きょうだいを連れてコンクールや発表会に行くとき。下の子と会場ですごす工夫
「コンクールの日、下の子をどうしよう」 「発表会に兄弟を連れて行きたいけれど、会場でさわいだらどうしよう」
お子様の歌のコンクールや発表会の日、きょうだいや下の子を連れて行くかどうか、まよう方は多いと思います。あずける先がない日もありますし、「お兄ちゃんやお姉ちゃんの歌を、きょうだいにも聞かせたい」という思いもありますよね。
わたしは息子といっしょに、たくさんのコンクールに出てきました。
きょうだいを連れて会場に行く日は、出るお子様の準備に加えて、ほかのお子様の世話もあるので、お父様・お母様はとてもいそがしくなります。でも、少し準備をしておくだけで、その日をぐっとすごしやすくなります。
この記事では、きょうだいを連れてコンクールや発表会に行く本番の日にしぼって、連れて行くかどうかの考え方から、持ち物、会場での待ち時間、客席でのすごし方、出るお子様への気づかいまでをまとめました。
連れて行くかどうかを決める前に
会場のきまりをたしかめる
まず、会場や主催のきまりを、案内やホームページでたしかめておきましょう。
- 小さなお子様が客席に入れるか
- 入場券やチケットが、きょうだいにも必要か
- ベビーカーを置ける場所があるか
- 授乳やおむつがえができる場所があるか
- 親子で入れる部屋や、ガラスごしに見られる部屋があるか
きまりは、コンクールや会場によってちがいます。わからないときは、主催に問い合わせておくと安心です。
大人の人数を考える
きょうだいを連れて行く日は、大人が何人いるかで、すごしやすさが大きくかわります。
- 出るお子様につきそう大人
- きょうだいを見る大人
この2つの役わりを、ひとりでするのは、なかなか大変です。パートナーや祖父母など、いっしょに行ける人がいるかどうかを、早めに相談しておきましょう。
あずけるのもひとつの方法
下の子がまだ小さいときや、本番の時間が長いときは、家族や一時あずかりなどにおねがいするのも、ひとつの方法です。「連れて行かなければ」と考えすぎなくてだいじょうぶです。おうちの事情に合わせて、むりのない方法をえらびましょう。
きょうだいを連れて行くときの持ち物
下の子のための持ち物
- おやつと飲みもの(会場で食べてよいか、たしかめておく)
- 音の出ないおもちゃや絵本
- シールブック、ぬりえなど、静かに遊べるもの
- 着がえ、おむつ、ウエットティッシュ
- 体温を調節しやすい上着
- 抱っこひも
音の出るおもちゃや、ガサガサ音のする袋は、客席ではさけたほうが安心です。おやつも、においや音の少ないものをえらぶとよいでしょう。
出るお子様の持ち物と分けておく
きょうだいの荷物と、出るお子様の衣装や楽譜がまざると、当日あわててしまいます。バッグを分ける、ふくろの色を分けるなど、ひと目でわかるようにしておきましょう。
当日の流れは、こちらの記事にもくわしくまとめています。歌のコンクール当日の流れ。受付から結果発表まで、はじめてでもあわてないために
会場に着いてから、出番までのすごし方
まず、すごしやすい場所を見つける
会場に着いたら、出るお子様の受付をすませたあと、きょうだいとすごしやすい場所を見つけておきましょう。
- ロビーやいすのある場所
- トイレや授乳室の場所
- 外の空気をすえる場所
下の子がぐずったとき、すぐに移動できる場所を知っておくと、心にゆとりがうまれます。
待ち時間は、とても長く感じる
コンクールや発表会では、受付から出番まで、待ち時間があることが多いです。大人でも長く感じる時間を、小さなきょうだいがじっとすごすのは、むずかしいことです。
- 外を少し歩く
- ロビーで絵本を読む
- 小さな声でしりとりをする
- おやつの時間をつくる
じっとさせることより、「ときどき休けいしながらすごす」と考えると、親も子どもも楽になります。
出るお子様の時間も大切に
きょうだいの世話にかかりきりになると、出るお子様が、ひとりで不安なまますごすことになってしまうことがあります。大人が2人いるときは、役わりを分けて、出るお子様のそばにも、だれかがいられるようにしましょう。
大人がひとりのときは、出番の前だけでも、出るお子様と向き合う時間をつくってあげてください。「いってらっしゃい」「見ているよ」のひとことが、お子様の安心になります。
客席でのすごし方
すわる場所をえらぶ
客席にすわるときは、出入り口に近い、うしろのほうの席がおすすめです。下の子がぐずったとき、ほかの方のじゃまにならずに、すぐに外に出られます。
