本番の準備(動画・衣装・持ち物)

コンクール前の1週間のすごし方。練習・体調・こころの準備

更新日:2026年11月7日 ・ 書いた人:うみ

「本番まで、あと1週間。何をしたらいいんだろう」 「まだ仕上がっていない気がして、あせってしまう」

コンクールが近づくと、お子様も、そばで見ているお父様・お母様も、だんだん落ちつかなくなってくるものです。大人の方が自分で出る場合も、同じような気持ちになると思います。

わたしは息子といっしょに、たくさんのコンクールに出てきました。本番前の1週間は、新しいことをたくさん身につける時間ではなく、これまで練習してきたことを、気持ちよく出せるように整える時間だと思っています。

この記事では、コンクール前の1週間のすごし方を、「練習」「体調」「こころ」の3つに分けてお話しします。日ごとの目安や、前日・当日の朝のすごし方もまとめました。

本番前の1週間は「整える」時間

新しいことを、ふやしすぎない

本番が近づくと、「あそこも直したい」「ここももっと上手にしたい」と、気になるところがたくさん出てきます。でも、この時期に大きく歌い方をかえると、かえって歌がまとまらなくなることがあります。

1週間前からは、先生に言われていることの中から、気をつけることを2つか3つにしぼると、こころもすっきりします。

のどを、つかれさせない

本番の日に、いちばんよい声が出るようにすることが大切です。練習のしすぎで、のどがつかれてしまっては、もったいないですよね。練習の量は、ふだんと同じか、少しへらすくらいを目安にしてみてください。

練習のすごし方

1週間前〜4日前:通して歌う練習

この時期は、曲をはじめから終わりまで、通して歌う練習を中心にします。

  • 1日に1回か2回、通して歌う
  • 気になるところだけ、短く取り出して練習する
  • 前奏から入りのタイミングを、たしかめる

伴奏の音源やピアノに合わせて歌う場合は、本番と同じ形で、何回か合わせておくと安心です。

録音や録画で、ようすをたしかめる

スマホで歌を録音や録画して、聞いてみるのもおすすめです。自分では気づきにくいところが、わかりやすくなります。

ただ、見直しは1日1回くらいにしておきましょう。何度も見て、気になるところばかりさがしてしまうと、自信がなくなってしまうこともあります。お子様には、「ここがすてきだったね」と、よいところを先に伝えてあげてください。

3日前〜前日:軽めの練習に

本番の3日前くらいからは、練習を少しずつ軽くしていきます。

  • 通して歌うのは、1日1回くらいに
  • 大きな声で何回も歌わない
  • 歌詞を声に出して読む、ハミングで歌うなど、のどにやさしい練習をまぜる

歌詞をわすれないか心配なときは、声を出さずに、こころの中で歌ってみるのもよい方法です。

本番の流れを、練習しておく

コンクールでは、歌う前におじぎをしたり、名前をよばれたりすることがあります。家でも、「入場して、おじぎをして、歌って、おじぎをして、もどる」という流れを、何回か練習しておくと、当日あわてずにすみます。

体調の整え方

ねる時間を、しっかりとる

本番前の1週間は、いつもより少し早めにねるようにしましょう。ねむっている間に、体も声も休まります。

お子様の場合、本番が近づくと、こうふんしてなかなかねむれないこともあります。ねる前は、テレビやスマホを早めに切り上げて、ゆったりすごす時間をつくってあげてください。

のどを乾燥させない

のどは、乾燥にとても弱いところです。

  • こまめに水分をとる
  • 部屋の湿度に気をつける(加湿器やぬれタオルなど)
  • 外出するときは、マスクをつかう
  • ねるときも、のどがかわきすぎないようにする

人ごみや、大声を出す場所はひかえめに

本番前は、かぜをひかないように気をつけたい時期です。人の多い場所に行くときは、手洗いやうがいを、いつもよりていねいにしましょう。

また、運動会の応援や、カラオケなど、大きな声を出す場面も、できるだけひかえめにしておくと安心です。

食事は、いつもどおりに

本番前だからといって、特別なものを食べる必要はありません。いつもどおり、バランスよく食べることがいちばんです。食べなれないものや、からすぎるものは、念のためひかえておくと安心です。

体調をくずしたときは

もし、のどが痛くなったり、熱が出たりしたときは、むりに練習しないでください。声を休ませて、ゆっくりすごしましょう。痛みやかすれが続くときは、早めに耳鼻科などのお医者さんに相談してください。

