月謝の渡し方のマナー。月謝袋の書き方と、そえたいひとこと
「月謝って、どうやって渡せばいいのかな」 「月謝袋には、何を書けばいいの?」
歌の教室に通いはじめると、レッスンのことと同じくらい、こうした小さなことが気になりますよね。だれかに聞くほどのことでもない気がして、なんとなくそのままにしている方も多いと思います。
わたしは息子といっしょに、たくさんのコンクールに出てきました。
この記事では、月謝の渡し方のマナーにしぼってお話しします。月謝袋の書き方、お札の入れ方、渡すタイミング、振込のときの注意、そしてお子様といっしょにそえたいひとことまでをまとめました。金額のことや、月謝の中身の見方については、ここではふれません。
月謝の渡し方には、「これでなければだめ」という決まりはありません。いちばん大切なのは、教室の決まりにしたがうことと、先生へのありがとうの気持ちです。そのうえで、知っておくと安心なことを、ひとつずつ見ていきましょう。
まずは教室の決まりをたしかめる
渡し方は教室によってちがう
月謝の払い方は、教室によっていろいろです。
- 毎月、月謝袋に入れて先生に手渡しする
- 教室の受付でまとめて払う
- 銀行などへの振込にする
- 口座からの引き落としにする
大きな教室では引き落としが多く、個人の先生の教室では手渡しや振込が多い、ということもよくあります。ただ、これも先生によってちがいます。
入会のときに聞いておきたいこと
入会のときに、次のことを聞いておくと、あとでこまりません。
- 払い方は、手渡し・振込・引き落としのどれか
- いつまでに払えばよいか(月のはじめか、さいごのレッスンの日か)
- 月謝袋は教室で用意してくれるか、自分で用意するか
- お休みした月や、レッスンが少ない月はどうなるか
聞きにくいと感じるかもしれませんが、先生にとっても、はじめに伝えておけるほうが安心です。「払い方を教えていただけますか」と、気軽にたずねてみてください。
月謝の金額の見方や、入会金などのお金のことは、こちらの記事にまとめています。ボイトレ教室の料金の見方。月謝・入会金・体験レッスンで確かめること
月謝袋の書き方
教室の月謝袋があるとき
教室で月謝袋を用意してくれるときは、そこに書く場所が決まっていることが多いです。
- お子様の名前(または習っている人の名前)
- 何月分か
- 金額を書くらん
- 先生の受けとり印のらん
書くらんにしたがって、ていねいに書けばだいじょうぶです。月謝袋は先生と生徒の間を行ったり来たりするので、なくさないように、レッスンバッグのきまった場所に入れておくと安心です。
自分で用意するとき
自分で用意するときは、白い封筒か、文房具店などで売っている月謝袋をつかうことが多いです。
- おもて面の上のほうに「月謝」または「御月謝」と書く
- その下に、習っている人の名前を書く
- 何月分かを書いておく(たとえば「十一月分」)
- うら面に、住所や保護者の名前を書くこともある
字は、黒いペンでていねいに書きましょう。じょうずな字でなくてもかまいません。読みやすく書くことが、いちばんのマナーです。
名前はフルネームがおすすめ
同じ教室に、同じ名字の生徒さんがいることもあります。お子様の名前は、名字だけでなく、下の名前まで書いておくと、先生がまちがえずにすみます。きょうだいで通っているときは、それぞれの名前を書いておくとわかりやすいです。
お札の入れ方
きれいなお札を用意する
月謝は、先生へのお礼の気持ちもこめたお金です。できるだけ、しわや折れの少ないきれいなお札を用意する方が多いです。前の日までに用意しておくと、あわてずにすみます。
お札の向きをそろえる
お札は、向きをそろえて入れます。封筒のおもてから見て、お札の人物の顔が上にくるように入れると、先生が中をたしかめるときに見やすくなります。何まいか入れるときは、すべて同じ向きにそろえましょう。
おつりが出ないようにする
おつりが出ると、先生にお手間をかけてしまいます。月謝はちょうどの金額を入れるのが、やさしい心づかいです。小銭が入るときは、ばらばらにならないように、小さな袋に入れてから封筒に入れる方もいます。
封はどうする?
