伴奏者のさがし方と頼み方。コンクールや発表会のピアノ伴奏をお願いするとき
「コンクールに出たいけれど、ピアノの伴奏をしてくれる人が見つからない」 「伴奏者の方に、どうやってお願いしたらいいのかわからない」
歌のコンクールや発表会では、ピアノの伴奏が必要になることが多いです。でも、いざ伴奏者をさがそうとすると、どこで見つければいいのか、何をどう伝えればいいのか、とまどってしまうお父様やお母様も多いと思います。
わたしは息子といっしょに、たくさんのコンクールに出てきました。
この記事では、伴奏者の探し方と、伴奏依頼の方法にしぼってお話しします。お願いしたあとの合わせ方や、お礼のことは、べつの記事にまとめていますので、そちらもあわせて読んでみてください。
伴奏者をさがす前に、たしかめておきたいこと
伴奏者が必要かどうか
まずは、出たいコンクールや発表会の要項を、よく読んでみましょう。
- ピアノの生演奏の伴奏が必要か
- 伴奏の音源をつかってもよいか
- 伴奏者を自分でつれてくるのか、主催の方で用意してくれるのか
コンクールによっては、主催の方で伴奏者を用意してくれることもあります。きまりはコンクールによってちがうので、はじめにたしかめておきましょう。
日にちと場所をおさえておく
伴奏者の方にお願いするときに、かならず聞かれるのが、日にちと場所です。
- 本番の日にちと、会場
- 予選・本選など、何回か本番があるか
- 会場でのリハーサルがあるか
本番の日だけでなく、事前に合わせる日も必要になります。何回くらい合わせたいかも、ざっくり考えておくと、話がスムーズにすすみます。
楽譜を用意しておく
曲が決まったら、伴奏の楽譜を用意しておきましょう。同じ曲でも、調(音の高さ)や伴奏の形がちがう楽譜があります。先生に「どの楽譜をつかうか」を聞いておくと安心です。
伴奏者の探し方
歌の先生に相談する
いちばん安心なのは、ふだん習っている歌の先生に相談することです。
- 先生がいつもいっしょに組んでいる伴奏者の方
- 同じ教室にかかわっているピアノの先生
- 先生の知り合いの伴奏者の方
先生がしょうかいしてくれる方なら、曲のことや、お子様の歌い方も伝わりやすく、安心してお願いできます。まずは「伴奏をお願いできる方を、ごぞんじですか」と聞いてみましょう。
ピアノの先生に聞いてみる
お子様がピアノも習っている場合や、まわりにピアノを教えている方がいる場合は、その先生に相談するのもひとつの方法です。伴奏の経験がある方を、しょうかいしてもらえることもあります。
音楽教室にたずねる
近くの音楽教室や、歌の教室の中には、伴奏の相談にのってくれるところもあります。伴奏者をしょうかいしてくれるか、伴奏だけのお願いができるかは、教室によってちがいます。
近くの歌の教室をさがすときは、こちらのページもつかってみてください。歌の教室さがし
伴奏者をさがせるサービスをつかう
インターネットには、伴奏者をさがせるサービスや、伴奏をひきうけている方の紹介ページもあります。たくさんの方の中からえらべるのはよいところですが、はじめて会う方にお願いすることになります。
- これまでの伴奏の経験
- 歌の伴奏になれているか
- 連絡のやりとりが、ていねいか
こうしたことを、お願いする前によくたしかめましょう。お子様の伴奏をお願いするときは、はじめのやりとりや、合わせの場に、お父様かお母様がつきそうと安心です。
知り合いや学校のつながり
学校の音楽の先生や、合唱団のつながり、知り合いのピアノがとくいな方に相談するという方法もあります。ただ、知り合いだからこそ、断りにくいこともあります。お願いするときは、相手の負担にならないよう、気をつかいたいですね。
伴奏依頼の方法と、伝えたいこと
さいしょに伝えること
伴奏者の方にお願いするときは、次のことを、はじめにまとめて伝えましょう。
- 出るコンクールや発表会の名前
- 本番の日にちと会場
- 歌う曲名と、つかう楽譜
- 歌う人の年れい(お子様の場合)
- 合わせをお願いしたい回数と、時期
- 謝礼について相談したいこと
これがわかると、伴奏者の方も、引きうけられるかどうかを考えやすくなります。
連絡の文のたとえ
はじめて連絡するときは、ていねいなことばで、短くまとめるのがおすすめです。たとえば、次のような形です。
