくと安心です。
体験レッスンで見ておきたいこと
気になる教室が見つかったら、体験レッスンに行ってみましょう。
- 先生の説明がわかりやすいか
- 大人の生徒への接し方がていねいか
- 自分の目的を話したとき、聞いてもらえるか
- 月謝、入会金、発表会などの費用
- お休みしたときのふりかえ
1つにしぼらず、2つか3つ体験してくらべてみると、自分に合うところが見えてきます。
大人が音楽の習い事を長くつづけるコツ
小さな目標を立てる
「1曲をさいごまで歌えるようになる」「この曲のサビだけひけるようになる」など、小さな目標があると、つづけやすくなります。
完ぺきをめざさない
大人は、つい「ちゃんとできるように」とがんばりすぎてしまうことがあります。でも、習い事は自分の楽しみのためのものです。練習できない週があっても、自分をせめなくてだいじょうぶです。
発表の場をつくる
発表会、演奏会、家族の前で歌う、動画にとってみるなど、発表の場があると、練習にはりが出ます。いきなり大きな舞台でなくても、だいじょうぶです。まずは身近な人に聞いてもらうことからはじめて、少しずつ人前になれていくとよいでしょう。
体をいたわる
歌の場合は、のどをつかいすぎないように気をつけましょう。楽器の場合も、肩や手首をむりに動かしつづけないことが大切です。のどの痛みやかすれが続くときは、耳鼻科などのお医者さんに相談してください。体の痛みが続くときも、むりをせずお医者さんに相談しましょう。
「大人からでは、おそい?」と思ったら
音楽の習い事は、子どものうちにはじめるもの、というイメージがあるかもしれません。でも、大人には大人のよさがあります。
- 自分で目的をもって習える
- 先生の説明を、ことばで理解しやすい
- 曲の気持ちを、自分の経験と重ねて表現できる
上手になるまでのペースは人それぞれです。人とくらべず、きのうの自分とくらべながら、楽しんでみてください。
まとめ
- 大人の音楽の習い事には、歌、合唱、ピアノ、ギター、ウクレレ、管楽器などがある
- 歌は楽器がいらず、社会人がはじめやすい種類のひとつ
- 「何をしたいか」「通える時間」「家での練習」から考える
- 個人かグループか、オンラインか教室かもくらべる
- 体験レッスンは2つか3つ受けてみる
- 小さな目標と発表の場が、つづける力になる
- のどや体の痛みが続くときは、お医者さんに相談する
歌の習い事に興味がある方は、通いやすい教室やオンラインの教室をさがしてみてください。歌の教室さがし練習した歌をだれかに聞いてもらいたくなったら、こどもの歌声グランプリものぞいてみてください。オンラインの動画審査だけで出られて、幼児からシニア(65歳以上)までの8部門があり、ジャンルは自由です。講評とデジタル賞状がとどくので、大人の方の目標のひとつにもなると思います。こどもの歌声グランプリ