日本歌曲コンクールin薬師寺とは?第8回(2027年)の対象・日程・参加料・課題曲
この記事の内容は、2026年11月の時点で公式サイトでたしかめたものです。かわることがあるので、申しこむ前にかならず公式サイトをご確認ください。
公式サイト:https://djkg.org/concours_jp.php
日本のことばで書かれた歌、日本歌曲。その日本歌曲だけで競うコンクールが、「日本歌曲コンクールin薬師寺」です。本選の会場は、奈良の薬師寺。お寺の中で、日本の歌を歌うことができる、ほかにはあまりない舞台です。
この記事では、2027年にひらかれる第8回について、公式サイトでたしかめたことをまとめます。申しこみは2027年2月からなので、11月の今からなら、曲えらびや練習の時間を十分にとることができます。
どんなコンクール?
主催は、公益財団法人 世界文化伝承財団です。特別協力は法相宗大本山 薬師寺です。
予選は東京で、本選は奈良の薬師寺でひらかれます。どちらも会場で歌う形で、動画での審査はありません。予選も本選も、一般の方が見に来ることができます。
本選の日には、薬師寺の副住職による法話と、表彰式も予定されています。歌うだけでなく、日本の文化にふれる一日になりそうです。
だれが出られる?
- 2026年4月1日の時点で18歳以上の方
- 年れいの上限はない
- 国籍、学歴、音楽歴は問わない
過去にこのコンクールで第一位をとった方は、申しこめません。
音楽大学を出ているかどうか、プロかアマチュアかで部門が分かれているわけではありません。65歳以上の方には「シニア賞」があるので、シニアの方も目標をもって出やすいコンクールです。
日程(第8回・2027年)
| 段階 | 日にち | 会場 |
|---|---|---|
| 申しこみ | 2027年2月1日(月)〜2月13日(土)必着 | 郵送 |
| 予選会 | 2027年3月9日(火)・10日(水) | 文京シビックホール 小ホール(東京) |
| 本選会 | 2027年4月15日(木) | 法相宗大本山 薬師寺 食堂(じきどう) |
本選会の日の予定は、次のとおりです(時間はかわることがあります)。
| 時間 | 内容 |
|---|---|
| 10時15分 | 開場 |
| 10時30分 | 開演 |
| 15時ごろ | 終了 |
| 15時30分〜16時ごろ | 法話(大谷徹奘 副住職) |
| 16時ごろ | 表彰式 |
申しこみの期間は2週間ほどと短めです。ことしの冬のうちに準備をすすめておきましょう。
参加料
| 内容 | 金額 |
|---|---|
| 参加料(予選会・本選会の両方をふくむ) | 15,000円 |
参加料は、前もってふりこみます。ふりこみの手数料は自分でもちます。入金がたしかめられると、受付が完了します。申しこんだあとに、自分のつごうでやめるときは、参加料はかえってきません。
交通費やとまるところのお金、伴奏の方へのお礼なども、自分でもちます。
課題曲・曲のきまり
このコンクールでは、課題曲と自由曲の両方を歌います。
予選会
| 内容 | きまり |
|---|---|
| 曲数 | 課題曲1曲と自由曲1曲、あわせて2曲 |
| 時間 | 2曲あわせて5分30秒以内 |
| 課題曲 | 山田耕筰の作品から、すきな1曲(民謡の編曲や『童謡百曲集』からえらんでもよい。英語やドイツ語などの作品はえらべない) |
| 自由曲 | 作詩(訳詩もふくむ)・作曲ともに日本の方による日本歌曲から1曲 |
本選会
| 内容 | きまり |
|---|---|
| 曲数 | 課題曲1曲と自由曲2曲以上、あわせて3曲以上 |
| 時間 | あわせて15分以内 |
| 課題曲 | 申しこみ書のうらにのっている15曲から、すきな1曲 |
| 自由曲 | 予選会と同じきまり |
本選会の課題曲15曲の曲名は、公式サイトの申しこみ書でご確認ください。
自由曲でえらべない曲
自由曲には、唱歌、童謡、民謡、演歌、流行歌は入りません。ただし民謡のうち、石井歓、坂本良隆、間宮芳生、藤井清水、山田耕筰の編曲の作品は、えらんでもよいとされています。
