合唱の衣装をそろえるときは?白ブラウス・黒スカートなど、えらび方のポイント
「合唱の衣装は、白ブラウスに黒スカートと言われたけれど、どんなものをえらべばいいの?」 「みんなでそろえるとき、どこまで同じにすればいいのだろう」 「衣装係になったけれど、何から決めたらいいかわからない」
合唱団やクラスで本番をむかえるとき、衣装をどうそろえるかは、なやみやすいことの一つです。ひとりで出るコンクールの服とはちがい、合唱ではみんなで見た目をそろえることが大切になります。
わたしは息子といっしょに、たくさんのコンクールに出てきました。
この記事では、合唱団・クラスなど、みんなで衣装をそろえるときのポイントにしぼってまとめました。ひとりでコンクールや発表会に出るときの服えらびについては、こちらの記事を参考にしてください。歌の発表会・コンクールの服えらび。子どもらしく、歌いやすい衣装の考え方
合唱の衣装をそろえる意味
ひびきと同じように、見た目もそろえる
合唱は、みんなの声を一つにまとめる音楽です。衣装をそろえると、ステージの上でのまとまりが、見た目でも伝わりやすくなります。
歌っている人の気持ちがひきしまる
みんなで同じ衣装を着ると、「これから本番だ」という気持ちになりやすくなります。団体としての一体感を感じられることもあります。
声や表情に目が向きやすくなる
衣装がそろっていると、一人一人の服のちがいに目がいきにくくなります。そのぶん、お客様が歌声や表情に気持ちを向けやすくなります。
合唱の衣装の組み合わせの例
合唱の衣装に、決まった形があるわけではありません。団体によって、さまざまな衣装があります。ここでは、考え方の例として紹介します。
白ブラウスと黒スカート
白ブラウスと黒スカートの組み合わせは、すっきりとして、ステージでまとまって見えやすい形です。手に入れやすく、ほかの場面でも使いやすいことから、えらばれることもあります。
白シャツと黒ズボン
男性や、ズボンのほうが動きやすい方は、白シャツと黒ズボンの組み合わせにすることもあります。白ブラウス・黒スカートの人とならんでも、白と黒の色がそろっているので、まとまりが出やすくなります。
全身を黒でそろえる
上も下も黒でそろえる団体もあります。落ちついた印象になり、曲によっては、歌声をひきたててくれることもあります。
色のついたスカーフやリボンを加える
白と黒の衣装に、団体で決めた色のスカーフやリボン、ネクタイなどを加える形もあります。小物だけでも、団体らしさを出しやすくなります。
そろえるときに決めておきたいこと
「白ブラウスに黒スカート」と伝えるだけだと、人によって思いうかべるものがちがい、本番でばらばらに見えてしまうこともあります。どこまでそろえるかを、前もって決めておくと安心です。
決めておきたい項目
| 決めること | 考えておきたいこと |
|---|---|
| えりの形 | 丸いえり、とがったえり、えりなしなど |
| そでの長さ | 長そで、半そで、季節によってかえるか |
| スカートの長さ | ひざ下、くるぶしまでなど |
| スカートの形 | まっすぐな形、広がる形など |
| 布の感じ | つやがあるか、ないか |
| くつと靴下 | 色と形をどこまでそろえるか |
| 髪型やかざり | まとめるか、かざりはつけるか |
すべてを細かく決めなくてもよいのですが、えりの形やスカートの長さなど、ステージで目立つところだけでもそろえると、まとまりが出やすくなります。
見本の写真を用意する
ことばだけで伝えると、イメージがずれることがあります。「こんな感じ」という見本の写真や絵を用意して、みんなで見られるようにしておくと、えらびやすくなります。
白の色味にも気をつける
ひとことで白と言っても、まっ白なもの、少しクリームがかったもの、青みのあるものなど、色味にはちがいがあります。照明の下では、そのちがいが目立つこともあります。気になる場合は、色味についても伝えておくとよいでしょう。
歌いやすさも大切に
おなかやむねをしめつけない
歌うときは、おなかやむね、せなかまわりがよく動きます。ウエストがきつすぎるスカートやズボン、むねまわりがきゅうくつなブラウスは、息がしにくくなることもあります。試着するときは、深く息をすって、苦しくないかをたしかめてみてください。
くびまわりがきつくないか
