全日本学生音楽コンクール 声楽部門とは?出られる人・課題曲のきまり・日程・参加料
この記事の内容は、2026年11月の時点で公式サイトでたしかめたものです。かわることがあるので、申しこむ前にかならず公式サイトをご確認ください。
公式サイト:https://gaccon.mainichi-classic.net/
「学コン」とよばれることもある、全日本学生音楽コンクール。音楽の道をめざす学生さんにとって、目標のひとつになっているコンクールです。
この記事では、第80回(2026年)の声楽部門について、公式サイトでたしかめたことをまとめます。2026年の申しこみはすでにおわり、予選と本選もおわっています。来年以降に出たいと考えている高校生・大学生の方や、お父様・お母様が、どんなコンクールかを知るための参考にしてください。
どんなコンクール?
主催は毎日新聞社で、NHKが後援しています。部門は、ピアノ、バイオリン、声楽、フルート、チェロの5つです。
声楽部門には、高校の部と大学の部があります。予選、本選、全国大会の3つの段階があり、すべて会場で歌います。
大会は、東京、大阪、名古屋、北九州、北海道の5つの地区にあります。どの地区に出るかは、ふつうは通っている学校の場所で決まります。
だれが出られる?(部門・年れい)
| 部 | 出られる人 |
|---|---|
| 高校の部 | 高等学校の生徒(または同じとみなされる課程の学生)で、2026年4月1日の時点で20歳未満の方 |
| 大学の部 | 高等学校などを卒業し、学校に通っている学生か、先生について声楽を勉強している方で、2026年4月1日の時点で24歳未満の方 |
国籍は問いません。海外に住んでいる方は、日本の学年にあわせます。
地区は、通っている学校の場所をもとに決まります。高校の部は中学校を卒業した地区、大学の部は中学校や高校を卒業した地区から出る「ふるさと参加」もみとめられています。
同じ部門に重ねて申しこむことや、2つ以上の大会に申しこむことはできません。
日程(第80回・声楽部門)
| 大会 | 予選 | 本選 |
|---|---|---|
| 東京 | 8月26日・27日(高校)、8月28日(大学)東京オペラシティ リサイタルホール | 10月15日 サントリーホール ブルーローズ |
| 大阪 | 9月1日・2日(高校)、9月3日(大学)あいおいニッセイ同和損保ザ・フェニックスホール | 10月16日 同じ会場 |
| 名古屋 | 9月13日 今池ガスホール | 10月12日 同じ会場 |
| 北九州 | 9月12日 北九州市立響ホール | 10月16日 同じ会場 |
| 北海道 | 9月21日 ふきのとうホール | 10月18日 札幌コンサートホールKitara小ホール |
全国大会(声楽部門)は、2026年12月2日(水)に、横浜みなとみらいホール小ホールでひらかれます。はじまる時間は、公式サイトでご確認ください。
申しこみの期間は大会ごとにちがいます。来年の日程は、公式サイトの「参加申し込み期間」と「開催日程」のページで発表をまってください。
参加料
参加料は、各部門・各部とも1人27,500円(税込)です。予選・本選・全国大会のたびにかかるのではなく、申しこみごとに1回かかります。どんな理由でも、参加料はかえってきません。
申しこみには「参加規定書」が必要です。参加規定書の最後のページにあるシリアル番号を、申しこみのときに入力します。参加規定書の買い方は、公式サイトでたしかめてください。
課題曲・曲のきまり
声楽部門は、課題曲と自由曲の両方があります。課題曲の曲名は、公式サイトの「課題曲一覧」でたしかめてください。
高校の部
| 段階 | きまり |
|---|---|
| 予選 | 15曲の課題曲の中から2曲を出す(日本歌曲を1曲ふくめる)。当日、くじでどちらか1曲に決まる。ほかに自由曲(歌曲かオペラ・アリア)1曲を4分以内で |
| 本選 | 予選で出した課題曲2曲から1曲をえらぶ。自由曲1曲も、予選と同じ時間で |
