第24回日本歌曲コンクール(声楽部門)とは?日本歌曲 波の会がひらく、日本の歌だけのコンクール
この記事の内容は、2026年11月の時点で公式サイトでたしかめたものです。かわることがあるので、申しこむ前にかならず公式サイトをご確認ください。
公式サイト:https://nihonkakyokunaminokai.com/competition/260701-270831/
「日本語の歌を、ていねいに歌うことをきわめたい」 「山田耕筰の歌が好きで、人前で歌ってみたい」
そんな方に知ってほしいのが、日本歌曲振興波の会がひらく「日本歌曲コンクール」です。名前のとおり、日本歌曲だけを歌うコンクールで、第24回の声楽部門は、2027年の夏に予選と本選がおこなわれます。
わたしは、息子といっしょにたくさんの歌のコンクールに出てきました。日本歌曲は、ことばの意味がそのまま聞く人にとどくぶん、ことば一つひとつの歌い方がとても大切になります。日本の歌にしぼったコンクールは、そうした歌い方をじっくり見てもらえる場だと思います。
この記事では、公式サイトでたしかめられたことをもとに、声楽部門のことをまとめます。
どんなコンクール?
日本歌曲コンクールには、詩部門、作曲部門、声楽部門の3つがあります。詩を書く人、曲を作る人、歌う人が、それぞれの形で日本歌曲にかかわれるのが、このコンクールの特ちょうです。
この記事では、歌う方のための声楽部門をとり上げます。声楽部門の本選の日には、詩部門・作曲部門の表彰式も、同じ会場でおこなわれるそうです。
だれが出られる?
年れい、学歴、国籍は問いません。どなたでも応募できます。
ただし、過去にこのコンクールでいちばん上の賞をとった方は、その部門には応募できません。
また、声楽部門には「波の会賞」という賞があります。これは、本選に出た方のうち、2027年1月1日の時点で満70歳以上の方が対象です。シニアの方にも目標を持ってほしい、という思いが感じられる賞です。
日程と会場
| 項目 | 日にち・会場 |
|---|---|
| 申しこみ期間 | 2027年5月1日〜5月31日(必着) |
| 予選 | 2027年7月20日・21日(豊洲シビックセンターホール) |
| 予選の結果 | 2027年7月23日以降、予選を通った方に通知 |
| 本選・表彰式 | 2027年8月18日(すみだトリフォニーホール 小ホール) |
声楽部門は、予選も本選も会場で歌うコンクールです。動画での審査は、公式サイトにはのっていませんでした。
予選・本選の集合時間や、歌う順番の決め方は、公式サイトでご確認ください。
参加費
| 部門 | 応募料 |
|---|---|
| 声楽部門 | 15,000円 |
応募料は、返してもらえません。ふりこみ先は公式サイトにのっています。伴奏者は自分でつれていくので、伴奏をおねがいするときの謝礼などは、べつに考えておく必要があります。
課題曲と自由曲のきまり
このコンクールでは、予選と本選のどちらにも課題曲があります。
予選
- 課題曲:山田耕筰の日本歌曲から、すきな1曲
- 自由曲:すきな日本歌曲を1曲
- 2曲あわせて7分以内(曲と曲のあいだもふくむ)
- 課題曲から歌う
本選
- 課題曲:「新・波の会歌曲選集1」「同2」「波の会日本歌曲集Ⅰ」(どれも全音楽譜出版社)から、すきな1曲
- 自由曲:すきな日本歌曲
- あわせて13分以内(曲と曲のあいだもふくむ)
- 歌う順番は自由
- 予選とはちがう曲にする
そのほかのきまり
- ぜんぶ暗譜で歌う
- 移調(キーをかえること)は自由
- 伴奏者は自分でつれていく
- 曲を出したあとは、曲目をかえられない
- 時間をこえると、演奏をやめる合図がある(審査には関係しない)
本選では予選とちがう曲を歌うので、ぜんぶで4曲を用意することになります。早めに曲を決めて、時間をかけて練習しておくことが大切です。
日本歌曲のほか、子どもの声楽で歌われることが多い曲のジャンルについては、こちらの記事でまとめています。子どもの声楽で歌われることが多い曲のジャンル。日本歌曲・イタリア歌曲・童謡のちがいと、えらび方
