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小さな演奏会にお客様を呼ぶには。個人のコンサートの集客と、来てもらえる工夫

更新日:2026年11月7日 ・ 書いた人:うみ

「せっかく演奏会を開くのに、お客様が来てくれるか心配」 「個人のコンサートって、どうやってお客さんを呼べばいいの?」

歌の発表会や、小さなコンサートを自分で開くことになったとき、いちばん気になるのが「集客」かもしれません。集客とは、お客様に来てもらうことです。練習をがんばってきたからこそ、だれかに聞いてもらいたいですよね。

わたしは息子といっしょに、たくさんのコンクールに出てきました。

この記事では、個人や小さなグループで開く演奏会に、お客様を呼ぶための考え方と工夫をまとめました。むずかしい宣伝の話ではなく、身近な人への声のかけ方や、「行ってみようかな」と思ってもらえる小さな工夫が中心です。

小さな演奏会の集客で、まず考えたいこと

「たくさん」より「来てほしい人」から

集客というと、「とにかく大勢の人に来てほしい」と考えがちです。でも、小さな演奏会では、まず「だれに聞いてほしいか」を考えるほうが、うまくいきやすくなります。

  • いつも応援してくれる家族や親せき
  • 仕事や学校の知り合い
  • 習い事の仲間や、先生
  • ご近所の方
  • 同じ趣味をもつ人たち

ひとりひとりの顔を思いうかべながら、紙に書き出してみましょう。思っていたより、声をかけられる人が多いことに気づくかもしれません。

会場の広さと、来てほしい人数を合わせる

会場が広すぎると、お客様が少なく見えて、出る人も聞く人もさみしい気持ちになることがあります。反対に、こぢんまりした会場に人が集まると、それだけで温かい雰囲気になります。

会場をえらぶときは、「声をかけられそうな人の数」を目安にするのも一つの方法です。

演奏会の「らしさ」をことばにしておく

人をさそうときに、「どんな演奏会なの?」と聞かれることがあります。そのときに、ひとことで答えられるようにしておくと、さそいやすくなります。

  • 季節の童謡を、みんなで楽しむ会
  • 声楽を習いはじめて、はじめてのミニコンサート
  • 親子で歌う、小さな発表会
  • 日本の歌を、ゆっくり聞いてもらう会

「らしさ」がはっきりしていると、聞く人も「自分に合いそうか」を考えやすくなります。

演奏会にお客さんを呼ぶ、声のかけ方

直接さそうのが、いちばん伝わる

チラシを配ったり、インターネットでお知らせしたりするのも大切ですが、小さな演奏会でいちばん力になるのは、直接の声かけです。

「今度、歌の会をするので、もしよかったら来てください」

このひとことを、顔を見て伝えるだけで、気持ちはずいぶん伝わります。直接会えない人には、手紙やメッセージで、その人あてのことばをそえて送りましょう。

さそうときのことばの例

さそうときは、相手が断りにくくならないように、気軽さをのこしておくのがコツです。

  • 「歌の会をすることになりました。ご都合が合えば、ぜひ聞きに来てください」
  • 「はじめての演奏会なので、知っている顔があるととても心強いです」
  • 「短い時間の会なので、お買い物のついでにでも、のぞいてもらえたらうれしいです」
  • 「お子様もいっしょにどうぞ。小さな子が声を出しても大丈夫な会です」

「かならず来てね」と強くさそうと、相手が負担に感じることもあります。来られなくても気まずくならないように、「ご無理のない範囲で」という気持ちを伝えておきましょう。

早めに伝えて、近くなったらもう一度

予定は、早めにわかっているほうが、あけておきやすいものです。日にちが決まったら、まずは「この日に演奏会をします」とだけでも伝えておくと、相手も予定に入れやすくなります。

そして、日にちが近づいたら、もう一度やさしくお知らせしましょう。「先日お話しした歌の会、いよいよ今度の土曜日です」と伝えると、うっかりわすれていた人も思い出してくれます。

出演者どうしで、声をかけ合う

出演者が何人かいる演奏会なら、ひとりひとりが自分の知り合いに声をかけるだけで、お客様の輪はぐっと広がります。出演者どうしで、さそいたい人のことや、声をかけたようすを話し合っておくと、「あの人にはもう伝えたかな」というもれもへらせます。

お子様が出る発表会では、お父様・お母様が、おじいさま・おばあさまや、親しいご家庭に声をかけてくださることも多いです。家族みんなで応援する会になると、お子様にとっても心強い本番になります。

