コンクール・発表の場

子供の歌手オーディションを受けるとき。えらび方・準備・気をつけたいこと

更新日:2026年11月7日 ・ 書いた人:うみ

「歌手になりたい。オーディションを受けてみたい」

歌が大好きなお子様から、ある日こんなふうに言われて、どきっとしたお父様・お母様もいるかもしれません。テレビや動画で同じくらいの年の子が歌っているのを見て、「自分も」と思うのは、とても自然なことです。

いっぽうで、子供の歌手オーディションについて調べてみると、いろいろな情報があって、何を信じたらいいのかわからなくなることもありますよね。

わたしは息子といっしょに、たくさんのコンクールに出てきました。歌でだれかに見てもらう場は、お子様にとって大きな経験になります。だからこそ、大人がしっかり情報をたしかめて、安心できる場をえらんであげたいと思っています。

この記事では、子ども 歌 オーディションを受けるときのえらび方、当日までの準備、そして、気をつけたいことをまとめます。

子供の歌手オーディションには、どんなものがある?

ひとくちに「オーディション」といっても、目的や形はさまざまです。まずは、どんな種類があるのかを知っておきましょう。

事務所やスクールの所属をきめるもの

芸能事務所や音楽スクールが、所属する子や、レッスンを受ける子をえらぶためのオーディションです。合格すると、そのままレッスンや活動がはじまることが多いです。

テレビ・舞台・CMなどの出演者をきめるもの

番組や舞台、広告などに出る子をえらぶオーディションです。歌だけでなく、ダンスやお芝居、ふんいきなども見られることがあります。

歌のグループや企画のメンバーをきめるもの

歌のグループやイベントなど、ある企画のためにメンバーをえらぶものです。期間がきまっていることもあります。

書類・動画・会場など、えらび方もいろいろ

  • 書類(写真やプロフィール)だけで、はじめにえらぶもの
  • 歌の動画を送って、えらぶもの
  • 会場で歌ったり、面接をしたりするもの
  • これらを何回かに分けて、すすめるもの

どの形が多いかは、オーディションによってちがいます。募集のページを、さいごまでよく読んでおきましょう。

オーディションのえらび方

「何のためのオーディションか」をたしかめる

まず見ておきたいのは、そのオーディションに受かったら、何がはじまるのかということです。

  • 所属して、活動をするのか
  • レッスンを受けるのか
  • ある番組や舞台に出るのか

ここがはっきり書かれていないものは、少し気をつけたほうがよいかもしれません。

主催者の情報が、はっきりしているか

  • 会社の名前、住所、電話番号が書かれているか
  • これまでの活動や、所属している人の情報があるか
  • 問い合わせへの返事が、ていねいでわかりやすいか

主催者のことがよくわからないときは、むりに申しこまなくてだいじょうぶです。

お子様の年齢や生活に合っているか

オーディションによっては、合格したあとのレッスンや活動が、平日の夕方や休みの日に多く入ることがあります。学校や、ほかの習い事、家族の予定と両立できるかも、考えておきましょう。

お子様が本当にやりたいかどうか

いちばん大切なのは、お子様の気持ちです。

  • 歌うことそのものが好きか
  • 人に見てもらうことが楽しいと思えるか
  • 「やめたい」と思ったときに、言える関係か

お父様・お母様の「やらせてみたい」が先に立っていないか、ときどきふりかえってみるのも大切だと思います。

気をつけたいこと(安全のために)

子どもが受けるオーディションでは、大人が気をつけておきたいことがいくつかあります。ここは、とても大事なところです。

先に高いお金をはらうように言われたら、立ち止まる

「合格です。ただ、レッスン料や登録料として、先に○○円をはらってください」

こんなふうに、合格したあとに、まとまったお金を先にはらうように言われることがあります。もちろん、レッスンのために費用がかかること自体は、めずらしくありません。でも、つぎのようなときは、すぐにきめずに、いったん家に持ち帰りましょう。

  • 金額が大きいのに、何にかかるお金かの説明が少ない
  • 「今日中にきめてください」と、いそがせる
  • 「ほかの子には言わないで」などと言われる
  • 返金できるかどうかが、はっきりしない

その場でサインをしたり、お金をはらったりしなくても、本当に大切にしてくれるところなら、待ってくれるはずです。

契約は、大人がよく読む

合格したあと、契約書や同意書にサインをすることがあります。

  • どのくらいの期間の契約か
  • やめたいときは、どうすればいいか
  • やめるときに、お金がかかるか
  • 写真や動画を、どこにつかうのか
  • 活動で得たお金は、どうなるのか

