本番の準備(動画・衣装・持ち物)

ライブハウスにはじめて出演するとき。ブッキングからリハーサル、当日の流れまで

更新日:2026年11月7日 ・ 書いた人:うみ

「ライブハウスで歌ってみたいけれど、どうやって出演すればいいのか分からない」 「弾き語りでも出られるのかな。リハーサルって、何をするんだろう」

ライブハウスに初出演するときは、知らないことばや、決まった流れがたくさんあって、少しどきどきしますよね。でも、流れを先に知っておけば、当日あわてることはぐっと少なくなります。

わたしは息子といっしょに、たくさんのコンクールに出てきました。

この記事では、ライブハウスにはじめて出演する方にむけて、お店のさがし方、ブッキングの申しこみ、リハーサル、当日の流れ、そして終わったあとのことまでを、順番にお話しします。ひとりでギターやピアノをひきながら歌う、弾き語りで出演する方を中心にまとめました。

ライブハウス出演のきほん

ライブハウスとは

ライブハウスは、ステージと音の機材があり、お客さんに演奏を聞いてもらうためのお店です。バンドが多いお店、弾き語りやアコースティックが多いお店、ジャズが多いお店など、お店ごとに色があります。

「ブッキング」とは

ライブハウスでよく聞くのが「ブッキング」ということばです。これは、その日のライブに、出演者を組みこむことをいいます。1日のライブに、何組かの出演者がじゅんばんに出るのが、よくある形です。

出演のしかたは、大きく2つ

  • お店が組むライブに、出演者のひとりとして出る
  • 自分でお店の日を借りて、ライブをひらく

はじめての方は、お店が組むライブに出るほうが、ずっと始めやすいと思います。ほかの出演者の演奏も聞けて、流れも分かります。

お金のしくみは、お店によってちがう

出演するときのお金のしくみは、お店によってちがいます。出演料がかかるお店、お客さんを何人よぶかで決まるお店、そうでないお店など、いろいろです。ドリンク代のあつかいなどもちがいます。申しこむ前に、かならずたしかめておきましょう。分からないことは、えんりょなく聞いて大丈夫です。

出演するお店のさがし方

自分の歌に合うお店をえらぶ

弾き語りで出演したいなら、弾き語りやアコースティックのライブをよくしているお店がおすすめです。大きな音のバンドが中心のお店だと、ふんいきが合わないこともあります。

  • お店のホームページで、これまでのライブの予定を見る
  • 弾き語りの出演者が多いかどうかを見る
  • お客さんとして、一度ライブを見に行ってみる

お客さんとして行ってみる

いちばんのおすすめは、出演する前に、お客さんとして一度行ってみることです。ステージの広さ、音の聞こえ方、お客さんとの近さ、スタッフさんのふんいきなどが分かります。「ここで歌ってみたい」と思えるお店に出会えると、当日の気持ちもちがってきます。

「初心者歓迎」の日をさがす

お店によっては、はじめての出演者むけの日や、オーディションをかねたライブをしているところもあります。こうした日は、はじめての方にとって入りやすい場だと思います。

ブッキングの申しこみ

申しこみの方法

申しこみの方法は、お店によってちがいます。

  • お店のホームページの申しこみフォームから
  • メールで
  • お店に行って、スタッフさんに直接

伝えることを、先にまとめておく

申しこむときは、次のようなことを伝えることが多いです。

  • 名前(ステージで使う名前)
  • 演奏のスタイル(弾き語り、ギター、ピアノなど)
  • どんな歌を歌うか(オリジナル曲か、カバー曲か)
  • 出演したい日や、都合のよい日
  • 連絡先
  • 演奏の動画や音源(求められたとき)

演奏の動画や音源を求められることもあるので、家で1〜2曲とっておくと安心です。

カバー曲を歌うとき

ほかの人の曲を歌うときのあつかいは、お店によってちがうことがあります。申しこみのときに、カバー曲を歌いたいことを伝えて、お店のきまりをたしかめておきましょう。

持ち時間と曲数

1組の持ち時間は、お店や日によってちがいます。申しこみのときに、かならずたしかめておきましょう。持ち時間が分かったら、曲と曲の間の話す時間も入れて、何曲歌えるかを考えておきます。時間をこえないことは、とても大切なマナーです。

本番までの準備

セットリストを決める

歌う曲のじゅんばんを書いたものを「セットリスト」といいます。

  • はじめの1曲は、いちばん自信のある曲にする
  • テンポの速い曲とゆっくりの曲を、まぜてならべる
  • さいごの1曲は、いちばん伝えたい曲にする

本番と同じ形で、通して練習する

家で練習するときは、1曲ずつではなく、本番と同じじゅんばんで、話す時間も入れて通して練習してみましょう。時間をはかっておくと、当日あわてません。弾き語りの練習のしかたは、こちらの記事も参考にしてみてください。弾き語りの練習のしかた。歌とピアノ・ギターを両立して上手くなるコツ

