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路上ライブ・ストリートライブをはじめてするときに。許可のこと、マナー、安全のこと

更新日:2026年11月7日 ・ 書いた人:うみ

「外で、通りがかりの人に歌を聞いてもらいたい」 「路上ライブをしてみたいけれど、許可はいるのかな。だれに聞けばいいのかな」

歌を続けていると、こんなふうに思うことがあるかもしれません。ストリートライブは、お店やホールとはちがって、ふだん歌を聞かない人にも声がとどく、すてきな場です。そのいっぽうで、場所のきまりや、まわりの人への気くばり、自分の安全など、先に知っておきたいことがたくさんあります。

わたしは息子といっしょに、たくさんのコンクールに出てきました。

この記事では、路上ライブを初めてしてみたい方にむけて、許可のたしかめ方、場所のえらび方、当日のマナー、そして安全のことを、順番にお話しします。むずかしい話はなるべくさけて、まず何をすればいいのかが分かるようにまとめました。

路上ライブ・ストリートライブとは

外で、だれでも聞ける場所で歌うこと

路上ライブは、駅の近くや広場、公園などの外の場所で、歌ったり楽器をひいたりすることです。ストリートライブとも言います。ひとりで弾き語りをする人もいれば、友だちと2〜3人で歌う人もいます。

聞く人は、そこを通りかかった人たちです。足を止めてくれる人もいれば、そのまま通りすぎる人もいます。それが、路上ライブのふつうの姿です。

路上ライブのよいところ

  • ふだん歌を聞かない人にも、声がとどく
  • 人前で歌うことに、少しずつなれていける
  • 自分の歌を、その場の空気の中で試せる
  • 外の音の中で歌うので、声の出し方を考えるきっかけになる

気をつけたいところ

  • 場所によって、きまりがちがう
  • 音が、近くのお店や住んでいる人のめいわくになることがある
  • 通る人のじゃまになることがある
  • 夜や人の少ない場所では、安全に気をつける必要がある

楽しい場だからこそ、まわりの人といっしょに気持ちよくすごせるように、準備をしておきたいですね。

路上ライブに許可はいる?まずたしかめたいこと

場所によって、きまりがちがう

「路上ライブには許可がいるの?」というのは、初めての方がいちばん気になることだと思います。ただ、これは場所によってきまりがちがうので、ひとことで「いる」「いらない」とは言えません。

道路、駅前の広場、公園、ショッピングセンターの前、川べりなど、場所ごとに、使い方のきまりや、とりあつかう人がちがいます。同じ駅のまわりでも、道路と広場で、きまりがちがうこともあります。

だれにたしかめればいいのか

たしかめる先は、場所によってかわります。

  • 道路や歩道:お近くの警察署
  • 公園や公共の広場:市町村などの自治体(公園を管理している係)
  • 駅や駅前の広場:駅や、その場所を管理している会社
  • お店やビルの前の場所:そのお店やビルの管理者

どこに聞けばいいか分からないときは、まず市町村の窓口に電話をして、「この場所で歌いたいのですが、どこにたしかめればいいですか」と聞いてみるのもよい方法です。

「みんなやっているから」で決めない

ほかの人が歌っている場所だからといって、だれでも自由に歌ってよいとはかぎりません。きまりが変わっていることもあります。自分で、その場所のきまりをたしかめてから歌うようにしましょう。

路上ライブができる場所を用意しているところも

地域によっては、まちのにぎわいのために、外で演奏できる場所や日を用意しているところもあります。申しこみをして、決められた時間に歌うしくみです。初めての方には、こうした場所から始めるのも安心だと思います。くわしいことは、自治体やまちの案内などでたしかめてみてください。

場所えらびのポイント

通る人のじゃまにならないか

駅の出口のすぐ前や、せまい歩道は、人の流れのじゃまになりやすい場所です。足を止めて聞く人が集まると、さらに通りにくくなります。少しはなれた、広さのある場所をえらびましょう。

  • 出入り口や階段の前はさける
  • 点字ブロックの上や、その近くはさける
  • 自転車や車いすの方が通れるはばを残す
  • 聞く人が立ち止まれる広さがあるか見る

近くに住む人や、お店のことを考える

すぐそばに家やマンションがある場所、病院や学校の近くなどは、音がめいわくになりやすいです。お店の入り口の前も、お店の方がこまることがあります。

時間帯も大切

朝早くや夜おそくは、音がひびきやすく、まわりのめいわくになりやすい時間です。昼から夕方くらいの、人が多く、音もまぎれやすい時間のほうが、まわりにも受け入れてもらいやすいと思います。ただ、時間についても、場所ごとにきまりがあることがあるので、たしかめておきましょう。

音の大きさと機材のこと

生の声だけで歌うか、スピーカーを使うか

路上ライブでは、生の声だけで歌う人も、小さなスピーカーとマイクを使う人もいます。スピーカーを使うと声はとどきやすくなりますが、そのぶん、まわりにひびく音も大きくなります。場所によっては、スピーカーなどの機材を使ってはいけないところもあります。