曲のとちゅうでは、出入りしない
客席を出入りするときは、曲と曲のあいだや、拍手のときにしましょう。歌っている子の集中をみださないように、気をつけたいところです。
下の子がぐずったら
どんなに準備をしていても、小さなお子様がぐずるのは、しかたのないことです。
- 声が大きくなりそうなら、早めにロビーに出る
- 抱っこして、少し歩く
- 落ちついたら、拍手のときにもどる
「せっかくの出番を見られなかったらどうしよう」と思うこともあるでしょう。そんなときのために、出番の時間だけは、きょうだいを見る役わりの大人を決めておくと安心です。
本番を見に行くときの家族のマナーは、こちらの記事も参考にしてみてください。お子様の歌の本番を見に行くときの、家族のマナーと応援のしかた
年れいごとに、気をつけたいこと
赤ちゃんを連れて行くとき
赤ちゃんは、ねむくなったり、おなかがすいたりすると、急に泣き出すことがあります。授乳やミルクの時間、おひるねの時間を考えて、出番の前後に合わせられるとよいですね。抱っこひもがあると、両手があくので、出るお子様の手伝いもしやすくなります。
2〜3歳くらいのお子様を連れて行くとき
この年ごろは、じっとすわっているのがむずかしい時期です。「しずかにしなさい」と何度も言うより、静かに遊べるものを、少しずつ出していくのがおすすめです。いっぺんに全部わたさず、待ち時間に合わせて、ひとつずつ出すと、長くもちやすくなります。
小学生のきょうだいを連れて行くとき
小学生になると、客席で静かに聞くこともできるようになってきます。ただ、長い時間になると、たいくつしてしまうこともあります。プログラムを見ながら「つぎはどんな歌かな」と話したり、すきな歌をえらんでもらったりすると、きょうだいも楽しく聞けるかもしれません。
きょうだいへの声かけ
前もって、その日のことを話しておく
会場に行く前に、きょうだいにも、その日のことを話しておきましょう。
- 「お姉ちゃんが、歌をうたう日だよ」
- 「歌のときは、しずかに聞こうね」
- 「つかれたら、ロビーで休もうね」
何をする日なのかがわかっていると、小さなお子様も、少し落ちついてすごしやすくなります。
「応援係」になってもらう
きょうだいに、「応援係」をおねがいするのもおすすめです。拍手をする、出番がおわったら「よかったよ」と伝える、手紙や絵をわたすなど、できることをいっしょに考えてみましょう。役わりがあると、きょうだいも、その日を楽しみにしやすくなります。
きょうだいもほめる
本番の日は、出るお子様に目がむきがちです。でも、長い時間をがんばってすごしたきょうだいも、ほめてあげてください。「長い時間、よくがまんできたね」「拍手、じょうずだったね」と伝えると、きょうだいも、自分も大切にされていると感じられます。
出るお子様への気づかい
「下の子がいるから」を言いすぎない
「下の子がいるから、早く帰ろう」「静かにしてて、とあなたも言って」など、出るお子様に、きょうだいのことをまかせすぎないようにしましょう。本番の日は、出るお子様が、自分の歌に集中できることがいちばんです。
出番の前は、出るお子様をいちばんに
出番の前は、出るお子様の気持ちがいちばんゆれやすい時間です。きょうだいがぐずっていても、このときだけは、出るお子様の声に耳をかたむけてあげてください。ほかの大人がいれば、きょうだいはその人にまかせましょう。
本番のあとは、出るお子様の時間を
歌いおわったら、まず出るお子様に「おつかれさま」「がんばったね」と伝えましょう。きょうだいの世話でバタバタしていても、そのひとことを伝える時間は、大切にしたいところです。
まとめ
- 連れて行く前に、会場のきまりと、大人の人数をたしかめる
- 下の子には、音の出ないおもちゃや、静かに遊べるものを用意する
- 出るお子様の荷物と、きょうだいの荷物は分けておく
- 会場では、すごしやすい場所を先に見つけ、待ち時間はときどき休けいする
- 客席は、出入り口に近いうしろの席。出入りは曲と曲のあいだに
- きょうだいには「応援係」をおねがいし、がんばったこともほめる
きょうだいを連れて会場に行くのがむずかしいときは、おうちでとった動画で出られるコンクールをえらぶ方法もあります。こどもの歌声グランプリは、オンラインの動画審査だけで出られて、幼児からシニア(65歳以上)までの8部門があり、ジャンルは自由です。講評とデジタル賞状がとどくので、家族みんなで、お子様の歌をゆっくり楽しむきっかけになると思います。こどもの歌声グランプリ