「はじめまして。歌の先生から、ご紹介いただきました。小学3年生の娘が、来年の春に歌のコンクールに出る予定で、ピアノ伴奏をお願いできる方をさがしております。本番の日にちと会場、曲と楽譜は下に書きました。本番の前に、何回か合わせの時間もいただけましたら、たいへんありがたいです。謝礼については、ご相談させていただけますでしょうか。ご検討いただけましたら、うれしいです。」
だれから紹介されたのか、何をお願いしたいのかが、はっきりわかるようにしましょう。
謝礼のことは、はじめに相談する
伴奏の謝礼は、伴奏者の方や地域、本番の回数や合わせの回数によってちがいます。お願いする段階で「謝礼はどのように考えたらよいでしょうか」と、正直に相談してだいじょうぶです。
あとから「思っていたのとちがった」とならないよう、はじめにたしかめておくことが、おたがいの安心につながります。謝礼の考え方やわたし方は、こちらの記事にくわしくまとめています。伴奏者へのお礼はどうする?コンクールや発表会でこまらないために
頼むときのマナー
早めにお願いする
伴奏者の方は、ほかの方の伴奏や、自分の演奏会などで、予定がうまっていることもあります。コンクールの日にちが決まったら、できるだけ早くお願いしましょう。
とくに、コンクールが多い時期は、伴奏者の方もいそがしくなります。「まだ先だから」と思わずに、早めに動くと安心です。
楽譜はきれいなものをわたす
伴奏者の方にわたす楽譜は、見やすいものを用意しましょう。
- ページがぬけていないか
- 文字や音符が、かすれていないか
- くりかえしや、とばすところに印があるか
楽譜を通して、こちらの気持ちも伝わります。歌のテンポや息つぎの場所など、先生から言われていることがあれば、それも伝えておきましょう。
返事を急かさない
伴奏者の方は、ご自分の予定をたしかめてから返事をくださることが多いです。お願いの連絡をしたあとは、少し時間をおいて待ちましょう。
しめきりがせまっているときは、「来週のなかごろまでに、お返事をいただけますと助かります」のように、ていねいに目安を伝えるとよいでしょう。相手にむりをさせない書き方を心がけると、気持ちよくやりとりができます。
合わせの場所も、いっしょに考える
合わせの練習をどこでするかも、はじめに相談しておきたいことのひとつです。伴奏者の方のお宅や教室、ピアノのある貸しスタジオなど、いろいろな場所が考えられます。お子様が通いやすいか、ピアノがあるかなど、おたがいの都合を聞きながら決めましょう。
断られても、気にしすぎない
お願いしても、予定が合わずに断られることもあります。それは、めずらしいことではありません。「ご連絡ありがとうございました」と、お礼を伝えて、次の方をさがしましょう。
一度引きうけてもらったら
伴奏を引きうけてもらえたら、日にちや時間、場所などの連絡は、できるだけわかりやすく、早めにするよう心がけましょう。予定がかわったときも、すぐに伝えることが大切です。
伴奏者が見つからないときは
早めに先生に相談する
いろいろな方法でさがしても、伴奏者が見つからないこともあります。そんなときは、ひとりでなやまず、早めに先生に相談しましょう。ほかの方をしょうかいしてもらえたり、別の方法を考えてもらえたりすることがあります。
伴奏音源でも出られるコンクールをえらぶ
コンクールの中には、伴奏音源をつかって出られるものもあります。どんな音源がつかえるかは、コンクールによってちがうので、要項をよくたしかめましょう。
まとめ
- 伴奏者をさがす前に、要項で「伴奏者が必要か」「音源をつかえるか」をたしかめる
- 伴奏者の探し方は、歌の先生への相談がいちばん安心。ピアノの先生や音楽教室、サービスなども方法のひとつ
- 伴奏依頼の方法は、コンクール名・日にち・会場・曲・合わせの回数を、はじめにまとめて伝える
- 謝礼のことは、お願いするときに正直に相談する
- 早めにお願いし、見やすい楽譜を用意する
- 見つからないときは、早めに先生に相談する
伴奏者の方が決まったら、次は合わせの練習です。はじめての合わせで気をつけたいことは、こちらの記事にまとめています。ピアノ伴奏者との合わせ方|はじめての伴奏合わせで気をつけることと、当日までの準備また、こどもの歌声グランプリは、オンラインの動画審査だけで出られるコンクールです。幼児からシニア(65歳以上)までの8部門があり、ジャンルは自由です。講評とデジタル賞状がとどくので、お子様の歌のよいところを知るきっかけになると思います。こどもの歌声グランプリ