コンクール・発表の場

歌のコンクールにかかる費用の種類。参加費のほかに考えておきたいこと

更新日:2026年11月7日 ・ 書いた人:うみ

「歌のコンクールに出てみたいけれど、費用はどのくらいかかるのかな」 「要項に参加費は書いてあるけれど、参加費以外にもお金がかかるの?」

はじめてコンクールに出ようとするとき、こんなふうに気になるお父様・お母様は多いと思います。わたしは息子といっしょに、たくさんのコンクールに出てきました。そのなかで感じたのは、歌のコンクールの費用は、参加費だけでは決まらないということです。

この記事では、歌のコンクールに1回出るときに、どんな種類の費用がかかりやすいのかをまとめます。金額はコンクールや地域、教室によって大きくちがうので、ここでは「どんなお金があるのか」という種類にしぼってお話しします。1年を通したレッスン代などの話は、こちらの記事にまとめています。子どもの声楽、1年でかかる本当の費用。レッスン代だけじゃないお金の話

先に種類を知っておくと、「思っていたよりかかった」とあわてることが少なくなります。申しこむ前に、ご家族で話しておくときの参考にしてください。

まずは要項で、参加費とそのほかの費用を確かめる

参加費にふくまれるもの・ふくまれないもの

コンクールの費用でいちばんはじめに目に入るのが、参加費です。参加費は、コンクールによってちがいます。部門や年れいによって金額がかわることもあります。

参加費にふくまれるものも、コンクールによってちがいます。たとえば、つぎのようなものです。

  • 予選だけの参加費か、本選の参加費もふくむのか
  • 講評(審査員からのコメント)がふくまれるか
  • 賞状や記念品がふくまれるか
  • 伴奏者を用意してもらえるか

要項をよく読んで、「この参加費で、どこまでしてもらえるのか」を確かめておきましょう。わからないところは、主催しているところに問い合わせてみると安心です。

予選と本選で、2回分かかることもある

コンクールによっては、予選、本選と、何回か審査がある場合があります。予選に通ったら、本選の参加費をあらためてはらうこともあります。

予選に通るかどうかは、出てみないとわかりません。でも、「通ったら、もう一度費用がかかる」と知っておくと、心の準備ができます。日程も、予選と本選で別の日になることが多いので、2回分の交通費なども考えておくとよいと思います。

参加費以外にかかりやすい費用の種類

ここからは、参加費のほかにかかりやすいお金を、種類ごとに見ていきます。すべてがかかるわけではありません。コンクールの形や、お子様の出る部門によってかわります。

伴奏にかかる費用

ピアノの伴奏で歌うコンクールでは、伴奏をどうするかで費用がかわります。

  • 教室の先生や、伴奏の先生におねがいする
  • コンクールが用意してくれる伴奏者にたのむ
  • 伴奏の音源(録音した伴奏)をつかう

伴奏者におねがいするときは、本番の日だけでなく、事前の合わせ練習の分もお礼が必要になることがあります。伴奏者へのお礼の考え方は、先生や教室によってちがうので、早めに相談しておきましょう。

伴奏の音源をつかう場合も、音源を作ってもらう費用や、録音のための費用がかかることがあります。

楽譜にかかる費用

曲が決まったら、楽譜を用意します。楽譜集を買う、1曲だけの楽譜を買うなど、方法はいくつかあります。

  • 自分用の楽譜
  • 伴奏者にわたす楽譜
  • 審査員用に楽譜を出すように決められている場合の楽譜

コンクールによっては、審査員用の楽譜を出すように決められていることがあります。そのときは、コピーではなく、正式に買った楽譜をつかうように書かれていることもあります。要項にしたがって用意しましょう。

レッスンにかかる費用

コンクールに出ると決めると、ふだんのレッスンにくわえて、追加のレッスンをおねがいすることがあります。

  • 本番前に、回数をふやしてみてもらう
  • 伴奏者といっしょに合わせるレッスン
  • 本番の会場に近い広い場所での練習

ふだんの月謝のほかに、追加の分がかかるかどうかは、教室によってちがいます。コンクールに出たいと決めたら、早めに先生に伝えて、どのくらいレッスンが必要かを相談しておくと安心です。

衣装・くつ・身だしなみの費用

会場で歌うコンクールでは、衣装も考えておきたいところです。

  • ワンピースやドレス、シャツやズボンなど
  • 本番用のくつ
  • 髪かざり、ヘアゴム、くつ下やタイツ

すべてを新しく買わなくても、手持ちの服で十分なことも多いです。お子様はすぐに大きくなるので、レンタルをつかったり、お下がりをつかったりするご家庭もあります。歌いやすく、動きやすいものをえらぶことがいちばん大切です。

