歌のコンクールの動画の出し方。ファイル・限定公開・リンクで気をつけること
「動画はとれたけれど、どうやって出せばいいのかわからない」 「限定公開って、どういう意味? だれでも見られてしまわないか心配」
歌のコンクールに動画で出るとき、とり終わったあとの「提出」でつまずくお父様・お母様は、少なくないと思います。歌の練習や撮影には時間をかけても、提出の方法までは、なかなか考えるよゆうがないものです。
わたしは息子といっしょに、たくさんのコンクールに出てきました。
この記事では、コンクールの動画提出の方法にしぼってお話しします。ファイルをそのまま送る方法、動画共有サービスに限定公開でのせてリンクを送る方法、それぞれで気をつけたいこと、そして出す前にたしかめたいことをまとめました。
なお、提出のしかたは、コンクールによってちがいます。いちばん大切なのは、要項(コンクールのきまりが書かれた案内)の指定にしたがうことです。この記事は、要項を読むときの手がかりとして使ってください。
まずは要項で「提出のしかた」をたしかめる
要項で見ておきたいところ
動画をとる前に、要項の「提出方法」のところを、ゆっくり読んでおきましょう。とったあとで「この形では出せなかった」とわかると、とりなおしになることもあります。
- 動画ファイルを送るのか、リンクを送るのか
- 動画の長さに決まりはあるか
- ファイルの形式や大きさに決まりはあるか
- 動画のタイトルや名前のつけ方に決まりはあるか
- 編集してよいか(切りとり・音の調整など)
- 提出のしめきりは、何日の何時までか
わからないことは、早めに問い合わせる
要項を読んでもわからないことがあれば、早めに主催者へ問い合わせましょう。しめきりの直前は、問い合わせが多くなり、返事がおそくなることがあります。
問い合わせるときは、何についてわからないのかを、短く書くと伝わりやすくなります。
- 「動画は、横向きでとる必要がありますか」
- 「リンクで出す場合、限定公開でよいでしょうか」
- 「ピアノの伴奏の人が画面に入ってもよいでしょうか」
提出の方法は、大きく分けて2つ
方法1 動画ファイルをそのまま送る
申込みの画面や、主催者が用意したページから、動画ファイルをアップロード(送ること)する方法です。
この方法で気をつけたいのは、ファイルの大きさです。スマホでとった動画は、とても大きなファイルになることがあります。大きすぎると、送るのに時間がかかったり、とちゅうで止まってしまったりします。
- 要項に大きさの上限がないか、たしかめる
- 通信が安定している場所(家のWi-Fiなど)で送る
- 送っているあいだは、画面をとじたり、ほかの操作をしたりしない
- 送り終わったら、「受けつけました」などの画面やメールが出るか見る
方法2 動画共有サービスにのせて、リンクを送る
動画共有サービスに動画をのせて、そのリンク(URL)を申込みフォームなどに書いて送る方法です。このとき、「限定公開」にするよう指定されることが多いです。
限定公開は、リンクを知っている人だけが見られる設定です。検索してもあらわれず、チャンネルのページにもならびません。そのため、審査をする人には見てもらえて、知らない人の目にはふれにくい形になります。
限定公開で出すときに気をつけること
「公開」「限定公開」「非公開」のちがい
動画共有サービスでは、多くの場合、公開のしかたを3つの中からえらべます。
- 公開 だれでも見られる。検索にも出てくる
- 限定公開 リンクを知っている人だけが見られる
- 非公開 自分(とえらんだ人)しか見られない
コンクールの提出で、よくあるまちがいが「非公開」にしてしまうことです。非公開のままだと、審査をする人がリンクをひらいても、動画を見ることができません。要項で限定公開と書かれていたら、かならず限定公開をえらびましょう。
子ども向けの設定や、年れいの設定
動画共有サービスによっては、動画をのせるときに「子ども向けかどうか」などを聞かれることがあります。わからないときは、サービスの説明を読み、まよったら主催者に聞いてみると安心です。
限定公開でも「だれにも見られない」わけではない
限定公開は、リンクを知っている人だけが見られる設定です。でも、リンクがほかの人に伝われば、その人も見ることができます。
- リンクは、提出する場所にだけ書く
- SNSや、みんなが見られる場所にリンクを書かない
- 動画の中に、学校名や住所がわかるものがうつっていないか見る
動画を公開するときの安全については、こちらの記事でもふれています。歌の動画をきれいにとるコツ。スマホ・マイク・部屋の音と、安心して公開するための注意点
審査が終わるまで、動画を消さない