音は「少し小さいかな」くらいに

外で歌うと、自分の声が聞こえにくく感じて、ついボリュームを上げたくなります。でも、少しはなれた場所では、思ったより大きく聞こえていることが多いです。

  • 歌う前に、少しはなれた所で音を聞いてみる
  • 友だちがいれば、聞こえ方をたしかめてもらう
  • 近くの人がこまった顔をしていたら、すぐに下げる

マイクの持ち方や口との距離は、こちらの記事も参考にしてみてください。大人のマイクの使い方。歌うときの持ち方と口との距離、ハウリングをふせぐコツ

機材は、少なく軽く

初めてのときは、荷物を少なくするのがおすすめです。荷物が多いと、場所を広くとってしまいますし、片づけにも時間がかかります。電気のコードを道にのばすと、人がつまずくこともあるので気をつけましょう。

当日のマナー

始める前に、まわりを見る

歌い始める前に、まわりをぐるりと見てみましょう。近くでほかの人が演奏していないか、イベントなどをしていないかをたしかめます。ほかの人が歌っているすぐそばで始めると、音がまざって、どちらも聞きにくくなります。

注意を受けたら、すなおにやめる

警察の方や、場所の管理をしている方、近くのお店の方から「やめてください」と言われたら、言い返したりせず、すぐにやめて片づけましょう。きまりの理由を聞きたいときも、ていねいなことばで聞くようにします。

時間を決めて、長くなりすぎない

同じ場所で長い時間歌い続けると、近くの人は同じ音をずっと聞くことになります。はじめから「1時間だけ」などと時間を決めておくと、まわりにもやさしく、自分ののどにもやさしいです。

ゴミは持ち帰る

飲みもののボトルや、ちらしなどは、かならず持ち帰りましょう。来たときよりもきれいにして帰るくらいの気持ちでいると、その場所で歌い続けやすくなります。

投げ銭やCDの販売について

路上で、聞いた人からお金をもらったり、CDを売ったりすることについても、場所によってきまりがあります。お金のやりとりをするときは、とくに先によくたしかめておきましょう。

安全のこと

夜や人の少ない場所はさける

人が少ない場所や、暗い時間は、思わぬトラブルにまきこまれることもあります。とくに初めてのうちは、明るい時間に、人通りのある場所をえらびましょう。

ひとりで行かない

できれば、友だちや家族といっしょに行きましょう。荷物を見ていてもらえたり、まわりの様子を見てもらえたりします。

荷物と、お金の管理

歌っている間は、荷物から目がはなれやすくなります。さいふやスマホは、体からはなさないようにしましょう。

しつこく話しかけられたとき

聞いてくれた人と話すのは、路上ライブのうれしい時間です。でも、しつこく連絡先を聞かれたり、こわいと感じたりしたら、むりに相手をせず、その場をはなれましょう。こまったときは、近くの交番などにたすけを求めてください。

10代の方は、おうちの方と相談を

中学生や高校生の方が路上ライブをしてみたいときは、かならずお父様・お母様に相談してからにしましょう。場所や時間を伝えておく、いっしょに来てもらうなど、安全のための約束をしておくと安心です。

のどと体を守るために

外で歌うと、風や車の音にまけないように、つい力が入りがちです。のどに力を入れて大きな声を出し続けると、のどがつかれてしまいます。

  • 歌う前に、体をほぐして声を出しておく
  • 水をこまめに飲む
  • 寒い日や風の強い日は、むりをしない
  • 夏の暑い日は、日かげをえらび、熱中症に気をつける

歌ったあとに、のどの痛みやかすれが何日も続くときは、むりをせず、耳鼻科などのお医者さんに相談してください。

まとめ

  • 路上ライブは、ふだん歌を聞かない人にも声がとどく場
  • 許可がいるかどうかは場所によってちがうので、警察・自治体・管理者にたしかめる
  • 通る人のじゃまにならない場所と、時間帯をえらぶ
  • 音は「少し小さいかな」くらいにして、注意を受けたらすなおにやめる
  • 明るい時間に、できればだれかといっしょに行く
  • のどの痛みやかすれが続くときは、お医者さんに相談する

外で歌う前に、まずは教室で声の出し方を見てもらうと、外の音の中でも、のどにむりのない歌い方を身につけやすくなります。近くの教室をさがすときは、こちらのページを使ってみてください。歌の教室さがし外に出るのはまだ少し不安という方は、家でとった動画で出られるこどもの歌声グランプリもあります。オンラインの動画審査だけで出られて、幼児からシニア(65歳以上)までの8部門があり、ジャンルは自由です。講評とデジタル賞状がとどくので、自分の歌のよいところを知るきっかけになると思います。こどもの歌声グランプリ

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