教室の月謝袋は、毎月つかうものなので、のりで封をしないことが多いです。先生がすぐに中をたしかめられるように、ふたを中に折りこむくらいでじゅうぶんです。自分で用意した封筒のときも、のりづけしなくてかまわないことが多いですが、気になるときは先生に聞いてみてください。
渡すタイミングと渡し方
レッスンのはじめに渡すのが多い
月謝は、その日のレッスンがはじまる前に渡すことが多いです。「よろしくお願いします」のあいさつといっしょに渡すと、自然な流れになります。
レッスンの時間は、先生とお子様の大切な時間です。レッスンの途中で渡すのはさけて、はじめか終わりのどちらかにしましょう。先生から「終わってからでいいですよ」と言われたら、それにしたがえばだいじょうぶです。
両手で、先生が読める向きで
渡すときは、封筒の名前が先生から読める向きにして、両手で渡します。
- 先生のほうに名前が向くようにもつ
- 両手でそっとさし出す
- ひとこと、ことばをそえる
むずかしく考えなくても、両手で渡すだけで、ていねいな気持ちは伝わります。
お子様が渡すときは
お子様がひとりで教室に通っているときは、お子様が月謝を渡すことになります。そのときは、家で少し練習しておくと安心です。
- 月謝袋をどこに入れたか、いっしょにたしかめる
- 教室についたら、先生に渡すことを伝えておく
- 渡すときのことばを、いっしょに声に出してみる
小さなお子様の場合は、なくしてしまうこともあるので、お父様やお母様が渡すほうが安心なこともあります。お子様の年れいや、教室までの道のりに合わせて考えてみてください。
レッスンのはじめと終わりのあいさつについては、こちらの記事にくわしく書いています。歌のレッスンのあいさつとマナー。習い事のはじめと終わりに気をつけたいこと(お子様にも大人にも)
渡すときにそえたいひとこと
月謝を渡すときは、短いことばをそえると、気持ちがよく伝わります。長いあいさつはいりません。
お父様・お母様から
- 「今月分の月謝です。今月もよろしくお願いいたします」
- 「いつもていねいに見ていただいて、ありがとうございます。今月分です」
- 「おそくなってしまって、すみません。先月分の月謝です」
お子様から
- 「先生、今月もよろしくお願いします」
- 「月謝です。よろしくお願いします」
お子様には、「ありがとう」と「よろしくお願いします」を伝える練習だと考えて、いっしょに言ってみるのもよいと思います。月謝を渡すことを通して、教えてもらうことへの感謝を、自然に知るきっかけになります。
振込や引き落としのときに気をつけたいこと
振込の名前に気をつける
振込のときは、振込をする人の名前が先生に伝わります。お母様の名前で振りこむと、先生はどの生徒さんの月謝か、わからないことがあります。
- 振込の名前の前に、お子様の名前を入れる
- それができないときは、先生にひとこと連絡しておく
どちらにするかは、先生のやりやすい方法にしたがいましょう。
期限までに、わすれずに
振込は、手渡しとちがって、先生と顔を合わせずにすむぶん、うっかりわすれてしまうこともあります。カレンダーやスマホの予定に、振込の日を書いておくと安心です。
振りこんだあとに、「今月分を振りこみました」とひとこと連絡するかどうかは、教室によってちがいます。はじめのうちは、先生に聞いておくとよいでしょう。
引き落としのとき
引き落としのときは、口座にお金が入っているかどうかを、前もってたしかめておきましょう。引き落としができなかったときは、教室から連絡が来ることが多いです。そのときは、すぐにおわびをして、どう払えばよいかをたずねてください。
わすれたとき・おくれたとき
気づいたら、すぐに伝える
月謝袋をわすれてしまうことは、だれにでもあります。気づいたときに、すぐ先生に伝えることが大切です。
- 「今日、月謝をわすれてしまいました。つぎのレッスンでお持ちしてもよろしいでしょうか」
だまっているより、先にひとこと伝えるほうが、先生も安心します。
つぎに渡すときは、おわびをそえて
おくれて渡すときは、「おそくなって、申しわけありませんでした」とひとことそえましょう。何か月分もためてしまうと、先生がこまってしまうので、できるだけ早く渡すようにします。
まとめ
- 月謝の渡し方は、まず教室の決まりをたしかめる
- 月謝袋には、名前(フルネーム)と何月分かを、ていねいに書く
- お札はきれいなものを、向きをそろえて、おつりが出ないように入れる
- レッスンのはじめか終わりに、両手で、先生が読める向きで渡す
- 「今月もよろしくお願いします」など、短いことばをそえる
- 振込のときは、名前と期限に気をつける
- わすれたときは、気づいたらすぐに伝える
月謝を渡すのは、毎月の小さなことですが、先生とのよい関係をつくる大切な時間でもあります。ていねいに続けていくと、お子様にとっても、教えてもらうことへの感謝を学ぶ機会になります。レッスンで練習してきた歌を、だれかに聞いてもらいたくなったら、こどもの歌声グランプリものぞいてみてください。オンラインの動画審査だけで出られて、幼児からシニア(65歳以上)までの8部門があり、ジャンルは自由です。講評とデジタル賞状がとどくので、ふだんのがんばりを見てもらうきっかけになると思います。こどもの歌声グランプリ