来てもらいやすくする工夫

来る人の「心配」をへらす

人が演奏会に行くかどうかまようとき、そこにはいろいろな心配があります。

  • クラシックのマナーがわからない
  • 小さな子をつれていっても大丈夫か
  • とちゅうで帰ってもいいのか
  • どんな服を着ていけばいいのか
  • 会場までの行き方がわからない

こうした心配に、先に答えておくと、来てもらいやすくなります。たとえば、チラシやお知らせに「服装は自由です」「出入り自由です」「お子様づれ歓迎」などと書いておくと、気持ちのハードルが下がります。

時間帯と長さを考える

お客様にとって、来やすい時間帯かどうかも大切です。

  • お子様づれの方が多いなら、お昼ねの時間をさけた午前中や昼すぎ
  • お仕事をしている方が多いなら、休みの日
  • シニアの方が多いなら、明るいうちに帰れる時間

また、演奏会の長さも、長すぎないほうが気軽に来てもらえます。「短い時間なら行けそう」と思ってもらえるように、ほどよい長さにまとめましょう。

曲えらびで「知っている」を入れる

聞く人にとって、知っている曲があると、ぐっと親しみがわきます。習っている曲だけでなく、季節の歌や、多くの人が知っている歌を一つ二つ入れると、「聞きに行ってみようかな」と思ってもらいやすくなります。

みんなでいっしょに歌う時間をつくるのも、楽しい工夫です。

入場料の考え方

入場料を無料にするか、お金をいただくかは、演奏会の目的によってちがいます。無料なら気軽に来てもらいやすく、お金をいただく場合は「きちんとした演奏会」という印象になることもあります。会場代など、かかるお金とのバランスを見て決めましょう。

チラシやお知らせの配り方

身近な場所におかせてもらう

チラシは、身近なお店や施設に、おかせてもらえないか聞いてみるのも一つの方法です。

  • よく行くお店
  • 地域の集会所や公民館
  • 習い事の教室
  • 子育てのひろばなど

おかせてもらうときは、かならずお店や施設の方に許可をもらいましょう。

インターネットでのお知らせ

インターネットでお知らせをするときは、写真や短い動画をそえると、雰囲気が伝わりやすくなります。ただし、お子様が出る演奏会では、お子様の顔や名前をのせてよいかどうか、お父様・お母様にかならず確認してください。

また、個人の住所や電話番号など、知らない人に見られたくない情報は、のせないように気をつけましょう。

当日と、そのあとにできること

来てくれた人に、ありがとうを伝える

当日は、来てくれた人ひとりひとりに「来てくださって、ありがとうございます」と伝えましょう。受付や、終わったあとのお見送りのときに、ひとこと声をかけるだけで、気持ちは十分に伝わります。

つぎの演奏会につながる工夫

演奏会が終わったあとも、つながりは続きます。

  • 「つぎの演奏会もお知らせしてよいですか」と聞いて、連絡先をおしえてもらう
  • 後日、お礼のメッセージを送る
  • 感想を聞かせてもらう

一度来てくれた人は、つぎの演奏会にも来てくれることが多いものです。小さなつながりを大切にすると、少しずつ、聞いてくれる人の輪が広がっていきます。

お客様が少なくても、落ちこまない

どんなに工夫しても、思ったより人が集まらないこともあります。でも、来てくれた人がいるなら、その人のために心をこめて歌えば、それはりっぱな演奏会です。人数よりも、「聞いてくれた人に何を届けられたか」を大切にしてください。

演奏会の会場えらびや、全体の準備については、こちらの記事にまとめています。地域でミニコンサートを開くとき。公民館やカフェで歌の会をする準備

まとめ

  • まず「だれに聞いてほしいか」を考え、顔を思いうかべて書き出す
  • 会場の広さは、来てほしい人数に合わせる
  • 小さな演奏会では、直接の声かけがいちばん伝わる
  • さそうときは、相手が断りやすい気軽さをのこす
  • 早めに伝えて、近くなったらもう一度お知らせする
  • 服装、子づれ、出入りなど、来る人の心配に先に答えておく
  • 来てくれた人にお礼を伝え、つぎの演奏会につなげる

演奏会は、聞いてくれる人がいてこそ、歌う楽しさが大きくなります。会場をかりて人を集めるのはまだ少し先、という方は、こどもの歌声グランプリで、まずは歌を聞いてもらう体験をしてみるのもよいと思います。オンラインの動画審査だけで出られて、幼児からシニア(65歳以上)までの8部門があり、ジャンルは自由です。講評とデジタル賞状がとどくので、自分の歌のよいところを知るきっかけになります。こどもの歌声グランプリ

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