発表会・コンサートの花束と差し入れのマナー。わたすタイミングとえらび方
「お友だちの発表会に行くけれど、花束は持っていったほうがいいのかな」 「差し入れって、何をわたせばいいの?いつわたすの?」
歌の発表会やコンサートに招かれると、花束や差し入れのことで、まよう方も多いと思います。お子様の発表会に家族で行くとき、教室の先生やお友だちが出るときなど、場面によっても考え方が少しかわります。
わたしは息子といっしょに、たくさんのコンクールに出てきました。
この記事では、発表会の花束のマナーと、差し入れのえらび方を中心にまとめます。わたすタイミングや、えらぶときに気をつけたいこと、会場のきまりの確かめ方まで、はじめての方にもわかりやすくお話しします。
発表会の花束や差し入れは、かならず必要?
「なくても失礼ではない」と考えてよい
まず知っておきたいのは、発表会やコンサートで、花束や差し入れはかならず必要なものではない、ということです。聞きに行くこと、拍手をおくること、それだけでも出る人にとっては、とてもうれしい応援です。
「持っていかないと失礼かな」と心配しすぎなくてだいじょうぶです。気持ちをこめて聞くことが、いちばんの応援だと考えてみてください。
教室や会場によって、きまりがある
発表会によっては、「花束やプレゼントはご遠慮ください」「受付でおあずかりします」などのきまりがあることがあります。
- 教室からのお知らせや、プログラムに書かれていないか
- 会場のホームページに、持ちこみのきまりがないか
- わからないときは、出る人のご家族や教室にそっと聞く
きまりがある場合は、かならずそれにしたがいましょう。
花束のえらび方
大きさは「持ち帰りやすさ」を考える
出る人は、衣装や楽譜、荷物をたくさん持っていることが多いです。大きすぎる花束は、持ち帰るのがたいへんになることもあります。
- 片手で持てるくらいの大きさ
- 電車やバスでも持ち帰りやすいもの
- 小さなお子様には、小さめのブーケ
迷ったときは、小ぶりのものをえらぶと、受けとる人の負担になりにくいです。金額よりも、相手が受けとりやすいかを大切にしてください。
花の種類で気をつけたいこと
花束をえらぶときは、いくつか気をつけたいことがあります。
- 香りの強い花は、ほかのお客さんや出る人ののどにひびくことがあるので、ひかえめに
- 花粉が落ちやすい花は、衣装をよごすことがある
- 鉢植えは持ち帰りにくいので、発表会ではさけることが多い
お花屋さんで「発表会でわたします」と伝えると、えらぶのを手伝ってもらえることがあります。
アレンジメントやドライフラワーもある
かごに入ったアレンジメントは、水がえがいらず、そのままかざれるので、受けとる人が楽なこともあります。長く楽しめるドライフラワーやプリザーブドフラワーをえらぶ方もいます。
花束をわたすタイミング
いちばん多いのは「おわったあと」
花束は、発表会やコンサートがおわったあと、ロビーなどで出る人に会えたときにわたすことが多いです。おわったあとなら、出る人も落ちついて受けとれます。
- ロビーや出口で、出る人が出てくるのを待つ
- 人が多いときは、短くお祝いのことばを伝えてわたす
- 写真をとるときは、ほかの人のじゃまにならない場所で
本番前はさけたほうがよい
本番の前は、出る人が集中したい時間です。楽屋をたずねたり、声をかけたりするのは、できるだけひかえましょう。前にわたしたい事情があるときは、受付であずかってもらえるかを確かめます。
受付であずかってもらう場合
会場によっては、受付で花束やプレゼントをあずかり、あとで出る人にまとめてわたしてくれることがあります。その場合は、だれからのものかわかるように、名前を書いたカードをつけておきましょう。
ステージにわたすのはきまりがあるときだけ
演奏のあと、ステージの上まで花束をわたしに行く場面を見ることもありますが、これは教室や会場が「どうぞ」としている場合にかぎられます。勝手にステージに近づくのは、進行のさまたげになるのでやめましょう。
差し入れのえらび方
向いているもの
差し入れは、出る人や教室のみなさんが、気軽に受けとれるものがよいです。
- 個包装のおかしで、日もちするもの
- 小さめの箱に入っていて、持ち帰りやすいもの
- のどにやさしい飲みものや、のどあめなど
みんなで分けられる個包装のものは、教室やスタッフの方へのお礼にもなりやすく、よろこばれることが多いです。