わからないことばがあれば、そのままにせず、たずねましょう。それでも不安なときは、消費生活センターなどの相談窓口に聞いてみる方法もあります。

写真や個人の情報のあつかい

申しこみのときに、お子様の写真や、住所・学校名などを送ることがあります。

  • 送った情報を何につかうのか、書かれているか
  • 必要以上の情報を、求められていないか

お子様の情報を守ることも、大人の大切な役目です。

会場には、大人がつきそう

会場でのオーディションには、できるだけお父様・お母様がつきそいましょう。知らない大人と、お子様だけで別の場所に行くようなことがないよう、気をくばってあげてください。

当日までの準備

歌う曲をきめる

オーディションでは、自分でえらんだ曲を歌うことが多いです。曲がきまっている場合もあるので、募集のページをよく見ておきましょう。

自由にえらべるときは、つぎのような曲がおすすめです。

  • お子様がむりなく出せる高さの曲
  • 歌っていて楽しいと思える曲
  • 歌詞をしっかりおぼえている曲

「むずかしい曲を歌ったほうが目立つ」と思うかもしれませんが、むりをして苦しそうに歌うより、のびのびと歌えるほうが、お子様らしさが伝わりやすいと思います。

動画を送るときのポイント

動画でえらぶオーディションでは、とり方もすこし工夫しましょう。

  • 明るい場所で、顔がよく見えるようにとる
  • 声がこもらないよう、静かな部屋でとる
  • 伴奏の音が大きすぎないか、たしかめる

スマホでのとり方は、こちらの記事にまとめています。歌の動画審査、スマホでのきれいなとり方。おうちでできる10のコツ

自己紹介の練習

会場や動画で、名前や年齢、好きなことなどを話すことがあります。長く話す必要はありません。

  • 名前と年齢を、はっきり言う
  • 「歌が好きな理由」を、ひとことで言えるようにする
  • 相手の目を見て、ゆっくり話す

家族の前で何回か練習しておくと、当日もあわてにくくなります。

のどと体をととのえる

オーディションの前の日に、たくさん練習しすぎるのは、おすすめしません。のどがつかれてしまうと、本番で声が出にくくなります。前の日は早めにねて、当日は水をこまめにのむようにしましょう。

かぜをひいたり、のどの痛みやかすれが続いたりするときは、むりに歌わず、耳鼻科などのお医者さんに相談してください。

当日、お子様にかけたいことば

本番の前は、お子様も、お父様・お母様も、きんちょうするものです。

  • 「いつもどおりで、だいじょうぶだよ」
  • 「歌うことを楽しんできてね」
  • 「どんな結果でも、がんばったことがすごいよ」

結果のことより、「歌う時間を楽しむこと」を伝えてあげると、お子様の気持ちがすこしらくになると思います。本番できんちょうしやすいお子様へのことばは、こちらの記事でもくわしく書いています。本番で緊張する子へのことば。歌のコンクール前に親ができること

結果が出たあとに

合格したとき

うれしい気持ちはそのままに、すぐに返事をせず、条件をもう一度たしかめましょう。お金や契約のことは、家族でよく話しあってからきめても、おそくはありません。

合格しなかったとき

オーディションは、そのときの企画にぴったり合う子をえらぶものです。合格しなかったからといって、お子様の歌がよくなかったということではありません。

  • 「ここまでがんばったね」と、まずはねぎらう
  • 歌うことが好きな気持ちを、大切にする
  • つぎに向けて、できることを親子で話す

オーディションのほかにも、歌を見てもらう場はある

「いきなりオーディションは、まだ早いかな」と思うときは、歌のコンクールや発表会など、ほかの場から経験をつむ方法もあります。

コンクールは、合格・不合格ではなく、歌そのものを聞いてもらえる場です。講評(先生からのひとこと)がもらえるものもあり、つぎの練習のヒントにもなります。

まとめ

  • 子供の歌手オーディションには、所属・出演・企画など、いろいろな種類がある
  • 「何のためのオーディションか」「主催者がはっきりしているか」をたしかめる
  • 先に高いお金をはらうように言われたら、その場できめない
  • 契約書は、大人がよく読み、わからないことはたずねる
  • 曲は、のびのびと歌えるものをえらぶ
  • のどの痛みやかすれが続くときは、お医者さんに相談する
  • いちばん大切なのは、お子様が歌うことを楽しめているか

オーディションの前に、まずは安心できる場で歌を聞いてもらう経験をしてみたいときは、こどもの歌声グランプリものぞいてみてください。オンラインの動画審査だけで出られて、幼児からシニア(65歳以上)までの8部門があり、ジャンルは自由です。講評とデジタル賞状がとどくので、お子様の歌のよいところを知るきっかけになると思います。こどもの歌声グランプリ

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