引っ越しで習い事の教室を変えるとき。歌の教室の探し方と、今の先生への伝え方
「引っ越しが決まったけれど、歌の教室はどうしよう」 「今の先生に、いつ、どうやって伝えればいいのかな」
引っ越しは、家のことや学校のこと、手続きのことなど、考えることがたくさんあります。その中で、習い事のことは、つい後回しになってしまいがちです。でも、お子様にとって、なれた先生や教室とはなれるのは、大きなできごとです。
わたしは息子といっしょに、たくさんのコンクールに出てきました。
この記事では、引っ越しで歌の教室を変えるときにしぼってお話しします。今の先生への伝え方、引っ越し先での教室の探し方、オンラインで続けるという考え方、そしてお子様の気持ちへの寄りそい方をまとめました。教室を変える理由が引っ越し以外のときは、また別の考え方があるので、ここではふれません。
引っ越しが決まったら、まず考えたいこと
今の教室を続けられるかどうか
引っ越しといっても、近くへの引っ越しなら、今の教室に通い続けられることもあります。まずは、次のことを考えてみましょう。
- 新しい家から、今の教室まで通える距離か
- 通う時間がのびても、お子様がつかれすぎないか
- 送り迎えができるか
- 今の教室に、オンラインのレッスンがあるか
遠くへの引っ越しでも、今の先生がオンラインのレッスンをしていれば、そのまま続けるという道もあります。「教室を変える」と決める前に、続けられる方法がないか、一度たしかめてみてください。
お子様の気持ちを聞く
教室を変えるかどうかは、お子様の気持ちも大切です。
- 今の先生のことが好きか
- 新しい教室に行ってみたい気持ちはあるか
- 歌を続けたいと思っているか
引っ越しのときは、お子様も不安な気持ちをかかえていることが多いです。「歌は続けたい?」「先生とお別れするのはさびしい?」と、やさしく聞いてみてください。すぐに答えが出なくても、だいじょうぶです。
今の先生への伝え方
伝えるタイミングは、なるべく早く
引っ越しが決まったら、できるだけ早く先生に伝えましょう。先生は、レッスンの予定や、発表会・コンクールの準備などを、先のことまで考えています。早く伝えておくと、先生も準備がしやすくなります。
教室によっては、やめるときの連絡を「何か月前まで」と決めているところもあります。入会のときの決まりを、もう一度たしかめておきましょう。
口頭で伝えるのがおすすめ
先生とお会いできる教室なら、レッスンの前後に、口頭で伝えるのがおすすめです。メールや連絡帳だけで伝えると、少しさびしい印象になってしまうこともあります。
ただし、レッスンの時間をけずらないように、「少しだけお時間をいただけますか」と、先にたずねてから話しましょう。
伝えるときの例文
- 「先生、じつは三月に、家の事情で遠くへ引っ越すことになりました。こちらのレッスンは、二月までとさせていただきたいと思っています」
- 「これまで、ていねいに教えていただいて、本当にありがとうございました。歌が大好きになったのは、先生のおかげです」
- 「引っ越し先でも歌を続けたいと思っています。もしよろしければ、教室えらびのことで、アドバイスをいただけるとうれしいです」
メールで伝えるときの例文
「先生
いつもお世話になっております。 じつは、家の事情で、三月に引っ越すことになりました。 大変申しわけないのですが、レッスンは二月までとさせていただけますでしょうか。 これまで、ていねいに教えていただき、本当にありがとうございました。 のこりのレッスンも、どうぞよろしくお願いいたします。」
先生に相談してみる
先生は、ほかの地域の先生とつながりがあることもあります。「引っ越し先に、おすすめの教室はありますか」と聞いてみると、思わぬ情報をもらえることがあります。また、今のお子様の声のようすや、練習してきたことを聞いておくと、新しい教室の先生に伝えやすくなります。
- 今、どんな練習をしているか
- お子様の声のよいところ
- これから気をつけたいところ
- 練習してきた曲
こうしたことをメモにしておくと、新しい教室での体験レッスンでも役に立ちます。
さいごのレッスンまでのすごし方
のこりのレッスンを大切に
引っ越しが決まると、気持ちがあわただしくなりますが、のこりのレッスンは、お子様にとって大切な時間です。いつもどおり、楽しく歌えるようにしてあげてください。
さいごの日に、お礼を伝える
さいごのレッスンの日には、お子様といっしょに、先生にお礼を伝えましょう。