| 全国大会 | 自由曲だけ。曲と曲のあいだもふくめて5分以上8分以内(何曲でもよい) |
大学の部
| 段階 | きまり |
|---|---|
| 予選 | 18曲の課題曲の中から2曲を出す(日本歌曲を1曲ふくめる)。当日、くじで1曲に決まる。ほかに自由曲1曲を5分以内で |
| 本選 | 自由にえらんだ歌曲1曲と自由曲1曲の2曲を、あわせて8分以内で |
| 全国大会 | 自由曲だけ。5分以上10分以内 |
全国大会では、予選や本選の課題曲と、本選で歌った自由曲はつかえません。
高校・大学の部に共通のきまり
- もとのことば(原語)で歌う
- すべて暗譜で歌う
- 歌曲は、声の高さにあわせて移調してよい。アリアはもとの調が原則(ならわしとしてみとめられている移調はよい)
- 伴奏はピアノ。伴奏の方は自分でお願いし、予選・本選・全国大会に同伴する
- 予選・本選の曲は申しこむときに出し、あとからかえられない
- 進み方の都合で、曲のとちゅうでおわりになることがある(審査にはえいきょうしない)
楽譜の版や、どこからどこまで歌うかなどのこまかい指定は、参加規定書でかならずたしかめてください。課題曲の練習の進め方は、こちらの記事にもまとめています。コンクールの課題曲の練習のすすめ方。楽譜をもらってから本番までの流れ
申しこみの流れ
- 参加規定書を手に入れる
- 申しこみの期間中に、公式サイトの申しこみフォームで、部門・部・地区をえらんで入力する
- 参加料をはらう(クレジットカードか銀行ふりこみ。ふりこみは申しこみ期間がおわるまでに)
- 申しこみと入金がたしかめられると、受付完了のメールが届く
入力することには、名前や学校名のほか、この1年に習った先生の名前、音楽の経歴、声の種類、伴奏の方の名前や連絡先、写真(半年以内にとった、胸から上の正面の写真)などがあります。メールは、パソコンなどで受けとれるアドレスがすすめられています。
審査と結果
予選・本選・全国大会とも、お客さんが入る公開(有料)の演奏で審査します。審査員1人が25点満点で点をつけ、いちばん高い点といちばん低い点をのぞいた合計で順位が決まります。
各地区の大会では、入賞者に賞状や賞牌がおくられることがあり、入賞などにならなかった本選出場者は入選になります。全国大会の入賞者には賞状と賞牌がおくられ、1位の方にはNHK会長賞などの賞もあります。全国大会に出られる人数は、声楽部門の高校の部が12名、大学の部が10名と決められています。
結果は、毎日新聞の紙面やウェブサイトにのります。それ以外の審査の内容は、公表されないきまりです。
こんな方に向いている
- 音楽の道をめざして、声楽を勉強している高校生・大学生
- 日本歌曲と外国の歌曲・アリアを、両方しっかり準備したい方
- 予選・本選・全国大会と、段階をふんで力をためしたい方
出る前の準備
このコンクールは、申しこむときに予選と本選の曲をすべて出し、あとからかえられません。課題曲2曲と自由曲を、早めに先生と決めておくことが大切です。
伴奏の方には、予選から全国大会まで同伴していただくことになるので、日程をふくめて早めにお願いしておきましょう。
会場での本番に向けて、緊張との向き合い方もあわせて読んでみてください。本番で緊張する子へのことば。歌のコンクール前に親ができること
まとめ
- 声楽部門は高校の部と大学の部。高校の部は20歳未満、大学の部は24歳未満(2026年4月1日の時点)
- 東京・大阪・名古屋・北九州・北海道の5地区で予選と本選、全国大会は横浜
- 第80回の全国大会(声楽)は2026年12月2日。2026年の申しこみはおわっている
- 参加料は1人27,500円(税込)で、申しこみには参加規定書のシリアル番号がいる
- 予選は課題曲2曲(くじで1曲)と自由曲。すべて原語・暗譜
ほかの声楽コンクールは、/concours/ からさがせます。動画1本で出られる「こどもの歌声グランプリ」にも高校生・大学生の部門があり、ジャンルは自由で、出た方みんなに講評が届くので、ふだんの歌を聞いてもらう場として、よかったらのぞいてみてください。こどもの歌声グランプリ