さけたほうがよいもの
- 冷蔵が必要なもの、すぐにいたむもの
- においの強いもの
- 手がよごれやすいもの、くずが出やすいもの
- 大きくてかさばるもの
アレルギーのある方もいるので、手づくりのものは、さけたほうが安心です。
量や金額は「気をつかわせない」ことを大切に
高価なものは、受けとる人に「お返しをしなきゃ」と気をつかわせてしまうことがあります。差し入れは、気持ちが伝わる、かんたんなもので十分です。
相手別に考える、花束と差し入れ
お子様の発表会に家族で行くとき
自分のお子様の発表会では、家族から小さな花束をわたすご家庭もあります。お子様にとっては、がんばった記念になります。会場のきまりを確かめたうえで、おわったあとに「よくがんばったね」とわたしてあげるとよいですね。
お友だちのお子様が出るとき
お友だちのお子様が出る発表会では、あまり大きなものを持っていくと、相手のご家族が気をつかうこともあります。小さなブーケや、かわいい個包装のおかしくらいがちょうどよいかもしれません。
教室の先生へわたすとき
先生へのお礼として、花束や差し入れをわたす方もいます。教室によっては、先生へのプレゼントを受けとらないきまりのところもあるので、まわりのご家族や教室に確かめておくと安心です。発表会のあとの先生へのお礼については、こちらの記事でくわしく書いています。発表会のあと、先生へのお礼はどうする?いる・いらないの考え方
会場で気をつけたいマナー
花束は、客席でじゃまにならないように
客席では、花束をひざの上や足もとにおき、音が出ないように気をつけましょう。セロハンやラッピングの紙は、カサカサと音が出やすいものです。演奏中は、さわらないようにします。
本番を聞くときの家族のマナーもあわせて
花束や差し入れだけでなく、客席での聞き方も、出る人への応援のひとつです。写真や動画のきまり、出入りのタイミングなど、家族として気をつけたいことは、こちらにまとめています。お子様の歌の本番を見に行くときの、家族のマナーと応援のしかた
お祝いのことばは短く
おわったあとは、多くの人が出る人に声をかけたいと思っています。「すてきだったよ」「声がよくひびいていたね」など、短いことばでお祝いを伝え、長話はひかえましょう。
メッセージカードをそえるとき
短いことばで、気持ちを伝える
花束や差し入れに、小さなメッセージカードをそえると、気持ちがより伝わります。長い文章でなくても、ひとことで十分です。
- 「発表会おめでとう。すてきな歌声でした」
- 「たくさん練習したんだね。聞けてうれしかったよ」
- 「やさしい声が、心にひびきました」
お子様に向けて書くときは、ひらがなを多めにすると、自分で読めてうれしいものです。
名前はわかりやすく
受付であずかってもらう場合や、たくさんの花束をもらう方の場合、だれからのものかわからなくなることがあります。カードには、自分の名前や、お子様との関係を書いておきましょう。たとえば「同じ教室のさくらより」「ひまわり組のゆうとより」のように書くと、すぐにわかります。
よくある質問
花束と差し入れ、両方持っていくべき?
どちらか一つで十分です。両方を持っていくと、受けとる人の荷物がふえてしまいます。会場や相手のようすを考えて、えらんでみてください。
当日に行けないときは?
行けないときは、あとで会ったときに「どうだった?」と声をかけたり、短いメッセージを送ったりするだけでも、気持ちは伝わります。花束をとどけたい場合は、ご家族に相談してからにしましょう。
出る人が何人もいる教室の発表会では?
教室の発表会では、ひとりだけに大きな花束をわたすと、まわりの子が気にすることもあります。教室のきまりや、まわりのご家族のようすを見ながら、目立ちすぎないものをえらぶとよいですね。
まとめ
- 発表会の花束や差し入れは、かならず必要なものではない。聞きに行くことが大きな応援
- まずは教室や会場のきまりを確かめ、ある場合はかならずしたがう
- 花束は小ぶりで持ち帰りやすいものを。香りや花粉にも気をつける
- わたすのは、おわったあとが基本。本番前はひかえる
- 差し入れは、個包装で日もちするものを。手づくりや高価なものはさける
- 客席では音が出ないように気をつけ、お祝いのことばは短く
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