交通費・宿泊費

会場が遠い場合は、交通費が大きくなることがあります。

  • 電車、バス、車のガソリン代や駐車場代
  • 付きそいの家族の分の交通費
  • 前の日に会場の近くにとまる場合の宿泊費

本番の時間が朝早いと、前の日からとまったほうが、お子様の体がらくなこともあります。予選と本選で会場がちがうこともあるので、それぞれ確かめておきましょう。

当日のこまかな費用

当日も、こまかな出費があります。

  • お昼ごはんや飲みもの
  • 会場に入るための入場料(付きそいの家族が客席で聞く場合など)
  • プログラム(出る人の名前がのった冊子)
  • 会場でとった写真や動画の購入

客席に入るのにチケットが必要なコンクールもあります。家族みんなで見に行くときは、人数分かかることもあるので、要項や案内で確かめておくとよいと思います。当日の持ち物は、こちらにまとめています。歌のコンクール当日の持ち物チェックリスト。忘れ物をしないために

動画で出るコンクールでかかる費用

最近は、会場に行かず、動画で出られるコンクールもふえています。動画審査のコンクールでは、交通費や宿泊費がかからないことが多いです。そのかわりに、つぎのような費用を考えておきましょう。

  • 撮影のためのスマホの台(三脚)や、マイク
  • 伴奏の音源
  • 広い部屋やスタジオを借りる場合の費用

ただ、家にあるスマホで撮影できるコンクールも多いので、かならず道具をそろえる必要はありません。まずは手持ちのもので撮ってみて、足りないところがあれば考える、というすすめ方でもだいじょうぶです。動画で出られるコンクールのよさと注意点は、こちらの記事にまとめています。オンライン・動画で出られる歌のコンクール。よさと注意点

費用を考えるときの、むりのない進め方

申しこむ前に、ざっくり書き出してみる

コンクールに申しこむ前に、かかりそうな費用を紙に書き出してみましょう。

  1. 参加費(予選・本選)
  2. 伴奏
  3. 楽譜
  4. 追加のレッスン
  5. 衣装・くつ
  6. 交通費・宿泊費
  7. 当日のこまかな費用

こうして並べてみると、「このコンクールは家から近いから交通費が少ない」「衣装は手持ちのもので十分」など、ご家庭に合ったえらび方が見えてきます。

先生に相談するときに聞いておきたいこと

費用のことは、少し聞きにくいかもしれません。でも、あとからこまらないために、先に聞いておくほうが安心です。

  • 追加のレッスンは必要か、何回くらいか
  • 伴奏はどなたにおねがいするのか、お礼はどう考えればよいか
  • 衣装に決まりはあるか

先生も、はっきり聞いてもらえたほうが答えやすいことが多いです。

「出られるコンクール」をえらぶのも大切

お子様が歌うことを好きでいられるには、ご家庭がむりなく続けられることも大切です。1回のコンクールにたくさんの費用をかけるより、近くの会場や動画で出られるものをえらんで、何回か出てみるという考え方もあります。

どのコンクールが合うかは、お子様の年れいや目標、ご家庭の事情によってちがいます。いくつかのコンクールの要項を見くらべてみて、ご家族で話し合ってみてください。

お子様には、お金の話より「楽しみ」を伝える

費用のことは、大人どうしで話しておけばじゅうぶんです。お子様に「お金がかかるんだから、がんばってね」と伝えると、歌うことが重たく感じられてしまうこともあります。

お子様には、「どんな歌にしたいかな」「当日はどんな服を着たい?」など、本番を楽しみにできることばをかけてあげてください。のびのびと歌えることが、いちばんの準備になると思います。

まとめ

  • 歌のコンクールの費用は、参加費だけではない
  • 参加費にどこまでふくまれるかは、要項で確かめる
  • 予選と本選で、参加費や交通費が2回分かかることもある
  • 伴奏、楽譜、追加のレッスン、衣装、交通費、当日のこまかな費用も考えておく
  • 動画で出るコンクールは、交通費がかからないことが多い
  • 申しこむ前に費用を書き出して、先生にも早めに相談する

費用の種類を知っておくと、あわてずにコンクールの準備ができます。はじめてのコンクールなら、家から出られるものをえらぶのもひとつの方法です。こどもの歌声グランプリは、オンラインの動画審査だけで出られるので、会場までの交通費や宿泊費がかかりません。幼児からシニア(65歳以上)までの8部門があり、ジャンルは自由です。講評とデジタル賞状がとどくので、つぎの練習にも生かせます。こどもの歌声グランプリ

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