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4歳児・年中さんの発表会の歌。えらび方と、みんなで声をそろえる工夫

更新日:2026年11月7日 ・ 書いた人:うみ

「4歳児クラスの発表会、どんな歌をえらぼうかな」 「年中さんの発表会の歌、みんなの声がばらばらになってしまう」 「去年より少し大きくなったわが子の舞台、楽しみだけど少し心配」

4歳児・年中さんの発表会の歌について、こんなふうに考えている先生や、お父様・お母様もいらっしゃると思います。年中さんのクラスでは、「みんなでいっしょに歌う」ことに目を向けてみるのも、ひとつの楽しみ方です。

わたしは息子といっしょに、たくさんのコンクールに出てきました。

この記事では、4歳児・年中さんのクラスにしぼって、発表会の歌のえらび方と、みんなで声をそろえるための工夫をまとめました。年れい全体での曲えらびのめやすは、こちらの記事にまとめています。子どもの発表会で歌いやすい曲のえらび方。年れい別のめやすと、きめる前に見ておきたいこと

4歳児・年中さんの発表会の歌で、大切にしたいこと

「声をそろえる」は、楽しさのそのあとに

年中さんの発表会では、みんなで声をそろえて歌う気持ちよさを、味わえるとすてきです。ただ、声をそろえることを目標にしすぎると、お子様が「まちがえたらどうしよう」と、かたくなってしまうこともあります。

まずは歌を楽しむこと。そのうえで、「みんなの声がそろうと、気持ちいいね」と感じられたら、それでじゅうぶんです。どこまでそろうかは、クラスやお子様によってちがいます。

ひとりひとりの声も大切にする

声をそろえることと、ひとりひとりの声を大切にすることは、どちらも大事です。大きな声で歌うお子様、小さな声で歌うお子様、それぞれの声があって、クラスの歌になります。声の小さいお子様に「もっと大きく」とせかすより、安心して歌える雰囲気をつくることを大切にしてみてください。

声が小さいお子様へのかかわり方は、こちらの記事でも紹介しています。声が小さい子が、のびのび歌えるようになるには。お父様・お母様ができること

4歳児・年中さんの発表会の歌のえらび方

みんなが知っている歌、なじみのある歌

声をそろえやすくするためには、クラスのお子様がみんな知っている歌や、ふだんからよく歌っている歌をえらぶのがひとつの方法です。歌になじんでいると、それぞれが自信をもって声を出しやすくなります。

リズムがはっきりしている歌

リズムがはっきりしていて、手びょうしをつけやすい歌は、みんなでテンポを合わせやすくなります。ゆったりした歌は、声を合わせるのがむずかしく感じることもあるので、クラスのようすを見ながらえらんでみてください。

かけあいや、くりかえしのある歌

グループに分かれて、かけあいのように歌える歌や、先生のあとについてまねっこができる歌は、年中さんの発表会でも楽しみやすい形です。かけあいにすると、「自分のグループの番」がわかりやすく、出だしもそろいやすくなります。

古くからある童謡の例

4歳児・年中さんの発表会で、とり入れやすい童謡の例です。どれも、むかしから歌いつがれてきた歌です。

  • 「いぬのおまわりさん」:場面がわかりやすく、動物の役に分かれて歌うこともできる歌
  • 「やまのおんがくか」:楽器のまねをしながら、グループごとに歌いやすい歌
  • 「おおきなくりの木の下で」:手の動きをつけやすく、みんなで合わせやすい歌
  • 「せんろはつづくよどこまでも」:リズムが楽しく、手びょうしをつけやすい歌
  • 「まっかな秋」:秋の発表会に合わせやすい歌
  • 「たき火」:冬の発表会に合わせやすい歌
  • 「こいのぼり」:春から初夏の発表会に合わせやすい歌

園や先生によっては、最近の曲をえらぶこともあります。どの曲でも、クラスのお子様がみんなで楽しく歌えるかどうかを、目じるしにしてみてください。

高さは、お子様の声に合わせる

みんなで声をそろえるには、むりのない高さで歌えることも大切です。高すぎる歌や低すぎる歌は、声を出しにくいお子様が出てくることもあります。お子様の声を聞きながら、伴奏の高さを調整するのもひとつの方法です。のどに痛みやかすれが続くときは、耳鼻科などのお医者さんに相談してください。