えりやボタンがくびをしめつけると、歌いにくく感じることがあります。えりもとのボタンをとめたときに苦しくないかも、たしかめておきましょう。
うでを動かしても気にならないか
ステージでは、楽譜を持ったり、手を前で組んだりします。うでを上げたり、前に出したりしても、服がつっぱらないかをたしかめておくと安心です。
長く立っても楽か
合唱では、ひな壇の上で長く立つこともあります。くつは、立ちやすく、すべりにくいものをえらびましょう。くつのえらび方は、こちらの記事でも紹介しています。歌の本番の靴のえらび方。発表会・コンクールで、立ちやすく歌いやすい靴
ステージでの見え方を考える
照明の下での見え方
ステージの照明の下では、布がすけて見えることがあります。白ブラウスは、下に着るものの色や形にも気をつけましょう。白やはだに近い色のインナーを合わせると、目立ちにくくなります。
しわや毛玉
ステージでは、遠くからでも、しわや毛玉が目に入ることがあります。本番の前には、アイロンをかけたり、毛玉をとったりして、ととのえておきましょう。
客席から見たまとまり
みんなが衣装を着そろえたら、一度ならんでみて、客席がわから見てもらうのもよい方法です。一人だけ色がちがって見える、スカートの長さがばらばら、といったことに気づけることもあります。
準備の流れと、気をつけたいこと
早めに決めて、早めに伝える
衣装をそろえるには、時間がかかることもあります。本番の日から逆算して、早めに決めて、全員に伝えておきましょう。
持っているものを生かす
新しく買うことがむずかしい方もいます。手持ちの服で合わせられるように、決めごとにある程度のはばをもたせるのも、一つの考え方です。団体で衣装を用意したり、貸し出したりするところもあります。
体の変化に気をつける
お子様の合唱団や中学生・高校生の場合は、本番までのあいだに体が大きくなることもあります。早めに用意するときは、少し余裕のあるものをえらんだり、本番の前にもう一度試着したりすると安心です。
季節に合わせた工夫
夏は暑さ、冬は寒さへの気づかいも大切です。会場が暑いときは、通気のよい布をえらんだり、冬は控室で羽織るものを用意したりしておくと、体調をくずしにくくなります。
衣装係になったときの進め方
決めたことを、文章にまとめる
衣装について決めたことは、ことばで伝えるだけでなく、紙やメッセージにまとめておくと安心です。えりの形、色、長さ、くつ、髪型など、項目ごとに書いておくと、あとから見なおすときにもわかりやすくなります。
質問や相談を受けつける
「手持ちの服がこれでもいいか」「サイズが合うものが見つからない」など、なやむ方もいます。気軽に質問できる場をつくっておくと、本番の直前になってこまる人がへることがあります。
着てみる日をつくる
本番の前に、一度みんなで衣装を着て、通しの練習をする日をつくってみましょう。歌いにくいところや、そろっていないところに早めに気づけるので、直す時間もとりやすくなります。
本番のあとの手入れも伝えておく
衣装は、次の本番でも使うことがあります。汗をかいたあとは早めに洗う、ハンガーにかけてしわをのばしておく、といった手入れのしかたも、あわせて伝えておくと、次に使うときにも気持ちよく着られます。団体で衣装を貸し出している場合は、返すときの決まりも前もって伝えておきましょう。
まとめ
- 合唱の衣装をそろえると、ステージでのまとまりや一体感が伝わりやすくなる
- 白ブラウスと黒スカート、白シャツと黒ズボン、全身黒など、組み合わせは団体によってさまざま
- えりの形、そでやスカートの長さ、白の色味など、どこまでそろえるかを前もって決める
- 見本の写真を用意すると、イメージのずれをふせぎやすい
- おなか・むね・くびまわりがきつくないか、歌いやすさもたしかめる
- 照明でのすけ方や、しわ・毛玉にも気をつける
- 早めに決めて伝え、手持ちの服も生かせるように考える
衣装がそろうと、みんなで歌う本番が、より特別な時間になります。合唱団や歌の教室をさがしている方は、歌の教室さがしも見てみてください。ひとりで歌う場もためしてみたい方には、こんな場もあります。こどもの歌声グランプリは、オンラインの動画審査だけで出られる歌のコンクールです。幼児からシニア(65歳以上)までの8部門があり、ジャンルは自由です。出た方には、講評とデジタル賞状がとどきます。こどもの歌声グランプリ