- 「先生、今までありがとうございました。引っ越しても、歌を続けます」
- 「先生に教えてもらった歌、ずっとわすれません」
お子様が手紙を書くのも、すてきな方法です。上手な字でなくても、先生にとってはうれしいものです。
月謝や教材のことを整理しておく
さいごの月の月謝や、借りている楽譜・教材などがあれば、わすれずに整理しておきましょう。返すものは、さいごのレッスンの日までに返せるように、早めにたしかめておくと安心です。
引っ越し先での教室の探し方
探しはじめるのは、引っ越しの前から
引っ越し先の教室は、引っ越しの前から探しはじめておくと、あわてずにすみます。引っ越してすぐは、片づけや新しい学校のことでいそがしくなります。少し前から情報を集めておきましょう。
近くの歌の教室を探すときは、こちらのページもつかってみてください。歌の教室さがし
通いやすさを、まず考える
新しい土地では、道にもまだなれていません。はじめのうちは、次のような点を大切にすると、続けやすくなります。
- 家や学校から、むりなく通えるか
- 送り迎えがしやすいか
- 暗くなる時間でも、安心して通える道か
- レッスンの曜日や時間が、新しい学校の生活と合うか
新しい学校の時間割や、ほかの習い事の予定がわかってから決めるほうが、むりがありません。
今までの習い事と、同じ形をさがしすぎない
今の教室と同じような教室をさがしたくなる気持ちは、とても自然です。でも、まったく同じ教室は、なかなか見つかりません。
- 個人レッスンか、グループレッスンか
- 声楽か、ポップスか、童謡か
- 発表会やコンクールにかかわるか
今までの教室のよかったところを、2つか3つにしぼって、そこを大切にしながらさがすと、えらびやすくなります。
体験レッスンを受けてみる
気になる教室が見つかったら、体験レッスンを受けてみましょう。そのときに、今の先生から聞いておいたメモを見せると、新しい先生もお子様のようすがわかりやすくなります。
体験レッスンで見ておきたいことは、こちらの記事にもまとめています。歌の体験レッスンで見るべき5つのこと。聞いておきたい質問リストつき
すぐに決めなくてもいい
引っ越してすぐは、お子様も新しい生活になれるだけで、つかれてしまうことがあります。少しおちついてから教室をさがしても、おそくはありません。教室が決まるまでの間は、家で好きな歌を歌うだけでも、歌とのつながりはたもてます。
お子様の気持ちに寄りそう
さびしい気持ちを、そのまま受けとめる
なれた先生とのお別れは、お子様にとってさびしいものです。「新しい先生もきっとやさしいよ」とはげます前に、「さびしいね」と、まずは気持ちを受けとめてあげてください。
前の先生との思い出を大切にする
前の教室で歌った曲の楽譜や、発表会のプログラムなどは、すぐに片づけずに、お子様といっしょに見返す時間をつくるのもよいと思います。「この歌、がんばったね」と話すことで、新しい教室でもがんばろうという気持ちにつながりやすくなります。前の先生に、引っ越し先から近況を伝えるかどうかは、先生との関係や教室の方針に合わせて考えてみてください。
新しい先生となれるまで、時間がかかることも
新しい教室では、先生の教え方や、教室のふんいきがちがいます。はじめのうちは、とまどうこともあるかもしれません。「前の先生とちがう」と言われても、あせらずに見守ってあげましょう。少しずつ、新しい先生のよさにも気づいていけると思います。
まとめ
- 引っ越しが決まったら、まずは今の教室を続けられるか考える
- お子様の「歌を続けたいか」という気持ちを聞く
- 先生には、なるべく早く、できれば口頭で伝える
- 今の練習や声のようすを先生に聞いて、メモしておく
- さいごのレッスンの日は、お子様といっしょにお礼を伝える
- 引っ越し先の教室は、引っ越しの前から少しずつさがしはじめる
- 通いやすさを大切に、体験レッスンを受けてからえらぶ
- お子様のさびしい気持ちを、そのまま受けとめる
引っ越しは、歌の習い事にとっても、新しいスタートです。教室が決まるまでの間や、新しい教室になれてきたころに、こどもの歌声グランプリを目標にしてみるのもよいと思います。オンラインの動画審査だけで出られるので、引っ越し先からでも参加できます。幼児からシニア(65歳以上)までの8部門があり、ジャンルは自由です。講評とデジタル賞状がとどくので、新しい場所でのがんばりのはげみになると思います。こどもの歌声グランプリ