みんなで声をそろえるための練習の工夫

まずは「聞く」ことからはじめる

声をそろえるためには、自分の声だけでなく、まわりの声やピアノの音を聞くことも大切です。

  • 先生の歌を、静かに聞いてみる
  • お友だちの歌を、聞く役になってみる
  • ピアノの前奏を、目をとじて聞いてみる

「聞く」時間をつくることで、お子様も少しずつ、まわりに合わせる感じをつかんでいくことがあります。

出だしをそろえる合図を決める

歌の出だしがばらばらになると、そのあともそろいにくくなります。先生が手をあげる、うなずく、「せーの」と小さく声をかけるなど、出だしの合図をクラスで決めておくと、みんなでいっしょに歌いはじめやすくなります。

前奏の終わりに、みんなで息をすう、という練習をしてみるのもよい方法です。

「どなる声」ではなく「ひびく声」を

みんなで歌うと、元気に歌おうとして、どなるような声になってしまうこともあります。どなる声はのどに負担がかかりやすく、まわりの声とも合いにくくなります。

「遠くのお友だちに、やさしく声をとどけてみよう」「ふわっと歌ってみよう」など、イメージがわきやすいことばで声をかけると、やわらかい声で歌いやすくなることがあります。

手びょうしや動きで、テンポを合わせる

テンポがばらばらになるときは、歌う前に、みんなで手びょうしをしてみるのもひとつの方法です。同じリズムで手をたたくうちに、体でテンポを感じやすくなります。歌に動きをつけるときも、みんなで同じタイミングで動くことで、声もそろいやすくなることがあります。

グループに分かれて歌ってみる

クラス全員でいっしょに歌うだけでなく、少人数のグループに分かれて歌ってみる時間をつくると、ひとりひとりの声が聞こえやすくなります。ほかのグループの歌を聞くことで、「そろうと気持ちいいね」と気づけることもあります。

短い時間で、楽しく区切る

年中さんの練習も、長い時間になるとつかれてしまうこともあります。短い時間で区切り、「きょうは出だしがそろったね」など、できたことを伝えて終えると、お子様もつぎの練習を楽しみにしやすくなります。

立ち位置や並び方も、声に関わる

舞台での並び方によって、おたがいの声の聞こえ方がかわることもあります。横に長く一列に並ぶと、はしのお子様どうしの声が聞こえにくくなることもあるので、ゆるやかなカーブにしたり、何列かに分けたりと、クラスの人数や舞台の広さに合わせて工夫してみてください。

声の小さいお子様と、元気に歌うお子様をとなりにすると、おたがいに声を聞きながら歌いやすくなることもあります。並び方を決めたら、練習のときから同じ並び方で歌ってみると、お子様もなれやすくなります。

先生の表情も、声をそろえる手がかりに

お子様は、前に立つ先生の顔をよく見ています。先生が口を大きくあけて、楽しそうに歌っていると、お子様も同じように歌いやすくなることがあります。やさしく歌うところでは先生もやさしい表情に、元気なところでは明るい表情にすると、ことばで伝えなくても、歌い方がそろってくることもあります。

お父様・お母様が、おうちでできること

園の歌を、いっしょに楽しむ

お子様が園で歌っている歌を口ずさんだら、いっしょに歌ってみてください。おうちで「そろえる」練習をする必要はありません。楽しく歌う時間が、お子様の自信につながることもあります。

「上手だったね」より「楽しそうだったね」

おうちで歌を聞いたときは、上手かどうかより、「楽しそうに歌っているね」「その歌、すきなんだね」と、気持ちによりそうことばをかけてあげてください。

当日の見守り方

クラスみんなの歌として聞く

当日は、わが子の声だけをさがすより、クラスみんなの歌として聞いてみてください。みんなで声を合わせている姿そのものが、年中さんの発表会のすてきなところです。

終わったら、みんなでの歌をほめる

発表会のあとは、「みんなの声がそろっていて、すてきだったね」「お友だちといっしょに歌えたね」と、クラスでの歌をほめてあげると、お子様もうれしい気持ちになりやすくなります。もし思うように歌えなかったようすでも、舞台に立てたことをたくさん認めてあげてください。

まとめ

  • 4歳児・年中さんの発表会では、楽しさを大切にしたうえで、声をそろえる気持ちよさを味わう
  • ひとりひとりの声も大切にし、声の小さいお子様をせかさない
  • みんなが知っている歌、リズムがはっきりしている歌、かけあいのある歌がとり入れやすい
  • 練習では、「聞く」ことからはじめ、出だしの合図を決める
  • どなる声ではなく、やわらかくひびく声を目ざす
  • 手びょうしやグループ練習で、テンポや声を合わせる
  • 当日は、クラスみんなの歌として聞き、終わったらみんなでの歌をほめる

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