提出したあとに、動画を消したり、設定を非公開にかえたりすると、審査をする人が見られなくなります。結果が出るまでは、そのままにしておきましょう。審査が終わったあと、いつまで残しておくかは、要項に書かれていることもあります。
リンクを送るときに気をつけること
リンクは「コピーして、はりつける」
リンクを手で打ちこむと、1文字ちがうだけで、ひらけなくなります。動画共有サービスの「共有」などのボタンからリンクをコピーして、申込みフォームにはりつけましょう。
送る前に、自分でひらいてみる
リンクをはりつけたら、送る前に一度、自分でひらいてたしかめておくと安心です。できれば、ログインしていない状態や、家族の別のスマホでひらいてみると、ほかの人からも見られるかどうかがわかります。
- 動画がさいしょから最後まで再生されるか
- 音がちゃんと出ているか
- まちがえて別の動画のリンクになっていないか
- 動画のタイトルが、要項の指定どおりになっているか
リンクのうしろによけいな文字が入っていないか
コピーするときに、リンクのうしろに空白や別の文字が入ってしまうことがあります。はりつけたあとに、さいごの文字までたしかめておきましょう。
ファイル名・動画のタイトルのつけ方
指定があれば、そのとおりにする
要項に「部門名_名前」のように、ファイル名や動画のタイトルの指定があれば、そのとおりにつけましょう。主催者は、たくさんの動画を受けとるので、決まった形のほうが、まちがいが起きにくくなります。
指定がないときは、わかりやすく
指定がないときも、何の動画かがわかる名前にしておくと、自分でも管理しやすくなります。たとえば「童謡部門_やまだ_本番用」のように、部門と名前と「本番用」などのことばを入れておくと、練習の動画とまざりにくくなります。
ただし、限定公開の動画のタイトルに、お子様のフルネームや学校名を入れるかどうかは、よく考えてからにしましょう。要項で名前を入れるよう指定があるときは、それにしたがってください。
提出の前にたしかめたいこと
動画そのもののチェック
提出の前に、もう一度だけ、動画をさいしょから最後まで見ておきましょう。
- 歌のとちゅうで、動画が切れていないか
- 音がわれたり、小さすぎたりしていないか
- 歌いはじめの前と、歌い終わりのあとが、長すぎないか
- 要項の長さにおさまっているか
動画の内容で気をつけたいことは、こちらの記事でくわしくまとめています。歌の動画審査で気をつけたいポイント。落ちる理由になりやすいことと、出す前の見直しリスト
申込みの内容とあっているか
申込みのときに書いた曲名や部門と、動画の中身があっているかも見ておきましょう。曲をかえたときなどは、申込みの内容もかえる必要があるかどうか、要項でたしかめてください。
提出したあとの記録をのこす
提出が終わったら、受けつけの画面をスクリーンショットでのこしたり、届いたメールを保存したりしておくと安心です。あとで「ちゃんと届いているかな」と思ったときに、たしかめることができます。
しめきり前にあわてないための準備
しめきりの数日前には出せるようにする
しめきりの日に出そうとすると、通信が混みあったり、思いがけないトラブルが起きたりすることがあります。とりなおしの時間も考えて、しめきりの数日前には出せるように予定を立てておくと、気持ちにもよゆうができます。
本番用の動画は、べつの場所にもとっておく
スマホの中の動画を、まちがえて消してしまうこともあります。本番用の動画は、パソコンや外づけの保存機器など、べつの場所にもコピーしておくと安心です。
家族で役わりを分ける
お子様が歌うことに集中できるよう、提出のことは大人がひきうけるのがおすすめです。とる人、動画をたしかめる人、提出する人を家族で分けておくと、まちがいにも気づきやすくなります。
まとめ
- 動画の出し方は、コンクールごとにちがうので、まず要項の指定にしたがう
- 提出は「ファイルを送る」と「リンクを送る」の2つに分かれることが多い
- ファイルで送るときは、大きさと通信の安定をたしかめる
- リンクで送るときは、「非公開」ではなく指定どおり「限定公開」にする
- リンクはコピーしてはりつけ、送る前に自分でひらいてたしかめる
- 審査が終わるまで、動画を消したり設定をかえたりしない
- しめきりの数日前には出せるように、よゆうをもって準備する
提出の手順がわかると、動画で出るコンクールも、ぐっと身近に感じられると思います。はじめての動画審査にちょうどよい場をさがしている方は、こどもの歌声グランプリものぞいてみてください。オンラインの動画審査だけで出られて、幼児からシニア(65歳以上)までの8部門があり、ジャンルは自由です。講評とデジタル賞状がとどくので、お子様のがんばりをふりかえるきっかけにもなると思います。こどもの歌声グランプリ