そのほかのきまり
- 予選会と本選会で、同じ曲は歌えない
- 申しこみ書を出したあとの曲の変更は、原則できない(きまりに合わない曲などは、主催から変更をお願いされることがある)
- 伴奏は、原則ピアノだけ
- すべて暗譜で歌う
- 調(キー)は自由。ただし、歌をとちゅうではぶくことはできない
- 公式ピアニストをお願いしたいときは、楽譜のコピーに、各ページの名前と調を書いて同封する(別に費用がかかる)
予選会と本選会では同じ曲が歌えないので、ぜんぶで5曲以上を用意することになります。課題曲の練習のすすめ方は、こちらの記事も参考にしてください。コンクールの課題曲の練習のすすめ方。楽譜をもらってから本番までの流れ
申しこみの流れ
- 公式サイトから申しこみ用紙をダウンロードし、必要なことを書く
- 住所と名前を書き、110円切手をはった返信用封筒(長形3号)を用意する
- 参加料をふりこむ
- 申しこみ用紙と返信用封筒を、しめきり(2月13日必着)までに事務局へ郵送する
送り先は、公式サイトにのっている、公益財団法人 世界文化伝承財団の「日本歌曲コンクールin薬師寺 事務局」です。出した書類はかえってきません。薬師寺へ直接問い合わせるのはひかえるように、と案内されています。
審査と結果
審査員の先生の名前は、公式サイトにのっています。予選会だけ、本選会だけを担当する先生もいます。
| 賞 | 内容 |
|---|---|
| 第一位 | 表彰状、賞金50万円、北村隆作品 |
| 第二位 | 表彰状、賞金20万円 |
| 第三位 | 表彰状、賞金10万円 |
| シニア賞(65歳以上) | 表彰状、賞金3万円 |
| 優秀共演者賞(ピアニスト) | 表彰状、賞金3万円 |
予選会の結果は、公式サイトにのります。電話での問い合わせにもこたえるとされています。本選会の結果は、おわったあとに会場で発表され、表彰式があります。
予選会・本選会ともに、見に来る方の入場料は1,000円(全席自由、当日に会場で販売)です。薬師寺は、別に拝観料がかかります。また、録音や録画はひかえるようにと書かれています。
こんな方に向いている
- 日本歌曲がすきで、日本語の歌を深めたい方
- 年れいに関係なく挑戦したい方、とくに65歳以上で目標がほしい方
- 山田耕筰の歌にじっくり取り組みたい方
- お寺という、ふだんとはちがう場所で歌ってみたい方
大人の方が出られる声楽コンクールは、こちらの記事にもまとめています。大人・アマチュアが出られる声楽コンクール。部門や審査の流れ、40代・50代・60代からの挑戦
出る前の準備
まずは、予選会の課題曲(山田耕筰の作品)と自由曲、本選会の課題曲と自由曲2曲を、先生と相談して決めましょう。本選会の課題曲は15曲からえらぶので、申しこみ書をダウンロードできたら、早めに曲名をたしかめておくと安心です。
日本歌曲は、ことばがはっきりと聞きとれることがとても大切です。歌詞を声に出して読んだり、録音して聞きなおしたりしながら練習すると、気づくことがたくさんあります。
予選は平日の東京、本選は平日の奈良です。お仕事のお休みや、移動・宿の手配も早めにしておきましょう。会場で歌うときの緊張については、こちらの記事も参考にしてください。本番で緊張する子へのことば。歌のコンクール前に親ができること
まとめ
- 日本歌曲だけで競う、18歳以上なら年れいの上限なく出られるコンクール
- 予選会は2027年3月9日・10日(東京)、本選会は4月15日(奈良・薬師寺)
- 申しこみは2027年2月1日〜13日必着の郵送。参加料は15,000円(予選・本選ふくむ)
- 予選は山田耕筰の課題曲と日本歌曲の自由曲、本選は課題曲と自由曲2曲以上。すべて暗譜
- 65歳以上の方にはシニア賞がある
ほかの大人の方が出られるコンクールは、/concours/ からさがせます。オンラインの動画審査だけで出られる「こどもの歌声グランプリ」にも、幼児からシニア(65歳以上)までの8部門があり、ジャンルは自由で、出た方みんなに講評とデジタル賞状がとどくので、よかったら候補に入れてみてください。こどもの歌声グランプリ