こころの準備

「よかったところ」をことばにする

本番前は、お子様も大人も、不安な気持ちが大きくなりやすいものです。そんなときは、これまでの練習でできるようになったことを、ことばにしてみましょう。

  • 「さいしょの高い音が、きれいに出るようになったね」
  • 「歌詞を全部おぼえられたね」
  • 「毎日練習をがんばったね」

自分のがんばりに気づくと、こころが少し落ちつきます。

結果より「楽しんで歌う」を目標に

「入賞しなきゃ」「まちがえちゃいけない」と思うほど、体に力が入ってしまいます。本番の目標は、「練習してきたことを出しきる」「楽しんで歌う」くらいにしておくと、のびのびと歌いやすくなります。

お父様・お母様も、「どんな結果でも、がんばったことがいちばん大切だよ」と、伝えてあげてください。

きんちょうするのは、自然なこと

きんちょうするのは、それだけ一生けんめい練習してきたしるしです。きんちょうをなくそうとするより、「きんちょうしても、だいじょうぶ」と思えるようにしてあげることが大切です。

本番できんちょうするお子様へのことばかけは、こちらの記事にくわしくまとめています。本番で緊張する子へのことば。歌のコンクール前に親ができること

お父様・お母様ができること

いつもどおりの毎日を守る

本番が近づくと、まわりの大人も、つい力が入ってしまいます。「ちゃんと練習した?」「本番はだいじょうぶ?」と何度も聞くと、お子様は、かえって不安になってしまうことがあります。

ごはんの時間、おふろの時間、ねる時間を、できるだけいつもどおりにして、お子様が安心してすごせるようにしてあげてください。

練習を、見守る

練習を聞いていて気になるところがあっても、本番直前は、たくさん注意しすぎないようにしましょう。気になることは、先生に相談して、先生から伝えてもらうのもひとつの方法です。お父様・お母様は、「いい声だね」「楽しそうに歌っているね」と、見守る役になってあげると、お子様のこころが落ちつきます。

大人が自分で出るときも

大人の方が自分で出る場合も、仕事や家のことでいそがしい中、むりに練習時間をふやそうとしなくてだいじょうぶです。この1週間は、短い時間でも、毎日すこしずつ歌にふれることを大切にしてみてください。

前日のすごし方

練習は、短く軽く

前日は、通して1回歌うか、気になるところを少し確認するくらいにしておきましょう。たくさん練習するより、のどを休ませることを大切にします。

持ち物と服を、そろえておく

当日の朝にあわてないように、持ち物や服は、前日のうちにそろえておきましょう。楽譜、伴奏の音源、飲み物、着がえなど、何が必要かは、コンクールによってちがいます。持ち物のくわしいチェックは、こちらの記事を見てみてください。歌のコンクール当日の持ち物チェックリスト。忘れ物をしないために

会場までの道や、かかる時間も、もう一度たしかめておくと安心です。

早めにねる

前日は、いつもどおりか、少し早めにねるようにします。「ねむれなかったらどうしよう」と心配しすぎなくても、だいじょうぶです。横になって目をとじているだけでも、体は休まります。

当日の朝のすごし方

  • いつもと同じくらいの時間に起きる
  • 朝ごはんを、ゆっくり食べる
  • 体をかるくほぐす
  • 小さな声で、ハミングや発声をする
  • 時間にゆとりをもって、家を出る

本番の何時間も前から、大きな声で歌いつづけるのはさけましょう。声出しは、会場に着いてからも、かるくでじゅうぶんです。

まとめ

  • 本番前の1週間は、新しいことをふやすより、これまでの練習を整える時間
  • 1週間前〜4日前は通し練習、3日前からは軽めの練習に
  • 本番の流れ(入場、おじぎ、退場)も練習しておく
  • ねる時間をしっかりとり、のどを乾燥させない
  • のどの痛みやかすれが続くときは、お医者さんに相談する
  • 結果より「楽しんで歌う」を目標に、よかったところをことばにする
  • 前日は持ち物をそろえ、早めにねる

本番の1週間は、少し落ちつかない時間ですが、これまでのがんばりをふりかえる、大切な時間でもあります。会場に行くのがむずかしいときや、まずは気軽にためしてみたいときは、こどもの歌声グランプリもおすすめです。オンラインの動画審査だけで出られて、幼児からシニア(65歳以上)までの8部門があり、ジャンルは自由です。講評とデジタル賞状がとどくので、次の練習の目標も見つけやすくなると思います。こどもの歌声グランプリ

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