立って歌うか、すわって歌うか

ライブハウスでは、いすを用意してもらえることもあります。立って歌うか、すわって歌うかで、声の出しやすさや楽器の持ち方がかわります。本番と同じ形で練習しておきましょう。

リハーサルで伝えること

リハーサルとは

ライブハウスでは、本番の前に、出演者ごとに音のたしかめをする時間があります。これをリハーサルといいます。お店のスタッフさん(音のバランスを作る方)が、声や楽器の音の大きさを合わせてくれます。

伝えたいこと

  • 声と楽器、どちらを大きめにしたいか
  • 自分の足もとのスピーカー(モニター)から、何を聞きたいか
  • エコー(声のひびき)をどのくらいかけたいか
  • 曲のとちゅうで、楽器を持ちかえるかどうか

はじめてで分からないときは、「はじめてなので、聞きやすいように合わせていただけますか」とお願いして大丈夫です。スタッフさんは音のプロなので、たよってみましょう。

リハーサルでは、本番と同じ声で

リハーサルで小さな声で歌うと、本番で声を出したときに、音が大きくなりすぎてしまうことがあります。リハーサルでも、本番と同じくらいの声で歌いましょう。マイクと口の距離も、本番と同じにしておくことが大切です。

時間を守る

リハーサルの時間は、出演者ごとに決まっています。おくれないように行き、決められた時間で終わるようにしましょう。

当日の流れ

よくある1日の流れ

  1. お店に入る(「入り」の時間が決まっています)
  2. リハーサル
  3. 開場までの待ち時間
  4. 開場、お客さんが入る
  5. ライブの開始、出演者がじゅんばんに演奏
  6. 終わったら、片づけとあいさつ

本番の出るじゅんばんと、リハーサルのじゅんばんは、逆になることも多いです。

あいさつを大切に

お店に入ったら、スタッフさんにも、ほかの出演者にも、明るくあいさつをしましょう。終わったあとも「ありがとうございました」と伝えます。こうしたつながりが、次の出演にもつながっていきます。

待ち時間のすごし方

待ち時間は、意外と長いことがあります。のどがかわかないように水を飲む、体をかるく動かすなど、声を出せる状態をたもっておきましょう。ほかの出演者の演奏を聞くことも、よい勉強になります。

ステージでの話し方

曲と曲の間に話すことを、「MC」といいます。はじめてのときは、長く話さなくても大丈夫です。

  • 名前と、来てくれたことへのお礼
  • 次の曲について、ひとこと
  • さいごに、もう一度お礼

これくらいでも、じゅうぶん気持ちは伝わります。

緊張したときは

はじめてのステージでは、だれでも緊張します。手がふるえたり、声がうわずったりしても、それはふつうのことです。はじめの1曲は、ゆっくり息をはいてから歌い始めてみてください。人前で歌うときの心がまえは、こちらの記事にもまとめています。大人の発表会・ライブにはじめて出るとき。準備、衣装、緊張とのつきあい方

終わったあとのこと

お礼と、ふりかえり

ライブが終わったら、スタッフさんや、来てくれたお客さんにお礼を伝えましょう。家に帰ったら、よかったところと、次にがんばりたいところを、1つずつメモしておきます。

録音や録画をしておくと

お店によっては、ライブの録音や録画をしてもよいところもあります。とってよいかどうかは、先にお店にたしかめておきましょう。あとで見返すと、自分の歌い方や、話し方のくせに気づきやすくなります。

のどを休める

本番のあとは、思っている以上にのどがつかれています。その日の夜や次の日は、声を休めるようにしましょう。のどの痛みやかすれが何日も続くときは、むりをせず、耳鼻科などのお医者さんに相談してください。

まとめ

  • はじめては、お店が組むライブに出演者のひとりとして出るのが始めやすい
  • 出演のお金のしくみはお店によってちがうので、申しこむ前にたしかめる
  • 出演する前に、お客さんとして一度行ってみる
  • 持ち時間を守り、本番と同じじゅんばんで通して練習する
  • リハーサルでは、本番と同じ声で歌い、分からないことはスタッフさんにたよる
  • あいさつとお礼を大切にして、終わったらのどを休める

ステージでのびのび歌うために、教室で声の出し方を見てもらうのもひとつの方法です。近くの教室は、こちらからさがせます。歌の教室さがしライブハウスの前に、まずは動画で歌を聞いてもらいたい方には、こどもの歌声グランプリもあります。オンラインの動画審査だけで出られて、幼児からシニア(65歳以上)までの8部門があり、ジャンルは自由です。講評とデジタル賞状がとどくので、自分の歌のよいところを知るきっかけになると思います。こどもの歌声グランプリ

高校生大学生おとな

つぎの一歩を さがす

あわせて読みたい