申しこみの流れ
- 予選と本選で歌う曲を決める
- 伴奏者にお願いする
- 申込書を用意して、郵送かEメールで申しこむ(5月1日〜31日、必着)
- 応募料15,000円をふりこむ
- 7月の予選で歌う
- 予選を通ったら、8月18日の本選で歌う
Eメールでの応募は、しめきりの日の24時までにとどいたものが対象です。2026年11月の時点では、公式サイトの申込書のらんに「受付期間は終了した」という表示がありました。声楽部門の申込書がいつ出るかは、公式サイトでご確認ください。
審査と賞
声楽部門の賞は、次のとおりです。
| 賞 | 内容 |
|---|---|
| 第1位 | 30万円 |
| 第2位 | 20万円 |
| 第3位 | 10万円 |
| 奨励賞 | 若干名 |
| 入選 | 数名 |
| 波の会賞 | 1名(本選に出た、70歳以上の方が対象) |
| 最優秀共演者賞 | 3万円 |
最優秀共演者賞は、伴奏者のための賞です。前にこの賞(優秀共演者賞をふくむ)をもらった方は、対象になりません。
結果は、予選を通った方に7月23日以降に知らされ、あとで公式サイトにものるそうです。審査の観点については、公式サイトでご確認ください。
こんな方に向いている
- 日本歌曲を専門に歌いたい方
- ことばを大切にした歌い方を見てもらいたい方
- ホールで暗譜で歌うことに、ちょうせんしたい方
- 70歳をすぎても、目標を持って歌いたい方
- 年れいや学歴に関係なく、本格的なコンクールに出たい方
大人の方が出られる声楽コンクールについては、こちらの記事でもまとめています。大人・アマチュアが出られる声楽コンクール。部門や審査の流れ、40代・50代・60代からの挑戦
出る前の準備
4曲を早めに決める
予選と本選で、課題曲と自由曲をあわせて4曲が必要です。申しこみは5月ですが、暗譜まで考えると、早めに曲を決めて練習をはじめておくと安心です。
曲えらびの考え方
課題曲は決められた中からえらび、自由曲は日本歌曲の中から自由にえらべます。課題曲と自由曲で、テンポや感じのちがう曲を組み合わせると、いろいろな面を聞いてもらいやすくなります。たとえば、課題曲がしっとりした曲なら、自由曲は少し明るい曲にする、といった考え方です。
ただし、いちばん大切なのは、自分の声の高さや声の質に合っていることです。移調は自由なので、むりのない高さで歌えるように、先生と相談して決めるとよいでしょう。
伴奏者と合わせる時間をとる
伴奏者は自分でつれていくので、だれにお願いするか、何回合わせるかを、早めに決めておきましょう。移調をするときは、伴奏者にも楽譜を用意してもらう必要があります。
ことばをはっきり伝える
日本歌曲では、歌詞のことばが聞く人にきちんととどくかが大切です。詩をことばとして声に出して読んでから歌うと、意味が伝わりやすくなります。
本番の緊張にそなえる
暗譜でホールに立つと、だれでも緊張します。緊張とのつきあい方は、こちらの記事もどうぞ。本番で緊張する子へのことば。歌のコンクール前に親ができること
まとめ
- 日本歌曲だけを歌うコンクール。年れい・学歴・国籍は問わない
- 申しこみは2027年5月1日〜31日(必着)、応募料15,000円
- 予選は2027年7月20日・21日(豊洲シビックセンターホール)、本選は8月18日(すみだトリフォニーホール 小ホール)
- 予選は山田耕筰の課題曲+自由曲で7分以内、本選は波の会の歌曲集からの課題曲+自由曲で13分以内
- ぜんぶ暗譜、移調は自由、伴奏者は自分でつれていく
お問い合わせは、日本歌曲振興波の会 事務局(電話03-5937-6625)です。
うたごえナビでは、ほかの歌のコンクールもさがせます。/concours/ 会場に行くのがむずかしいときは、動画で出られる「こどもの歌声グランプリ」もあります。幼児からシニアまでの8部門があり、ジャンルは自由で、全員に講評がとどきます。